「正義と畏怖」満ち足りた家族 kikisavaさんの映画レビュー(感想・評価)
正義と畏怖
ものすごい底意地の悪さでそれぞれの正義をみせつけられ、ものすごい底意地の悪さで伏線を回収していくので、みていてものすごく疲れた。
こんなふうに世界をみたくはないけれど、こんなふうにゆがんだ世界もたしかにあるのだと思う。
ひとの親になることはつくづくおそろしい。
おそろしいだけではもちろんないけれど、このじんわりとした小さな畏怖が完全に消滅することもなさそうな気がしている。
それにしてもソル・ギョングさんはずっと印象が変わらなくて、なんていうか荒木飛呂彦さん味がある。
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