満ち足りた家族のレビュー・感想・評価
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車道でタバコ吸っちゃいかん
兄ジェワンは弁護士でと弟ジェギュは医者の兄弟。ジュワンは敏腕の弁護士で道徳よりも依頼人の利益を優先し、若い2人目の妻ジス、生まれたばかりのジスとの子、前妻の高校生の娘らと高級マンションに暮らしていた。一方、弟のジェギュは道徳的かつ良心的な性格で、年上の妻ユンギョンと息子と暮らし、認知症気味の母を引き取り介護もしていた。兄弟でも正反対な性格の2人は、それぞれの妻とともに子供抜きの4人で月に一回高級レストランでディナーをともにしていた。あるディナーの夜、ホームレスが傷害にあう事件が発生し、4人は自分たちの娘と息子が・・・という話。
自分が親だったらどうしただろう、と思って観てて、自分は弁護士とか医者とかじゃないから自首させるだろうと思うが、もしそれなりの地位とお金が有ったら、違うかも、とも思った。
兄が道徳的でなく、弟が道徳的、という事でストーリーは進むが、ラストは・・・逆転か?
車道に出てタバコ吸っちゃいかんよね。危ない。
兄ジェワン役のソル・ギョングも弟ジェギュ役のチャン・ドンゴンも良かったが、弟の妻ユンギョン役のキム・ヒエは子供を思う母親としての感情表現が素晴らしかった。
兄の後妻ジス役のクローディア・キムは背が高くスタイル抜群で美しかった。
たぶん今年一番おもしろい
韓流サスペンスらしく、衝撃のラスト‼︎
2025年劇場鑑賞1本目。🎦 大好きな映画もめっちゃくちゃ久しぶり、公開したばかりの韓流作品の「満ち足りた家族」見てきましたー。
弁護士の兄と医師の弟、親の介護を抱えながらも、満ち足りたはずの韓国セレブ家庭。ある出来事をきっかけに、一気に穏やかな生活が崩れ始める。
子供を思う親の愛、弁護士として医師として生きるそれぞれの使命。親の期待に潰れそうになりながらも懸命に生きる子供。何があっても子供を守る母の強さ。それぞれの思いが交錯し、とっても緊迫感あるスリリングな展開に。
この物語の結末は一旦どうなるのかとハラハラしていると、韓流作品ならではの衝撃的な結末。😱 まじでー‼︎ それないでしょー‼︎
やっぱり劇場で見る映画鑑賞、楽しい。最近おさぼり気味だったけど、今年もしっかり頑張らなくっちゃ。🎦🤗
監督の手腕に感動
登場人物への共感と反感がこれほど大きく振り子のように揺れるとは!監督の思うがままに翻弄された109分。翌日まであとをひく映画体験だった。レビューも視点を変えて書き直しました。(2025.01.19.)
子どもは大人をよく見ている。では、子どもをよく見ているのは誰?おばあちゃんは自分の息子の本質を見抜いていた唯一の人物だ。
夜の11時まで塾、幾つもの塾に通う、日本以上に学歴社会の韓国。貧富格差はとんでもなく大きい。それ程親しいとも仲良いとも思えない兄弟夫妻はなぜ月に一度の4名だけの高級ディナーにこだわるのだろう?弟夫妻に自分達のリッチさを示しつつ母親の世話を任せている兄の後ろめたさ?どれだけ自分たちが母親思いなのかを兄夫妻に示すため?家族食事会をするなら、おばあちゃんも子ども達も赤ちゃんも一緒の集まりにすればいい、来れない時もあることは織り込み済みにすればいい、場所も時間も方法も見つけられる、互いの顔を見たい、お喋りしたいと思うのであればと当初は思った、なんてお目出たい自分!兄弟間は甘くない、ザ・男の世界だから。
「家族」「家庭」の前につける「何不自由ない満ち足りた」や「普通」「ノーマル」という殆ど枕詞化した表現は思考停止以外の何ものでもない。だから好まれる。家族・家庭はそうあるべし、という架空物語に人々を導き操作するために。
キャスティング、演技、言動、映像、車、スマホなどの小道具全てが無駄なく緻密に練られていた。
映画を観た人だけが知る家族の秘密
無理が通れば道理がひっこむ
脚本賞。
救いようのない恐ろしさ
