ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニングのレビュー・感想・評価
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イーサン・ハント/ノー・タイム・トゥ・ダイ。 トムちゃんはアクションをやめへんでーー!!!
IMFエージェント、イーサン・ハントの活躍を描くスパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第8作。
前作から2ヶ月、世界は暴走したAI“エンティティ“により分断と混乱に満ちたものになってしまっていた。エンティティを制御する鍵を手に入れたイーサンは、それを消滅させる為に仲間たちと共に宿敵ガブリエルの行方を追うのだが、隙を突かれた彼とグレースは逆にガブリエルに捕えられてしまう…。
監督/脚本…クリストファー・マッカリー。
○キャスト
イーサン・ハント…トム・クルーズ(兼製作)。
ベンジー・ダン…サイモン・ペッグ。
ホワイト・ウィドウ…ヴァネッサ・カービー(アーカイブ出演)。
グレース…ヘイリー・アトウェル。
1996年から続いてきた『M:I』シリーズも遂にファイナル。トム・クルーズさん、お疲れ様でした〜🎉
思えばシリーズ1作目から約30年。同じ俳優が主人公を演じ続けたシリーズでここまで長く続いたものは、これ以外には『男はつらいよ』(1969〜2019、渥美清が主人公を務めたのは実質1995年まで)くらいしかないんじゃないでしょうか。これからはトム・クルーズの事を“USの寅次郎“と呼ぶでっ!
全作鑑賞済みとは言え、正直言って『M:I』シリーズの事は殆ど覚えていない。どれがどれやら、マジで全部ごっちゃ混ぜになってしまっている。直接の前編である『デッドレコニング』(2023)についても、もの凄いふわっふわした記憶のまま本作に挑みました。
予習無しで大丈夫かっ!?と少々心配していましたが、結論から言えば全く問題無し。『1』から今に至るまでの総決算的な内容なのですが、「お前はあの時の○○!」や「実はあの時の○○は…」など、これまでの登場人物や出来事とリンクする様な時には過去のアーカイブ映像が流れるという親切設計で、自分の様なライト層でも安心して観ていられる。
そもそも、作中でセルフツッコミが入っていたように、『M:I』シリーズの基本構造は「仲間の命を人質に取られたイーサンがなんやかんやで世界を救う」というパターンで統一されており、ぶっちゃけストーリーとか有って無い様なもの。トムの「俺のやりたいスタントベスト10」を描くための装置としてこのシリーズは機能しており、それはこの最終作でも何ら変わっていない…どころか、それがちょっとどうかしちゃってるレベルにまで先鋭化されてしまっている。
“トム・クルーズとは一体何者なのか“。
全ての映画ファンが、この問いに頭を悩ませてきた事だろう。キャリアの初期はヤングアダルト・スター、いわゆる「ブラット・パック」の1人としてみなされてきたが、『レインマン』(1988)や『7月4日に生まれて』(1989)で演技派としての地位を確立。その後、『ミッション:インポッシブル』シリーズが始まると共に徐々にアクションスターへとシフトしてゆき、シリーズ4作目『ゴースト・プロトコル』(2011)辺りで完全に今のトムの雛形が完成。その後は「アクションバカ一代」として映画界の果てしなく遠い男坂を1人爆走している。
過激なスタントを生身で熟す、という近年の傾向から“USのジャッキー・チェン“とも称されて(揶揄されて?)きたトム。
自分も「トムはジャッキーに憧れているのだろう」などと思っていたのだが、今作を観てしまったからにはその認識を改めなくてはならない。
この映画でのトムの振る舞いを見てもらいたい。やたらとパンツ一丁になり、裸一貫で北極海にダイブ。空中では飛行機にしがみつきながら、猛風で変顔。なんやかんやあって最後にはスカイダイビング。これはもう映画スターというより、リアクション芸人の領域ではないのか?
そう、何を隠そうトム・クルーズはジャッキー・チェンではなく、“USのダチョウ倶楽部“を目指していたのだ!!
