「SHOGUN 将軍」エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話のレビュー・感想・評価
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当時のリアルワールド
重厚感半端なし
エミー賞18冠を獲った作品で我らが真田広之氏が深く関わったものとなれば観ない訳にはいかない。
我家はディズニープラスには加入していないのでこの機会は有難い。(ディズニーの策略なのだが…この後、少し経ってから再度の映画館上映かDVD発売かと言った処か勿論加入者増が最大の目当て)…かなりの商売上手。
舞台セットとVFXが見事で素晴らしい。しかし1点あげるとすれば、カナダでの撮影だった事で山の木々がどうしても日本ぽくないのである。海の近くでは、杉の木では無く松の木がやはり相応しいように感じた。既に決定したシーズン2,3では是非ロケ地を日本でも展開してよりオーセンティックを追いかけて欲しい。
これ程ヒットしたのは明らかに"ゲームオブスローンズ"の影響やコロナ禍によって字幕に慣れた米国民が増えた事が非常に大きい。
全体として照明は抑えた感じで室内は薄暗い為、視聴するのはむしろ映画館向きと言えるだろう。
八日間限定上映なので気になる方は直ぐに劇場に足を運んで頂きたい。暇な時に観に行こうと思っていると既に上映は終了している事になります‼︎
お気を付けて。
英語で話しててポルトガル語とはいかに?
1600年の日本。天下を治めていた太閤亡き後、世継ぎの八重千代が元服するまでの政治を任された五大老のひとり・吉井虎永は、太閤の遺言を無視し、婚姻による親戚関係により勢力を拡大していたため、ほかの五大老たちから排除の包囲網を敷かれていた。そんなある日、イギリス人の航海士ジョン・ブラックソーン(按針)が虎永の領地・伊豆へ漂着した。虎永は、家臣である戸田文太郎の妻で、キリスト教を信仰して語学にも堪能な戸田鞠子に按針の通訳をさせた。按針はイギリス人でプロテスタント、鞠子はポルトガルの影響でカトリックだったため、同じキリスト教徒でも考え方に違いが有った。虎永は自らの窮地を按針を利用して逃れようと、彼を保護し・・・という所まで。全6話のうちの1話と2話。
1980年ジェームズ・クラベルの小説が原作で、上映中に何度も、原作による、と表示されていた。
そうでないと、いくら名前を変えていても、主人公の吉井虎永は徳川家康の事だとわかるし、史実と違うとクレームが来るからだろう。
1600年、関ヶ原の前の五大老は徳川家康、前田利長、毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景勝だったはずだが、こんな会話が有ったのかと思わせる斬新さが有った。
按針はウィリアム・アダムスだろうし、戸田鞠子って細川ガラシャかなぁ?
史実がどうかは別にして、当時の日本がポルトガルの植民地扱いされてたようだ、とか知らなかったことも有り、なかなか面白かった。
ただ気になったのは、英語で話しているのにポルトガル語と言ってた事。
日本語はちゃんと日本語なのに英語はポルトガル語?
鞠子はポルトガル語の通訳をしろと言われてたはずだが、イギリス人と英語で話してた。誰から英語を教わった?
これからわかっていくのかもしれないが、2話までだと良くわからず???状態だった。
虎永役の真田広之はさすがだったが、もう少し太ってた方が貫禄あったかも。
鞠子役のアンナ・サワイはまだそんなに活躍してなかったが、これからなのかも。英語は上手かったのと、凛とした姿は印象に残った。
赤ちゃんを抱いた穂志もえかが一瞬だったが観れて良かった。
早く続きを上映して欲しいが、もしかしたらディズニー➕を契約しないと無理なのかも。
圧巻
1.評判通り面白かった
2.最初、昔の日本語聞きなれず眠くなった
3.新たな徳川家康像だ
4.家康やるから真田さん太ったのかなぁ
5.主人公は最初からガラシャ
6.ガラシャ、めちゃくちゃ英語発音良い
7.あんなに上手くはならないだろう?
8.キリストをとるか?家康をとるか?
9.これからのガラシャの行動に注目
10.オープニングの船だけが作りものっぽかった
11.歴史を勉強したくなった
12.これは、歯の白さ気にならなかった
13.着物も程よく汚れていた
14.当時の外国語はポルトガル語だが、今は英語だからポルトガル語と言いながら英語を喋っていた?
15.浅野さんが最初、外人を助けられない時、自決しようとしたのは何故?恥だから?
配信ドラマだが劇場で観るべき作品
この配信ドラマのフォーマットは
4K ULTRA HD、ドルビービジョン、HDR10、5.1chなので
そのまま劇場用として上映しても問題の無いクオリティで鑑賞できる作品でした。
もっと欲を言えば
目隠しをした按針の周囲を弓矢が飛ぶシーンは
ドルビーアトモスで最適だったので適用して欲しかったですね。
もともと劇場用で上映する予定が全く無かった作品なので仕方がないのですが
配信ドラマと劇場用映画の演出は根本的に違うので違和感はあります。
しかし、映画用に3時間以内に編集して
新しいシーンを撮影して追加すれば
立派な映画作品になるのでお願いしたいですね。
自宅でコッソリ観る配信ドラマよりも劇場で祭感覚で見る時代劇は最高だと思います。
期待度◎観賞後の満足度△ 日本ではなく“日本みたいな”国を舞台にした権謀術数ドラマとしてみればまあ面白いのかも。
①映画館で上映されたので観に行ったが、これはあくまでもTVドラマであって映画ではない、と思って観るのが宜しい。演出が如何にもTVドラマ。
②日本(ということにしときましょう)を舞台にして台詞の半分以上が日本語という(だからアメリカで放映された時は字幕は逆だったんでしょうね)ドラマがエミー賞史上初の18冠獲得というのは日本人としても誇らしいし、今まで日本を舞台にした映画に比べたらマシとはいえ、やはり結構違和感は拭えなかった。安土桃山時代から江戸時代初頭にかけての歴史が好きなので余計…
③【第一話】
先ず、『ラスト・サムライ』を観た時もそうだったけれども、植生が日本ではない!と思った時点で萎えてしまった。
山々の姿も違うし(日本の山はあんなにゴツゴツしていない)、明らかに日本ではないどこか(ラストクレジットを見たらカナダらしい)で撮っているのがまる分かり。
日本に来たことのないアメリカ人の視聴者ならどうでもよい事だろうけど、やはりこちとら日本人なので見過ごせません。
主演・プロデュースを兼ねた真田広之は確かに功労賞ものだが、1980年版で同役を演じた三船敏郎と比べたらやはり貫禄がないのは否めない。
マリ子役も1980年版の島田陽子の方が日本女性らしさがあった(当時もアメリカでは生まれた女の子に「マリコ」という名前を付ける人が多かったくらい社会現象になりました)。
城内とか屋敷内とか美術・セットはなかなか凝っているし豪華絢爛だが、やはりなんかちょっと違う。
前評判が高かったし真田広之等の尽力でかなり忠実に当時の日本を再現したと耳にしていたのでかなり期待していただけに、失望の思いの方が強かった。
ワンシーンだけの登場だったけれども二階堂ふみの如何にもな悪女芝居が一番面白かった。
④【第二話】
ということで第一話はかなりガッカリしてしまったが、元々アメリカの作家の小説が原作で、原作がこんな話だからまあ仕方がないかと気を取り直して第二話を鑑賞。
所詮はハリウッド製のドラマだから、それを考えると頑張ったというべきなのかも、また全くのフィクションと考えて頭を空っぽにして観ればそれなりに楽しめるのかも。
事実、第一話よりも第二話の方が面白くなってくる。
イエズス会(カトリック)とプロテスタントのいがみ合い+アジアをスペインとポルトガルに独占されている事への他ヨーロッパ国家の反発と野心とが日本の戦国時代の覇権争いにモロに絡んでくるというトンデモ設定ながら、一種のConspiracy ものと思えば面白いかも。如何にも欧米的な発想だけれども。
鞠子様の鞠子様による鞠子様のための😅
外人目線からの戦国
ファースト・サムライ
イングランド人のウィリアム・アダムス(三浦按針)が日本(大分)に漂着したのは、英西戦争のアルマダ海戦でイングランド海軍がスペインの無敵艦隊を撃破した後。ウィリアム・アダムスはイングランド海軍の輸送船船長として参加していた。(英西戦争は後にスペインが勝利)
日本ではカトリックのイエズス会が布教していたが、敵対するプロテスタントのイングランドから見た世界情勢を知る三浦按針を、徳川家康は重用した。
シーズン2は、関ヶ原から大阪冬の陣・夏の陣かな?
徳川家康が大阪冬の陣で難攻不落の大阪城を攻めた主力兵器は、三浦按針がイギリスから取り寄せたカルバリン砲。蛇のように砲身が長く、14kgの砲弾を6.3kmも飛ばした。三浦按針は日本の歴史に大きな影響を与えた。
タイトルなし(ネタバレ)
『イエズス会』対『東インド会社』
関ヶ原の前に東インド会社の三浦按針を家康が拾う所は忠実だと思う。
まぁ、フィクションなのだが、イエズス会が悪で東インド会社が善であるわけではない。
全話見なけりゃ分からぬが、なにしろ『たぬき』故にイングランドに対する忖度は大いにあると思う。だがしかし、後々、鬼畜米英と呼ばれる事を三浦按針と言えど分からなかっただろう。
1862年だったかなぁ。生麦事件が薩英戦争の原因となる。ある意味、開国後に最初に海外と戦争をした国がイングランドで、その後富国強兵のためにガトリング砲を購入するのもイングランドから購入するのだ。つまり、イングランドとは『蜜月』と『敵対』を重ね、あらぬ方向へと『日の本』が放浪しだすキッカケになるわけだ。そして、そもそもの事の発端が、三浦按針に発していると解釈する。つまり、東インド会社って事だ。言うに及ばず、鬼畜米英と呼んでいた頃は、東インド会社は陰謀渦巻く悪の総本山と言っていた。さて。
八紘一宇とか大東亜共栄圏は、仮想敵国がイングランドだったのである。
つまり、日本人の脱亜入欧で、空気が読めない病は、1600年まで遡るのだ。
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