恐ろしく救いがない。ネタバレしたくないのでぜひ劇場でどうぞ、と言いたいところではありますが、かなり後味が悪いことは否めません。韓国ならではというか、こういう映画は一般受けしないとは思うのですが、完成度の高さは著しく称賛したくなる作品。
一つ一つがセリフではなく人物が取る、選ぶ行動にその意味が広げられて、考えさせられていく。上手く出来ている構造であり、あまりに視聴者目線で考えられた映像枠にすごいとしか言いようがなくなりました。
たとえばジェギュ(チャンドンゴン)の後半の食事のシーンなどは…彼がいま何を思ったか?が、何も台詞がないのに手に取るようにわかってしまう。それがもう…この映画の残酷さを物語っていて悲しくなりますね。私はちょっと体調が悪い時に見ましたけどできれば良いときにおススメします(笑)
それとこの映画を観て「自分なら?」自分が親ならば、まずどう考えるか?(どう動くかは別として)を改めて考えさせられます。
ヒューマンサスペンス
始まりはショッキングなのですが、その後は会話と心理戦みたいな。起伏があるかないかで言えば無い方なので、多少眠くもなりますが、ラストあたりからどどっとき始めたと思ったらドン、お!ここか!エントランスから出てきたところで予感はしたが…
運びは割と想定内ではあったものの、面白かったです。
弟が内野聖陽に見えて仕方がなかった。ブラックぺアン?
「Normal」って何だろう
悪徳弁護士の翻意
欧米で、すでに3回映画化されたベストセラー小説を韓国ならではの人物設定と翻案によって、より深く、重厚に描いた本作。
チャン・ドンゴンは『スーツ』で弁護士のイメージがあるが、今回は医師で、弁護士役はソル・ギョング。二人は兄弟の関係。そしてドラマに不穏な色を為すキム・ヒエがドンゴンの妻役。
兄(ギョング)の娘と弟(ドンゴン)の息子、この高校生二人が世間の注目を集めたホームレス殺害に関わってしまったことで、兄弟それぞれが親として我が子を自首させるか否かの究極の選択を迫られ、その葛藤を描くドラマ。
当初は、隠蔽対応がお得意の悪徳弁護士の兄が“黙って逃げ切る”選択をし、医師の弟は正義感から息子を警察に突き出すと言い張る。しかし、徐々に、その様相が変化してゆく。罪の意識が希薄な娘の姿に動揺するギョング(兄)。幾多の“疚しさ”を抱え込んできた弁護士がやっぱり娘を自首させようと翻意した過程を、丁寧に描いていたのが印象的。それは短い尺の中でも充分納得できるものだった。
一方、警察に突き出すと息巻いたドンゴン(弟)だったが、息子かわいさから、踏ん切りがつかず、今から改心すればいいと赦してしまい、ここで兄弟の立ち位置は逆転する。
“あなたならどうする?”を突きつけるこの後の展開は…………
モラルを問うなど、凡そ韓国ドラマらしくないが、このガキ共の憎たらしさはやっぱり韓国。
財閥のどら息子の罪を金でもみ消す弁護士の兄と相容れない正義感医師の弟、それぞれの美人妻、4人の豪華な食事シーンの冒頭では、よくありがちな韓国ドラマじゃないかと思わせておいて、ラストで彼等の人生すべてが一瞬にして破壊されてしまうという顛末は息を呑む。テンポよくスマートな脚本に好感度は高い。
今後も楽しみな監督である。
ソルギョング×チャンドンゴンの華麗なる兄弟ドラマ
ソルギョングとチャンドンゴンが
兄弟役という、
なんとも贅沢なキャスティング!
弁護士の兄と、医者の弟は、
それぞれ妻を伴って、
四人で定期的に食事会をしているのだけれど、
ある食事会の日、家にいるはずの
兄の娘と、弟の息子は、一緒に出かけていて…。
それぞれ両親の知らない、
秘密を共有することになります。
どんなことがあったとしても、
親は我が子を、
我が子の将来を守るべきなのか。
そんな疑問を突きつけられる物語!
子どもたちの秘密を知った親たちは、
その秘密を隠そうとしたり、
明かそうとしたりと、困惑します。
何が最善の道なのか、
それは誰にもわからないでしょう。
激しくぶつかる感情に、
切迫したスピード感も加えられ、
見ごたえある物語でした。
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