「帰りの終電の地下鉄で」異端者の家 きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
帰りの終電の地下鉄で
酔っ払いのイキり陰キャオタクがふたり
大声でポケポケのアルセウスの話してて
「お前は神を背負えるのか?」とか御託並べてるけど
日本の神様って本当にカジュアルで素敵よね。
過去も現在も世界の混乱は大抵は三大宗教と
そのバリエーションによって引き起こされてるし
(まあ自由主義経済が現在の最大の宗教だとしてもさ)
何かを信じさせることで人々を戦いに導いてきたから
結論を聞く限りこの話はその縮図でしかないんだよな。
オリジナルがユダヤ教で
あとは模倣とアレンジでしかないって言われて
それぞれの宗教を信じる人はどう思ったんだろ?
特にモルモン教徒とレディオヘッド教徒は
かなり複雑な心境になったと思うけど
いまいちピンとこない日本に生まれて良かったね。
でも日本には「無関心」と「意地悪」と「陰口」っていう
とてつもない宗教があるからなあ。
お天道様が見てても悪いことするようになってしまったし。
パパ活や風俗がすごいのも倫理観が宗教に根ざしてないから?
と思ってGrokに聞いたら全世界的な現象だったごめん。
そう考えるとシスター・バーンズの改宗させる手段は…?
ビショップとの関係は?とか邪推したりしちゃう。
なんだか所々に性的な話出てくるしね。
あとストーリーの核に荘子の逸話しか持ってこれないのは
西洋文明の持つ閉鎖性を如実に物語ってるわね(私見)。
まあ共通のナラティブはそれぞれの聖典しかないものね。
主演の2人は本当に可愛くて素敵。
ヒュー・グラントはすごい良いんだけど
狂気を演じるにはどうしても上品すぎるんだよなあ。
あと家のミニチュアの演出はすごく良かったです!
それではハバナイスムービー!
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