「それにしても、邦題の浅いことよ。。。」ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
それにしても、邦題の浅いことよ。。。
2024(日本は2025)年公開、ドイツ・オーストリア・スイス・イギリス映画。
【監督】:キリアン・リートホーフ
【脚本】:マルク・ブルーバウム、ヤン・ブラーレン、キリアン・リートホーフ
主な配役
【ステラ・ゴルトシュラーク】:パウラ・ベーア
原題は、『Stella. Ein Leben.』(ステラ。ある人生。)
というらしい。
邦題は、「ある人生」にあたる箇所を、
「ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」とした。
本作を鑑賞して、邦題の浅さが気になった。
ステラは、確かに密告した。
密告し続けた。
英語版wikipediaでは、600人〜3000人とされている。
結局、両親も救えなかった。
戦後、ソ連で10年の懲役に服し、
ドイツに帰国後も裁判が待っていた。
旧友はステラに対して、
「悔いてくれ」
と悔恨の態度を示すことを強く諭す。
だが、ステラは意に介さず、能天気な会話を続けようとする。
ステラは、ただ、忘れたかったのではなかろうか。
確かに加害者であったが、
被害者であったことも事実だ。
ステラが受けた拷問や性的な虐待に対して、
誰なら耐えられたというのだろうか。
裁判時には、精神疾患の疑いも指摘された。
映画のラストに紹介された彼女の最期を思うと、同情を禁じ得ない。
まあまあ過激な性描写もあり、
ステラ役の女優さんは、実物の写真とはまるで異なる。
もっと、
内的な要素に踏み込んだ作品だと良かった。
☆2.5
今晩は〜^ ^
レビューにイイネ有難う御座います☆
原題で観ていたら感想も違っていたと思いますorz
ある人生…被害者であり加害者でもあるステラでしたが密告している間は(バンドボーカルをしていた時に人気でしたよね)あの人気再び‼︎と思っていたのでしょうか…何だか楽しんでいた感じがしました( T_T)過去に追われていた様な。。
特に非英語圏の映画に、説明のつもりか、日本語のサブタイトルがよくつきますね。全てではありませんが、観客の自由な感想や思考の邪魔になっている気がします