劇場公開日 2025年1月17日

アーサーズ・ウイスキーのレビュー・感想・評価

全60件中、1~20件目を表示

3.5敢えての陳腐さは英国流のひねくれたユーモアか

2025年1月16日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

自分がもし20代に若返ったら何をしたいだろう?と本作鑑賞を機に妄想してみるのもいい。ただしメインキャラ―のシニア女性3人たちが6時間限定の若者になって実行することといえば、ナイトクラブに繰り出して羽目を外したり、元夫に復讐したり。故人のアーサーが遺した魔法のウイスキーは量が限られているのに、貴重な若さをそんなありきたりなことに浪費していいの?ともどかしい思いも。

3人の行動と同様、脚本も行き当たりばったりで、とりとめがない。公式サイトのあらすじや予告編で筋の8割方を明かしているので、その範囲で書くけれど、終盤の大きな“冒険”がラスベガスで遊んだり、スカイダイビングしたりって、「最高の人生の見つけ方」ぽいよなあと感じたり。そういえばあの映画の原題は「The Bucket List」で、こちらの「アーサーズ・ウイスキー」でもバケットリストが作成される。陳腐なネタだらけなのだが、それも敢えて狙った英国流のひねくれたユーモアだろうか。それにしても、イギリス郊外に暮らす3人の70代女性たち、資産も教養もそこそこありそうなのに、身も心もアクティブになって“遊び納め”のつもりで行きたい場所がラスベガスってどうなんだろう。イメージに合わない気がするが、案外リアルな憧れなのか、それとも「シニア女性の願望なんてしょせんその程度でしょ」という作り手の皮肉なのか。

本人役で出演したボーイ・ジョージが「Karma Chameleon」を歌っていて、80年代洋楽を愛聴した身として懐かしかったが、でもなんで英国からベガスに飛んだご一行が英国人アーティストの彼に遭遇するのとちょっと疑問に思い、調べてみた。スーザン役で本業は歌手のルルが、キャスティング段階の当時、実際にベガスでレジデンシー公演(1つの会場で中長期にわたって多くの公演をを行うこと)をやっていたボーイ・ジョージに直接出演交渉したのだそう。ただし劇中で彼がステージで歌うシーンは、ロンドン郊外のサリーにセットを組んで撮影したようだ。ま、本筋には関係ないトリビアでした。

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高森 郁哉

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年4月27日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.5素晴らしい作品です。

2025年4月23日
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楽しい

英国お得意の、お年寄りが主人公のハートウォーミング映画かとおもっていたら、オープニングから雷鳴とどろく、SFコメディか?というシーンでスタート。

3人の女性を、年配バージョン、若者バージョンが入れ替わり立ち代わり演じるのだけど、年配バージョンの3人が素敵すぎる。

ダイアン・キートン、パトリシア・ホッジ、ルルがチャーミングなこと。

その3人が若返って、「最高の人生の見つけ方」的な冒険をするんだけど、当然、歩いてきた人生の苦しみやら悲しみやら後悔やらと向き合っていく様は、むしろ若い人に見てほしい。

先週、テレビで昭和の名曲みたいな番組をみていて、妻が「ボーイ・ジョージって何してんの?」っていうから「亡くなったんじゃないか?」なんて話してたばかりなので、登場した時にはちょっと震えたし、「カーマは気まぐれ」を歌ったもんだから、アメリカ人張りに上半身をゆすって踊ってしまった。

途中、ドラグクイーンにダイアン・キートンが悩みを打ち明けてアドバイスをもらうんだけど、完全にマツコ・デラックスとそのファンという感じ。

ドラグクイーン系の人は「あるがままの自分を受け入れる」ということにずっと悩み、苦しみ、乗り越えてきたからだろうけど、世界共通で包容力をもっているんだなと。

素晴らしい作品でした。

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バビ

3.0年齢は記号にすぎない

2025年4月20日
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ひでちゃぴん

4.0自分らしく生きるファンタジー

2025年4月20日
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楽しい

幸せ

予備知識も無く上映時間に合わせて観た映画でしたが初老を迎えた者としてその内容は引き込まれる映画でした。
友情で結ばれた親友の物語は人生を振り返り自分らしく生き続ける3人は70歳代から20歳代へと若返って楽しんだりベガスに行き最高の思い出作りと人生を謳歌していました。余りにもテンポが良過ぎて飛躍し過ぎと思わせる事を感じましたが3人のおばさんのひとりひとりが不思議なウィスキーを飲んで前向きに生きる事が出来て良かったと思います。

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倭

3.5イギリス映画はもともと好きで

2025年3月30日
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楽しい

軽い映画が観たかったんですけど、軽いと見せかけて意外と重い展開もあったりして。贔屓目もあるとは思いますが、セリフ回しでサラッと観せるとこはイギリス映画ならではだなって思います。
いくつになっても新しいことやってみたいなって、わたしも思いましたわ〜

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lotta

2.0あの女性二人が寝そべった池の側の土、 湿っぽくて汚い印象だった。 ...

2025年3月19日
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鑑賞方法:映画館

あの女性二人が寝そべった池の側の土、
湿っぽくて汚い印象だった。
それが一番記憶に残った。
それだけ。
改めて生きるって、人生って意味ないなと思った。

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寝巻

3.5友だちがいるって最高

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

若返りのストーリーが面白そうだなと思って観ました。若返ってやりたいことが正直安直だなあと思いましたが、そんなものなのかな?終盤での息子との会話のやりとりに共感。思いがけずボーイジョージの懐かしい歌声が聴けて嬉しかった!

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Aki

5.0夫が造って、遺してくれてあったウイスキーで めっちゃ羽をのばし、どんどん羽目を外す女たちの物語.。

2025年3月9日
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「俺は死ぬけど、あとは君たちで元気に生きて、好きな夢を見なよ」って言ってもらえて幸せと思うよ。

男が女よりも短命なのは、生前は威張りちらしていた男たちからの、女への最大のプレゼントです。

映画のおかげかな?
皆さんのレビューが、どれも口調が揃って、ユルくってね、そこがなんとも面白いの(笑)

僕は結婚記念に梅酒を漬けたんです。
台所の下の戸棚の奥に、大きな梅酒のガラス瓶があるんです。

25年ほどで離婚したんですが
宿六のオイラの出ていったあとで、彼女はあの梅酒を呑んだかどうだかです。
ちょっと知りたいですね。

家も土地も、梅酒もあげました。
悔しいから○○○コでも入れときