「SHOGUN 将軍」エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話のレビュー・感想・評価
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日本映画界の大将軍へ‼️
エミー賞どころか、ゴールデングローブ賞まで獲得してしまった傑作時代劇‼️結論から言うと、この「SHOGUN 将軍」クラスの時代劇は、過去の日本映画にたくさんあった‼️リアリティがあって、重厚で、優れた時代劇の役者さんが揃ってる映画‼️「七人の侍」をはじめとする黒澤明監督の作品や、小林正樹監督の「切腹」や「上意討ち」、内田吐夢監督の「宮本武蔵」五部作なんかそうですよね‼️そんな嘘偽りのない時代劇を真田広之さん監修のもと、アメリカの資本で作り上げたのが本作‼️内容は、以前にわが憧れの三船さんが主演された同名作のリメイク‼️戦国時代、漂着したイギリス人を利用して天下を狙う、時の大将軍・・・‼️やはり主役の吉井虎永に扮する真田広之さんの圧倒的な演技力と存在感が素晴らしいですね‼️やはり今の日本で世界に通用する役者は真田さんと役所さんくらいでしょう‼️「里見八犬伝」の頃からのファンである私として嬉しくてたまりません‼️浅野忠信さんやアンナサワイもホント素晴らしい‼️ぜひ続編も頑張って下さい‼️
旗艦
ディズニー+で全話視聴。度肝抜かれた。
ホント…ホントに!よく出来たと思う。
ほぼ日本語だわ、首は飛ぶわ、内臓は出るわ…んで、プラットホームがディズニー+って。ホントに、よくこの企画が通ったと驚く。
内容云々よりも、まずはその事を絶賛したい。
なんか、格式高かった。照明や色味もそうだけど、アングルとか…こう重厚な創りだった。
NHKの大河でやってもああは出来ない。明るくしなきゃダメっぽいので。時代劇だからというか、なんというか…ああいうトーンが正解だと思う。
案外、アクションは少ないものの、インパクトが絶大ではあった。切腹もそうだけど、首を落とすカットとかめちゃくちゃ良くできてて、頸椎まで見えたりする。こだわりなんだと思われる。
物語も結構凝ってて…日本史をちょいと齧った人なら、登場人物のアレがアレで、コレがコレなんだなぁと分かる。
虎永の深謀遠慮がもの凄くて…それに絡めて、戦国の世の慣わしだとか、精神性だとか、コッテリ入ってくるから海外の人には物珍しいのだと思われる。
日本ってホントに独特だ。
物静かで上品な単語の調べもそうだけど、途中に出てくる3つの心とか、忠義とか、女性の生き様とか…ホントに怒涛の如くぶち込んである。
人間の相関図というか上下関係というか、しきたりとか海外の人は混乱しないのかなと心配になってしまう。
そう、ちゃんと、しっかりとした時代劇だった。
物語の骨子は珍しいものじゃない。むしろ王道だとは思う。だけど、見せ方というか、引き絵の強さというか…世界観の在り方がずば抜けてた。
金のかけ方がもう…腹が立つくらい違う。
コンテンツとしての時代劇は、しっかり金と労力をかければ死んでないんだと思った。
台詞や所作かも見事だった。衣装も凄いし…。日本じゃあんま見かけない男優や女優さんが、まぁお上手だし。虎永の正室の人とかホントに達者だ。所作指導の人はホントいい仕事したと思う。
撮影が始まってからも大変だったろうけど、始まる前の方が数倍大変だったろうなぁと思う。
人も物も全部持ち込まなきゃいけないし、作んないと無いものばっかだったろうし、どんだけの規模でやったんだろうとホント想像つかない。
障子を開けるにしたって、カナダのどこにも無いわけで…向こうの大工捕まえて説明するより日本の美術連れてった方が早いだろうし、和紙やら骨組みやら枠からして作らなきゃ出来ないもんだと思う。
日本でやるなら、まだ買えば済むが通用するけど、きっとそうでは無いと思うから。
大広間に敷き詰めてある畳とか、真新しい藁の座布団とか…絶対必要で代替え品なんかないんだけれど、一から作らなきゃいけないものが多すぎて、スタッフの仕事量を想像すると途轍もない!