親日家のトムの事、きっと日本のバラエティ番組「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ‼︎」(1989-1996)を観ていたのだろう。そこで芸人たちがロケバスごと海に沈められたりロケットランチャーで爆撃されたりスカイダイビングされられたりする姿を見て「This is it ‼︎」と叫んだに違いない。
「俺もこの番組に出ているダチョウ倶楽部さんみたいになりたい…」。そう思ったトムは研鑽を重ね、遂には裸芸に氷風呂、そして変顔までも習得。上島竜兵亡き今、その後任者として名乗りをあげる。
リアクション芸を手にしたトム、今後はお茶の間で「Monsieur Muramura」や「Kiite naiyo〜」と言った往年のギャグを披露してくれる事だろう。きっとそうに違いないんだ…。
…一体俺は何の話をしているんだ…?
何が言いたいのかと言うと、とにかく今回のスタントは凄いッ!あまりにも凄すぎて殆どコメディ映画…というかギャグ漫画の世界に足を突っ込んでしまっている。
格闘漫画「刃牙」の作者、板垣恵介はインタビューで「『こんなの笑うしかないだろ!?』というのを表現したい」と述べていたが、トム・クルーズもまたマジなのかギャグなのかわからないという「シリアスな笑い」を体現した存在へと昇華してしまった。
笑わそうとしているのかしていないのか、それすらハッキリとはわからないところに彼の得体の知れなさを感じずにはいられない。
はっきり言って、本作の旨みは中盤の潜水艦パートとクライマックスの空中パート、この2つのスーパースタントのみ。そのために169分というクソ長いランタイムが費やされており、冷静に考えると「ふざけんなっ!!」と一喝したくもなるのだが、観ている間は全く退屈しないのが不思議。中身がスカスカなのは認めざるを得ないが、だからこそ味わう事が出来るゴージャスでリッチな映画体験もあるのだと、この映画は教えてくれる。
「IMFには他にエージェントがいないのか…?」とか「作戦の意味がサッパリわからんのですが…」とか「水圧舐めんなっ!」とか、ツッコミどころは死ぬほどある訳だが、そういう雑念は一旦脇に置いておいて、トム様の命懸けのスタントに胸を踊らせたい。
コロナ禍やハリウッドストライキの影響を受け、完成が伸びに伸びてしまった本作。そのせいもあり、製作費が4億ドルというちょっと考えられない数字になってしまった。これをペイするためには興行収入10億ドル以上出さないといけないんだって。…そんなもん無理に決まってるだろっ!!いい加減にしろっ!!
ただ、公開が遅れてしまったのはなにも悪い事ばかりではない。フェイクニュースと陰謀論によりインターネットをカルト化し、猜疑心により人々を分断させるというエンティティのやり口は、たった今我々が直面している世界的な問題の合わせ鏡となっている。当初は2022年に公開する予定だったというが、もし予定通りに事が進んでいたら、本作の内容はただのSFとして一笑に付されていたかも知れない。公開が遅れたからこそ、この物語の風刺性はより鋭さを増したと言えるだろう。
だからこそ、エンティティの扱いの雑さには正直ガッカリ。タイムリミット以上の役割を果たしていないじゃないか…😮💨
ぼんやりとしか描かれていないが、どうやらエンティティを信奉するQアノンの様なカルト信者が世界中にいるらしい。じゃあ今回の敵はどう考えてもそいつらにすべきだっただろう。そうすれば今回の名言「お前はSNSの見過ぎなんだよっ!」がもっと活きたものになったはず。
また、激ヤバAIだというエンティティが全くそのヤバさを発揮していない点もよろしくない。意思を持ったAIだからこその嫌らしさ、例えば悪意のあるウソや陰謀論で世界を掻き乱し、各国の代表が自らの手で核のスイッチを押す様に仕向けるとか、そういうものを描いて欲しかった。
もう一点苦言を呈するなら、チームのメンバーが微妙すぎる。ルーサーが早々に退場してしまった事もあり、見知った人はベンジーだけ。後はほぼ全員が前作で初登場した新メンバーじゃん!ダンローなんてレアキャラを今更引っ張り出す必要あった!?
