「ヤマなし、オチなし(加筆してます)」異端者の家 かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤマなし、オチなし(加筆してます)
残酷で目を背ける場面が多かったが、特にヤマもなく。オチもなし。
ヒュー・グラントはラブコメに出ているときと全く同じ雰囲気で、サイコパスの不気味さなし。
見知らぬ女性の二人組が家を訪ねてきたら99%宗教の勧誘なので、映画を見ながらつい嫌な顔してしまった。最初から彼女たちにあまり同情的になれない。
ヒュー・グラントが長々と理屈を並べている間にいつの間にか寝てしまって気が付いたらすでにふたりが監禁されていました。
「宗教」というものに、反射的に胡散臭さを感じてしまうので、リード氏の言う事のほうが「正論」に聞こえてしまう。「宗教は『支配』だ」というのには共感するものがある。
それから、「布教者はセールスマンのようなもの」も、良くも悪くもその通りだと思うし、個人的には宗教組織は、優れた集金システムだと思っている。
(私の「信仰」は日本の八百万の神をなんとなく信じていて、若干の縁起を担ぎ、お正月には初詣をして神社で100円硬貨でお賽銭を納めて守護やご利益を祈るようなものなので、そう感じてしまうのかも。)
多分ですが、日本人はそう思っている人が多いんじゃないだろうか。
リード氏は持論として宗教=支配にたどり着き、それを証明するため、試験的に囚えた女性を恐怖で支配し、「宗教」を作ってみたのよ、どうよ、とわざわざモルモンの宣教師に見せつける。
リード氏はぷち宗教を地下室で作り上げて、自身の宗教論議に拮抗できる相手を待っているのかも、と思いました。
専門家と思しき宣教師を呼び寄せて議論をふっかけて、不合格なら実験対象として地下に監禁、そして次を待つ、という感じだったのかも。
覚醒したシスター・パクストンには、自身の箱庭宗教を見せてみて、モルモンとして議論相手となれるかもな段階に至ったような。
宗教にはこだわるが倫理には微塵もこだわらないのがアタオカで怖い。
そしてリード氏は小難しいことをファーストフードやモノポリーなど、身近なものに例えるのが上手。コドモニュースの解説者のようです。
囚えられて檻に入れられていた女性たちは、リード氏に呼ばれて宗教団体から派遣されてきた布教者たちではと思うが、あの付近で行方不明になった女性が多いということでもっと騒がれていそうなものです。
コメントありがとうございます。
家の裏が崖と言っていたので、直前海に放り投げられるようにでもなってたのでしょうか。
それでも何かしらの痕跡(そうでなくても怪しい地下室)が見つかりそうですが。
自分を認めさせたいというところは同感なのですが、洗脳(支配)に成功した女性を使い捨てるんですよね。
サイコパスだからと言われたら何も言えませんが…
コメントありがとうございます。
なるほど確かに、リードは手応えのある議論が出来る相手を探していたのかもしれませんね。
リードは支配が宗教の本質だと主張していて、確かに支配に都合よく使えるという側面があるから昔から宗教は権力者に利用されてきたわけですが、パクストンの主張もまた宗教の位置付けとしては多分正しいわけで、宗教とはなんぞやと定義するのって難しいなと思いました。
こんにちは〜。コメントありがとうございます。
エルダー、絶対何かやってくれるだろうと思っていましたが、何もなしでした。
なかなか点数は別れているようですが、私的にはグッド👍️でした。
ネモフィラ、とてもきれいでしたが、1週遅かったかなって感じでした。
おっしゃるとおり 同意です。なぜ 信じるものが 金に換算されるのか バカバカシクて宗教は入るつもりありません。宗教法人は非課税なので まさに 坊主丸儲け。もう80%くらい課税すべきです。
奇跡も一度も見せてない。誰も見せていない インチキそのもの 詐欺だと思います
あっ個人的意見ですので・・・ありがとうございました😊
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