「ゼメキスの映像マジック」HERE 時を越えて ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
ゼメキスの映像マジック
ロバート・ゼメキスという監督は、時々実験的独自映像に挑戦した作品を作るが、これもその一本。
カメラの位置を固定し、そこに映る太古から現代までの様々な出来事を描き出す。恐竜、アメリカ原住民、そして家が建ってからは、その居間。
主に描かれるのは、二世代の家族だが、せわしなく時代が前後しながら切り替わるので、感興を覚える暇もなく、疲れてしまう。
お洒落な場面転換技法、若者時代から老人までを違和感なく見せるVFXの素晴らしさ、美しい音楽など、いいところも沢山なのだが、ケレンにとらわれ過ぎてしまった。
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