奇麗な、悪のレビュー・感想・評価
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瀧内公美さん、良いですね(^-^)
瀧内公美さん目的で見に行きました。
今年に入って、『敵』で気になる女優さんになって、『レイブンズ』を先週見て、『奇麗な、悪』の予告を見て見に行こうと決めていた。。
解釈が難しい映画でしたね。
出てくるのは瀧内公美、一人だけ。
一人芝居です。
かなりチャレンジングな内容の映画でした。
罪の告白というのか、独白、激白する形で話は進む。
ただ、一応、見えない精神科医がいる体で、瀧内公美が一人で話し続ける。
これは妄想なのか、どういった設定なのかは分からない。
長回しのカットが多く、瀧内公美の話だけで映画は進む。
ワンカットでは無かった。
気になった点がひとつ。
カットが切り替わると髪を束ねた彼女と、髪を下した彼女が切り替わりで繋がらない所が何度かあった。
編集ミスにしてはお粗末すぎる。
あえてなのかとも考えたけど、理由は分からず。。
スクリプターさんがいなかったのかな。。
幼少期の告白から始まり、結婚、そして...
結婚後の展開がイマイチだったかな。。
もっと、告白内容を工夫しないと、瀧内公美の魅力だけでは厳しく感じた。
脚本がイマイチなんでしょう。
エンドロールの最後に脚本・監督、奥山和由。
久しぶりに見る名前。
松竹でプロデューサーをしていた頃はよくテレビに出ていたんですけどね。
最近は特に話題作に関わっていなかったと思う。
同じ脚本で役者と演出が変わったらと頭の中で考えてみた。
長澤まさみ、吉高由里子、倉科カナあたりで撮ってたら、どうなっていたでしょうね。
ただ、今回の瀧内公美さんはとても頑張っていたし、魅力的でした。
ことしは大活躍の予感。
そろそろお開き
瀧内公美を堪能する作品
たちまちシャッター、ガラガラ
いやいやワンコインでも高いだろこの映画
あ、ごめんなさい、少しうとうとしてました
私のような凡人には難しいわぁ、。
挑戦的な特殊な映画
瀧内公美!
口笛
困った。
新しい感覚に誘われて想像を掻き立てられる作品‼️
真打ちにたりえず
奇麗な、悪
一人芝居と知り思わず鑑賞してしまった。
もう40年以上も前になるかな、坂本長利の一人芝居を目の前で鑑賞して以来、朗読や落語などの話芸が好きだ。
そんな伝統芸のある世界からすれば、今回のチャレンジは素晴らしい。
是非、一人映画と言うジャンルを完成しもらいたい。
(o^^o)
奇麗な、悪
映画プロデューサーの奥山和由が約30年ぶりに劇映画のメガホンをとり、2016年にも「火 Hee」のタイトルで映画化された中村文則の短編小説「火」を原作に撮りあげた実験的な自主映画。
街の人混みのなかを、まるで糸の切れた風船のように危うげに歩くひとりの女。
やがて古びた洋館にたどり着いた彼女は、そこが以前に何回か診てもらったことのある精神科医院であることを思い出す。
ひと気のない洋館の中に吸い込まれるように足を踏み入れ、以前と同じように患者用のリクライニングチェアに身を横たえた女は、自身の悲惨な人生について語りはじめる。
「由宇子の天秤」「火口のふたり」の瀧内公美が主演を務め、1時間以上におよぶワンカット撮影で圧巻のひとり芝居を披露。
全編を彩るピエロの口笛のメロディは、芸術文化功労賞受賞者で国際口笛大会優勝経験を持つ加藤万里奈が担当。
奇麗な、悪
劇場公開日:2025年2月21日 76分
芝居という表現の凄まじさThe Fierce Power of Theatrical Expression
個人的には主演の瀧内公美さんは、
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」での女優役で
初めて知った。
しかもNetflixで見たので、
世間よりもずいぶん後だ。
ずいぶん綺麗な人だなと思って
調べてみたら、
話題になって、自分が観に行けなかった映画に
出ていたことがわかった。
すごい女優さんなんだろうなと思っていたが、
そんな自分の小さな想像は遥かに越えていた。
一人芝居の映画というのは
わかって観に行ったけれど、
中盤以降、登場していないはずの人物の造形が
目の前に浮かんでくるほどに
その表現に圧倒された。
ここ最近の、日本の演技技術って
めちゃくちゃ上がっているように感じていて、
それを証明する作品だと思う。
映画館の大きな画面で見て欲しい作品。
Personally, I first learned about lead actress Kumi Takiuchi through her role as an actress character in the drama “My Dear Exes” (Omameda Towako and Her Three Ex-Husbands).
And even that was through Netflix, so I discovered her much later than most people.
I remember thinking how beautiful she was, and when I looked her up, I found out she had appeared in a film that had become a hot topic—one I had missed seeing in theaters.
I figured she must be an amazing actress, but that small assumption of mine was utterly blown away.
I went into the film knowing it was a one-woman show, but by the second half, the presence of characters who weren’t even on screen felt so vivid, I could almost see them in front of me.
That’s how overwhelming her performance was.
Lately, I feel like Japanese acting has dramatically leveled up, and this film is clear proof of that.
It’s a work that absolutely deserves to be seen on the big screen.
渾身の一人芝居
ひとつ前に観た『ドライブ・イン・マンハッタン』よりさらに減って1人。
回想シーンも一切なく、導入部に誰か出てくることもない完全な一人芝居。
一気に演じきる演劇とは違って、細かく切りながら演じる映画では、何度も同じ温度に持っていくのは大変だったろうな。
舞台となる洋館で行われているのは一種の催眠療法みたいなものなのだろうか、チカチカと灯がともり、謎の人形、耳に残る口笛。マッチは意図的に置かれたものなのかな?火の消え方は少しカッコよかった。
始めは静かに話し始め、だんだんと語気も強めになり、中盤からは狂気。前衛舞踊家のような装いも相まって引き込まれる。
髪を留めていたり下ろしたりが交互に繰り返されるのは、夢か現かというものなのか。
そもそも本当なのか嘘なのか、閉院するのか既にしたのか、いろいろと謎だらけで嫌いじゃない。
1人しか出ない映画。一生の記念。
舞台挨拶付き。テアトル新宿。
監督のコメントからも、万人受けは狙わない特殊な映画だとうかがえる。同じくテアトル新宿で長塚さん目当てで「敵」の舞台挨拶にも行ったが、登壇した瀧内さんの雰囲気が「敵」の舞台挨拶時と別人のようでした。当然ながら、相当背負った作品だったのでしょう。こういう映画を鑑賞したこと、良い記念にしたいです。
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