「悲しい女性だなぁ」ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい女性だなぁ
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アウシュビッツの映画は数限りない。
どの映画もあまりの残虐さに目を覆うような内容だ。
でも,今回はもっと辛いテーマだった。
ステラは身勝手な女性だけれど、自分なりには大切な人を救おうとしていた。最後に裁判にかけられる。彼女のせいで身内が死んでしまった人たちの恨みを一身にうけ、無実になったとはいえ,悲しい生涯をおえる。
彼女は拷問されたり脅されたりして少しずつ密告者になっていく。彼女は決して悪人じゃない。けれど侵した罪は罪なんだと思う。戦時下で人が人でなくなっていくことが本当に悲しい。
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