ともあれ、1つの基準が出来たんだと思う。
生半可な道程ではなかったであろう事は想像に容易いので、エミー賞ってものが取れて良かったと思う。
作中でもあったけど「紅天」が成された瞬間だったと思われる。
いや…ホント…心の底からお疲れ様でしたと言いたい。
◾️
ここからは日本人だからこその憂鬱で読まなくていい。
色々事情もあるだろうが物言わぬ大衆達を見てDNAに刻まれた呪いのようなものを感じてた。
武士以外の人間は武士の為に生きてるように見える。
滅私奉公なんて言葉もあるけれど、それすら生温く自身の存在すら隠そうとするような佇まいである。
実際はエキストラなので、撮影時の都合もたぶんにはあるものの、そんな絶対的な身分制度を感じつつ、現代の日本を憂う。
武士の時代から続くしきたりから抜け出せてないんだなぁって。
例えば秀吉にしたって権力者である信長に尽くし倒して出世する。「尽くす」って言葉は美談っぽいけれど、忠義って精神が無ければ「媚を売る」と同等だと思う。で、やっぱり上の人間は自身に人徳がある前提でその関係を受け取る。…それが大間違いだとは思うが。
詰まる所、そういう見本がある。
引き合いに出せてしまう。
秀吉のように振る舞えば、出世できるかもしれませんよ?目の前にぶら下げる人参としては最適解の見本がある。
なんか、そんな醜悪な区分がずーっと流れて、今も継承されてるのかもなと悍ましさも感じた。
作品としては、そんな事を薄っすら考えてしまえる程、徹底してたのだなぁと思う。
第1話はチンプンカンだったが 第2話から引き込まれた。
第一話は内容をよく理解できなかった。
時は1600年の関ヶ原の年だが、どうやら関ヶ原が始まる前のようだ。
まず、幽閉中の虎永が何をしたいのかサッパリ分からなかった。葵の御紋なので5大老のひとり虎永が家康に当たると思われる。
一方、虎永の敵の5大老の残り4人についても、何を画策してるのかが分からなかった。虎永を失脚させるか、亡きものにしようとしてるのは間違いないのだが。
日本人は日本語なのだが、昔の言葉なので意味が分からない部分があり物語の理解を妨げた。
この作品が米国で放送された時は、日本人の日本語の部分は英語字幕だったと思われるので、米国人にはよく理解できたと思う。
もし日本人も英語でしゃべっていて日本語字幕だったら、僕は理解しやすかったかもしれない。
あと、日本人と英国人のポルトガル語会話の部分が英語だったので変な感じがした。
それはともかく、第2部からは内容も分かってきてすごく面白かった。
ただし、崖の場面は意味不明だ。 何で上司の虎永が自分で降りる? えっ、何でハラキリ ( ̄O ̄;
この後の展開がすごく気になる。第3話以降はデズニープラスで御覧くだされとか言わないでほしいのだが、さてどうなることやら。
「私はサマライ(←サムライだろ!)私はハタモト!」
と叫ぶリチャード・チェンバレンの昔の映画のイメージで見ましたが…。
まだ始まり何で大した違和感もなく。ただポルトガル語の外人通訳の話す日本語には字幕がないとかなりきつい^ ^
テレビでこのレベルなの?全部観たい😄
いやぁ面白かった。1~2話で!テレビで!
このレベルなの?すげぇなぁ 歴史的にはおかしいなと思う人もいるだろうが、ドラマとしてとても素晴らしい面白かった。
早く全部観たい‼️
プロテスタント対カトリックの宗教対立が 日本で。。。
プロテスタント対カトリックの宗教対立が 日本で、どのように行われて来たか。
見応えのあるストーリー。
ただの大名同志の戦でない。
当時の カトリック イエズス会の野望。
プロテスタント側の 旧教への反発。
見事に 描かれている。
ディズニ―映画と聞いて、子供向け、単純なヒーロー物、と侮っていたが
近年まれにみる 見応えのある ストーリーの時代劇。
タイトルなし(ネタバレ)
『イエズス会』対『東インド会社』
関ヶ原の前に東インド会社の三浦按針を家康が拾う所は忠実だと思う。
まぁ、フィクションなのだが、イエズス会が悪で東インド会社が善であるわけではない。
全話見なけりゃ分からぬが、なにしろ『たぬき』故にイングランドに対する忖度は大いにあると思う。だがしかし、後々、鬼畜米英と呼ばれる事を三浦按針と言えど分からなかっただろう。
1862年だったかなぁ。生麦事件が薩英戦争の原因となる。ある意味、開国後に最初に海外と戦争をした国がイングランドで、その後富国強兵のためにガトリング砲を購入するのもイングランドから購入するのだ。つまり、イングランドとは『蜜月』と『敵対』を重ね、あらぬ方向へと『日の本』が放浪しだすキッカケになるわけだ。そして、そもそもの事の発端が、三浦按針に発していると解釈する。つまり、東インド会社って事だ。言うに及ばず、鬼畜米英と呼んでいた頃は、東インド会社は陰謀渦巻く悪の総本山と言っていた。さて。
八紘一宇とか大東亜共栄圏は、仮想敵国がイングランドだったのである。
つまり、日本人の脱亜入欧で、空気が読めない病は、1600年まで遡るのだ。
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