元々『M:I』シリーズはメンバーの入れ替わりが激しいのでこれがデフォルトといえばそうなのだが、最終決戦くらいはバチッとしたオールスターキャストを見たかった。メンバー間のケミストリーという意味では、やはりシリーズが進むごとに敵すらも味方に取り込んでどんどんファミリーが増殖してゆく『ワイルド・スピード』シリーズ(2001-)の方に軍配が上がるか。
結局、『ローグ・ネイション』(2015)のハント/ブラント/ベンジー/イルサ/ルーサーの5人体制がベストだった。ジェレミー・レナーとレベッカ・ファーガソンがシリーズに復帰してくれれば、今回の盛り上がりも5割増しくらいにはなっていただろうけど、まぁ色々と難しいんだろうね。
何処に評価軸を置くかで賛否が分かれそうな本作。ウェルメイドなスパイ物語を期待している人にとってはダボハゼみたいな映画だろうが、「トム・クルーズによるビックリスタント見本市」を求めている人にとっては十分に満足がゆく出来栄えなのではないでしょうか。
『M:I』シリーズも完結したし、これでトム・クルーズもアクションスターからは引退…しそうにないなこれは。
「トムちゃんは100歳になってもアクションをやめへんでー!!!」と、インタビューで高らかに宣言したトム。『トップ・ガン3』や『デイズ・オブ・サンダー2』、更には宇宙ステーションで映画を撮るという野望まであるという事だが、トムには“USの寅さん“、そして“USのダチョウ倶楽部“として、渥美清や上島竜兵の分まで精一杯活躍して頂きたい。陰ながら応援してますっ!!
※『デッド・レコニング』では『カリオストロの城』(1979)を髣髴とさせるフィアットでのカーチェイスが描かれていた。マッカリー監督はインタビューで「『ルパン』なんて知らん」とキッパリ言い切り、その影響下にはない事をアピールしていたが、今回の水中スタントもちょっと『カリ城』っぽかった様な…。複葉機でのチェイスシーンは『紅の豚』(1992)っぽかった様な…。飛行機のカラーリングとか風圧で顔がベロベロになるとことかそのまんま。
今回、映画のプロモーションで25回目の来日を果たしたトム。その合間にマッカリー監督と共に「ジブリ美術館」を訪れた事が明かされた。
…トム&マッカリー!きさま!(やっぱりジブリを)見ているなッ!
※※『M:I』シリーズ超私的ランキング!
🥇『フォールアウト』(ヘンリー・カヴィルも頑張りました)
🥈『ファイナル・レコニング』(評価が高すぎる気もするが、餞別の意を込めて)
🥉『ローグ・ネイション』(飛行機はへばりつくもの)
④『ゴースト・プロトコル』(高層ビルの清掃員さんは凄い)
⑤『デッド・レコニング』(戸田奈津子よ、固有名詞の「それ」なのか代名詞の「それ」なのか分かりづらいぞ)
⑥『3』(悪役はこれが1番)
⑦『1』(当時SNSがあったら大炎上していた事だろう)
⑧『2』(ハト!ロン毛!クライミング!)
まさにチームワーク
4DX、椅子から放り出されそうな動き。 前作の直接的な続編であり、...
やっぱり凄い
トム・クルーズ凄い!
本当にスタントマン無しでやってるとは恐れ入りました。
ストーリー的には過去作を知らないと「?」になりそうですが、今回のミッション完了に向けて奇跡的な場面が多発します。
潜水艦から脱出したあとの助かり具合は都合が良すぎでしたし、大統領があの時ボタンを押してたら?とか突っ込み所も多発しましたが結果的には面白かったです。
これはもう一度見たいですね。
終始よくわからなかった
シリーズ通して見てないとよくわからない設定なのか。
ちょこちょこ短い回想シーンがあり、
AIを破壊するプログラムが沈没した潜水艦にある理由もわからなかった。
それをなぜトム・クルーズしか取りに行けないのか?
大統領たちをトム・クルーズが説得してたけど
何を説得しようとしてたのかなんかいまいちだった。
普通にAIを壊すプログラムがあるから一緒に取りに行こうじゃだめなのか。
沈没艦にプログラム取りに行くときに、
極寒の海にスーツなしで2回も泳いでるが普通すぐ死ぬでしょう。。
温めたら復活できるものなのか。
AI制御プログラムと破壊プログラムを合わせたら無線通信でAIに届いたのか?
