配信開始日 2024年11月15日

「思いやりの精神(以上のなにか)」クリスマスはすぐそこに とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思いやりの精神(以上のなにか)

2024年12月3日
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月は自分では光り輝くことなく、太陽の輝きを反射する鏡の役割をしている。それはつまり人と人との関わり合いに言えることだ。たとえば家庭の問題に身体的や精神的など問題を抱えながら様々な人や生き物が共存する今の世界で本当の多様性や、支え合い相互扶助の精神。
互いに何か問題や障壁を抱えながらもこの世の中でどうにか立ち上がり歩もうとしている者同士、人と人とが手を取り合い、助け合うことで、世界は少しずつでも良くなり輝くのではないかと。みんなで一致団結ひとつの大きなムーンになろう!
デヴィッド・ロウリー✕アルフォンソ・キュアロンが贈る言葉にはできない"クリスマス・スピリット"思いやりの精神以上の何か、少しうれしくてどこか悲しいクリスマスシーズンにぴったりなお手製の温度感、人のぬくもりを包まれるようにしっかりと感じられる映画の魔法にほっこり。
本来ならば年がら年中、1年365日24時間いつだって必要なものだけど、これからのシーズン益々必要になって、きっとキリスト教徒であれば尚の事考えたり刺さる機会の増えるであろうテーマやメッセージが静かに染み入り胸を打つよう。
とにかく映像的にもすごかったし、あたたかくも考えさせられるホリデイ映画の新たな良作。

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とぽとぽ