「やり尽くされたフォーマットでも、プラスアルファでマル」異端者の家 フラレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
やり尽くされたフォーマットでも、プラスアルファでマル
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やり尽くされたフォーマットでも、プラスアルファがあることで映画として成立する好例。
若い女性が不気味な館を訪れてサイコパスに解禁されるという何度も見た光景。ただ、そのサイコパスはヒュー・グラントであり、若くて少々現代的なシスター、そして宗教や信仰心について語り合うというプラスのプロットによって、「もう、見飽きた」から「興味がそそられる」に変わる。
モノポリーや音楽を例にした説明。まさかのファントムメナスネタ。
そして、最強?の宗教=支配という結論。
特に悪魔ネタのホラーでは、信仰心によって主人公側が勝利という筋書きが多い中、
今回の切り口はよかった。
首を切られた女の子の謎の一時復活はあったけど。
ゾンビのような女性やサイコパスの登場場面(振り返ったらいるとか)を必要以上に観客にビビらせない、
音でビビらせない、様子を見に来た関係者を殺さない点なども
安易な方向に走らなかった結果として好印象。
名作とまでは言えないけど、
満面の笑顔からイカれ顔に変化するグラント、同系映画スプリットのアニャのような存在感のソフィー・サッチャーの演技でサクッと観るホラー映画としては満足でした。
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