届いたあと5次元メモリにピッて入ったのもよくわからなかった。
ガブリエルやロシア兵もアホでトム・クルーズチームを制圧したのに
毎回逃してる。これが映画と言われればそうなんだけど。。
期待通り
ミッション・インポッシブル最高!!って言いたかった
結論から言うと、観ようと思ってる人は観に行こう。後悔はしない。でも、ミッション・インポッシブルシリーズに何を求めてるかによるけど、過度な期待はしないほうがいい。
いま、映画館から出てきて10分くらい経ってからこのクチコミを書きはじめてます。
当方、ミッション・インポッシブルのシリーズは全部映画館で観ていて、クチコミなんか書かいたこともなく、「クチコミなんか気にしないでみんな観るでしょ?だって最高な映画だから!」くらいに思ってた40代のおっさんです。
でもなんでクチコミを書いたか。
それは、まだ観てない人への注意喚起と、観た人がこのクチコミを読んだら「そーだったよね!」と同意してくれるかなと思い書いてます。
まず、良かった点。
①今回の無理難題な設定を無理にでもまとめ上げたこと。
②トム・クルーズがあの年齢でアクションを頑張ってた。
今回の設定ってもう究極に無理難題って感じがしてて、前作を観終わったあとには「これ、どーやって収集つけるの?」という感情で一杯でした。それを、どーにかこーにか辻褄を合わせて着地させたのは頑張ったねと評価したいです。あと、トム・クルーズはあの年齢でよく頑張ってると思う。よく走るし。そこは本当に拍手を送りたい。
そして、悪かった点。
①あまりにも都合が良すぎる展開。
②悪役のガブリエルのキャラ変。
③ポリコレ感。
④劇中のBGM。
⑤字幕の「それ」
⑥コレジャナイ感。
前述の通り、設定をあまりにも難しくしたので、一つ一つをクリアするのに「えー、うそー!」って都合のいい展開が目白押しです。そして悪役のガブリエル、前作では強キャラ感があったのに今作では逃げる逃げる。びっくりするほど逃げ足速いです。正直ヘタレ感があってガッカリでした。死に方もねぇ。「え、そんな死に方。。」って感じでした。ポリコレ感も凄かったですね。「何その配慮」って思うことこの上なかったです。世界配給するアメリカ映画って大変なんだなって思いましたね。
で、今回強く思った悪かった点の一つが劇中のBGM。3時間ずーっと「ズーーーーン」って重めな、よく言えば荘厳なBGMが流れててもう重いったらなんの。ストーリーの展開もそうだけど、なにもメリハリがなくずーっと重々しさがあって観てて辛かったです。
そして、字幕で表示された「エンティティ(人工知能)」を表す表現の「それ」。僕、そんなに字幕についてはあまり気にすることはないし、戸田奈津子さんも好きだし。でも、今回は再三「それ」って文字が出てきて頭が狂いそうになりました。字幕で読める文字数の制限とかの都合もあるかもしれないけど、あまりにも多用しすぎでした。「名前を言ってはいけないヴォルデなんとかさん」よりも名前を言ってはいけない感がありました。
そして、1番の悪かった点は、上記した内容を総じたことだけど、「ミッション・インポッシブルってこんなんだったっけ?」ってことです。ミッション・インポッシブルってハラハラ感とか、爽快な終わり方とか、たまに見せるニヤッとするような演出とか、なんだろう、娯楽映画のいい要素がバランス良く詰まってる印象があります。だけど、今回ってなんでか本当にずーっと重々しくって、スタントも確かに凄いけどキレが無くって、終わり方も「嗚呼、世界は救われたのだ」だけで。なんか、今までのファンを置き去りにした感じが少なくとも僕には感じられてしまいました。
ただ、この作品は観なかったらそれはそれで後悔するとは思います。大画面で迫力のあるシーンや、ズシーンとしたBGMも映画館じゃないと体感できないし。
何でしょね、やっぱり冒頭に書いた通り「過度な期待」はしないで観に行ったほうがいいかもしれません。過度な期待をしないで観に行って、「ミッション・インポッシブル、やっぱ最高じゃん!!」って感想で観終わってほしいと心から思います。
個人的には追いつかないが勿論文句のつけようはない
前作からお話についていけず、復習も怠ったので、なんとなく眺めている感じになった。トムの海や空のアクションは相変わらずすごく、今回のチーム戦の様相や〆の穏やかな終わり方は良かった。
毎度アクションてんこ盛りでお腹いっぱい
脚本から読み解く!ミッションインポッシブルは本作が最終作なのか?
