「頭の悪い田舎のおじさんが世界を滅ぼそうとする話?」邪悪なるもの カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
頭の悪い田舎のおじさんが世界を滅ぼそうとする話?
アルゼンチンのホラー映画。
粗は目立つが、久しぶりに身体の芯から怖さを感じた。
やはり得体が知れず抗いようのない悪魔憑きもので、見透かされているかのように人の弱さにつけ込んでくるという狡猾さに対する恐怖には本当に弱いので。
悪魔憑きの処理人や処理手順、やってはいけない7つのことなどは非常に面白い設定だし、もう少し掘り下げても良かった気はするが、学校のシーンは怖すぎてマジに震えた。
登場人物達、特に主人公ペドロはほんとに自分勝手で心底頭が悪く、冷静に話し合ったり言葉で説明する事が一切出来ず、ひたすら大声で喚き散らし、人の言うことに従わず強引に動くので、結果自身が媒介役となり感染を広げて行ってしまうといったアホさには辟易としたが、逆にああ言う人間を悪魔はいつもじっと待っていると考えるとまた恐ろしく感じてしまう。
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