「自分の人生を投影しながら観る作品」HERE 時を越えて Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の人生を投影しながら観る作品
人は生まれてから、誰かと出会い、愛を育み、家族を育てる、やがて老いて、生涯を終える。本作は、人類が始まって以来、太古の昔から時代や世代を超えて繰り返されできた、そんな人々の営みを定点カメラによって現代までずっと映し出している作品だ。
10代、20代の若い世代向けではないかも知れないが、ある程度振り返るに足る年数を人生で費やした人々にとっては、住んでいる国や時代が異なっていても、登場人物の誰か、あるいは起きる何らかの出来事に自分自身を重ねることができて、胸に刺さるに違いない。
ところで、VFXを駆使して主演の二人が10代から70代まで演じているが、そこまで必要だっのだろうか?若手の役者と交代だと出演時間が少なくなってしまうといった懸念でもあったのだろうか?それこそ、ロビン・ライトが主演を務めた2013年制作の『コングレス未来学会議(The Congress)』を思い出してしまう。
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