僕はスターウォーズが好きで
何度も何度も見返すほどだったのだが
ディズニー売却後から
スターウォーズとは少し距離を置くようになった。
ルーカスが離れたことで
スターウォーズ世界を描いてはいるものの
“イズム”の継承が徹底されないまま
作品ごとの監督がどう解釈するかによって
当たり外れが生じてしまったからだ。
そもそも映画タイトルがシリーズとして
成功することは難しいことだし
長く続いた上に作品の“イズム”が
継承され続けることなんて
他のシリーズ作品を見回してもあり得ないこと。
そんな中、ただ一つ例外と言えるのが
ミッションインポッシブルである。
そして本シリーズの“イズム”とは
他ならぬトム・クルーズの存在そのもの。
本作はサブタイトルが“最後の試練”を
意味することから
シリーズの最終作と噂されている。
その根拠はサブタイトルだけでは無い。
本作がシリーズの集大成として描かれ
イーサンとトムの29年間に渡る
長い旅の終着地を思わせるからである。
だがファンならば続編を期待してしまう。
果たして本作はシリーズ最終作なのだろうか?
その可能性をさまざまな角度から考えてみたい。
続きはnoteにて
検索【辻井宏仁】
スタローンでさえ
封切り後一週間の地元シネコンで鑑賞
トム・クルーズの代表作となったミッションインポッシブルシリーズの完結編(らしい多分)
見終わっての感想を一言で言えば、御年62歳のトム・クルーズが体を張る、張る、ひたすら張る。
その姿は尊くもあり、どこかコミカルでもあり。
なんでだろう、と自分の映画遍歴を振り返ります。
80年代のハリウッドのアクションスターは私の青春でもありました。
スタローンやシュワちゃんの作品は殆どリアルタイムで劇場で見た、はずです。
スティーブン・セガールはなんか違う感があって敬遠していたかな。
そんなマッチョマン達も年齢を重ねるごとにお肌の露出は控えていきました。
多分(演技を酷評されてラズベリー賞常連だったスタローンは特に)若い頃の反動なのではと思います。
当時のトムといえば「トップ・ガン」「カクテル」で鮮烈な笑顔を振りまきアイドルの座を不動のものとしたにも関わらず、「レインマン」や「7月4日に生まれて」で演技派への転身を模索。
正直ビミョーな演技(失礼)の割にまぁまぁ評価されていた、のかなぁ。
そのトムが。
まさか60歳を過ぎてパンイチでバリバリのアクションを日米同時公開してるなんて。
一体誰が想像できたでしょう。
劇中に登場するスーパーAI「それ」でも無理じゃね?
そうそう、もう一つ強く感じたのがラスボス「entity」が和訳で「それ」だったこと。
前作からやたら登場するのですが会話としては分かりづらい。
いっそ「エンティティ」のほうがよかったんじゃないかなぁ。
まぁレジェンドの戸田奈津子さんが訳してるので、きっとこちらが正解なのでしょう。
細かいとこはともかく総じて面白かったです。
3時間の大作ですが長さを感じさせないのはトムのサービス精神の賜物でしょう。
悪く言えば古臭い。
良く言えばノスタルジックなアクションシーンをこれでもかと放り込んできます。
中盤の潜水艦のシーンは、これまでならベンジーやルーサーがデジタルでアシストしてたかもしれませんが、今回はトムが体一つと根性でぶち破ります。
この辺は、最強AI相手なのでデジタルは使えない、という設定が上手く生かされていたのかなぁと。
というわけで、作り手の熱意が伝わってくる映画って最近希少ですよね。
ハリウッドなら特に。
「トップ・ガン マーヴェリック」の時も強く感じたことですが、今どき「この作品は映画館で見るべき」と人に勧められる貴重な映画だと思います。
イーサンハントは死なない
いつものことながらピンチの連続。
でもイーサンハントは死なないのだ。
極寒のベーリング海で潜水艦がいる深度で裸で泳いでも大丈夫だし、パラシュートが燃えても予備をちゃんと持ってるのだ。
それでいいのだ。
そもそもインポッシブルなミッションををやってるのだから。
前編を見てないと分かりにくいところはあると思うけど細かいこと考えないで見るには良い映画です。
やっぱり トム・クルーズ…⭐︎
前作が中途半端な終わり方だったので、それほど期待せずに鑑賞したけどやっぱり面白かった。
CGを駆使しているとはいえ予算のかけ方が桁外れで、トム・クルーズを始めいつもの面々が充分期待に応えている映画。
3時間という長丁場にも拘らず、次から次へと降りかかるピンチ(それはないと思うシーンもあるけど)、
イーサン・ハントは大丈夫と思って見ていても終始ワクワクドキドキしながら見ることが出来た。
予算のかけ方が他と全く違う次元なんだなぁ…。
大統領が黒人の女性で、空母の司令官(?)も女性というところがいかにもアメリカ的。
過去の作品の人物も登場して、ずっと見ている人には「あの時の!」と思える楽しみも。
これで最後っぽいシナリオだったけど、まだまだ続くのか。
でも、アーノルド・シュワルツェネッガーのターミネーターやシルヴェスター・スタローンのランボーの
ように、トム・クルーズがここまでのアクションがいつか出来なくなった時が終わりなのか。
ファンだったビング・レイムスが今回で退場してしまい、それがすごく残念で⭐︎➖0.5。
期待を裏切らない大作。
それはそれとして169分はやはり長く内容は難解だったよトム
2025年映画館鑑賞50作品目
5月30日(金)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督と脚本は『アウトロー』『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』『ミッション:インポッシブル フォールアウト』『トップガン マーヴェリック』『ミッション:インポッシブル デッドレコニング』のクリストファー・マッカリー
脚本は他に『ミッション:インポッシブル デッドレコニング』のエリック・ジェンドレセン
これで終わり?
前作の続篇
AI「エンティティ」に支配された世界
それによって核戦争が始まってしまう
それを無効化するため戦うイーハンとその仲間たち
脚本が良くない
難解
ここ10年20年のハリウッド映画の傾向
小型飛行機での格闘戦と潜水艦からの脱出が見どころ
AIなんかに支配されたくない
手塚治虫の火の鳥でそんな話あったような
GoogleもYahooもAIは全く役に立たない
戸田奈津子がエンティティをほぼ「それ」と翻訳した
岡田彰布に影響を受けたのか
あれは「あれ」だけど
配役
IMFエージェントでありチームのリーダーのイーサン・ハントにトム・クルーズ
IMFテクニカルフィールドエージェントでありイーサンのチームのメンバーのベンジー・ダンにサイモン・ペッグ
IMFコンピュータ技術者で長年親友のイーサンと共にチームで行動しているルーサー・スティッケルにヴィング・レイムス
かつてアブダビの空港で出会った泥棒で現在はIMFチームと共に行動しているエージェントのグレースにヘイリー・アトウェル
CIAに勤務していたアナリストでセキュリティを破られた失態でセントマシュー島に左遷させられそこでタペッサと出会い結婚したウィリアム・ダンローにロルフ・サクソン
ダンローの妻のタペッサにルーシー・トゥルガルジュク
イーサンと対立する暗殺者のガブリエル・マルティネリにイーサイ・モラレス
ガブリエルに裏切られたフランス人暗殺者でイーサンの仲間になるパリスにポム・クレメンティエフ
イーサンを追うアメリカ諜報部員のジャスパー・ブリッグスにシェー・ウィンガム
ブリッグスの元相棒で看守でイーサンの仲間になるドガにグレッグ・ターザン・デイヴィス
CIA長官のユージーン・キトリッジにヘンリー・ツェニー
元CIA長官で現アメリカ大統領のエリカ・スローンにアンジェラ・バセット
大統領補佐官のウォルターズにジャネット・マクティア
国防長官のサーリング・バーンスタインにホルト・マッキャラニー
統合参謀本部長のシドニーにニック・オファーマン
DIA長官にインディラ・ヴァルマ
NRO&DNIのトップのリチャーズにチャールズ・パーネル
NSA長官のアングストロームにマーク・ゲイティス
大統領護衛にアラン・カルトン
大統領護衛にロレイン・タイ
英国大使館に派遣されているエージェントのボールディングにロス・マッコール
英国大使館に派遣されているエージェントのブロックにフーゴ・ソルター
航空母艦の司令官のニーリーにハンナ・ワディンガム
航空母艦の作戦支部の師長にジョン・ジョイス・オキーフ
航空母艦の少佐のベネットにシドニー・コール・アレクサンダー
航空母艦の中尉のアコスタにガブリエラ・ピアッツァ
航空母艦艦長のコリンズにエリオット・ジャンクス
航空母艦の航海士にマーティン・マクドゥーガル
ニーリーの補佐官にマドレーヌ・デイ
潜水艦オハイオの艦長で大尉のブレッドソーにトラメル・ティルマン
潜水艦オハイオの乗組員でイーサンに潜水スーツを貸すコディアックにケイティ・オブライエン
潜水艦オハイオの乗組員で説明係のピルズにスティーブン・ヤング
SNSが好きな潜水艦オハイオの乗組員のヘイガーにトーマス・パレーズ
潜水艦オハイオの乗組員で救出班のシャーリーにポール・ブリオン
潜水艦オハイオの看板長にジェイ・サイガル
潜水艦オハイオの当直長にカイル・アフドーラ
潜水艦オハイオのソナーにイサタ・カマラ
潜水艦オハイオの操舵手のシェーン・アフォラビ
潜水艦オハイオの無線係にダイラン・クスマン
潜水艦オハイオの乗務員にブリジット・アモフォー
潜水艦オハイオの乗務員にケイティ・バースタイン
潜水艦オハイオの乗務員にアンドリュー・プリンス・ボアテング
潜水艦オハイオの乗務員にスタンレー・エルドリッジ
潜水艦オハイオの乗務員にアイシャ・メイ・ハンター
潜水艦オハイオの乗務員にドミニク・リーダー
潜水艦オハイオの乗務員にサム・リーリヤ
潜水艦オハイオの乗務員にロイド・ジェームス
潜水艦オハイオの乗務員にエイドリアン・ムイカノビッチ
潜水艦オハイオの乗務員にジェイコブ・オコナー
潜水艦オハイオの乗務員にセブ・スレイド
潜水艦オハイオの乗務員にネイサン・ワイリー
潜水艦オハイオの乗務員にルネ・バリオス
ロシアの大尉で工作員のコルツォフにパシャ・D・リチニコフ
イーサンとガブリエルの過去に登場するマリーにマリエラ・ガリガ
エンティティ設計者の一人のデンリンガーにケイリー・エルウィス
大統領の手紙を渡す軍曹のアームストロングにエリン・バトル
大佐のバーディックにトミー・アール・ジェンキンス
海兵隊軍曹にジェス・カーン・リー
海兵隊軍曹にハリソン・ダニエルズ
補佐官にシーメール・アリ
メッセンジャーにピーター・デブリン
メッセンジャーにジュード・マック
オペレーターにステファニー・ニューウェンハウス
大尉にマルチン・ドロチンスキ
副隊長にイワン・イヴァシュキン
甲板員にザハリ・バハロヴ
ソナーマンにジョン・カルタル
ソナーマンにオーズ・リーン
艦尾オペレーターにマット・メリッキ
エリカの息子のカワベナ・アンサン
エンティティの盲信者にライノー・オールエイン
エンティティの盲信者にニッド・ キャンベル
エンティティの盲信者にチャーリー・カーター
エンティティの盲信者にシャンテル・ロマン
イヌイットの漁師にマーク・タックアグアク
イヌイットの漁師にイペリエ・オオトヴァ
イヌイットの漁師にジャッキー・クランネット
ガブリエルの手下にジョン・ロメイン
ガブリエルの手下にルネ・ブレイベル
ガブリエルの手下にリー・チャールズ
ガブリエルの手下にカイル・フリーマントル
ガブリエルの手下にイゴール・カルパビッチ
看護師にイジャン・ヘイ
船員にアントニオ・バスタフ
ウエイターにパブロ・ディスカ
トラファルガー広場の抗議者にショーン・フロスト
学生にオースティン・ヘインズ
虐められている少年にノア・レゴット
観客にダビデ・セカルコン
エージェントにディーナ・トゥルーディ
頑張るトムクルーズが観れる!
全908件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。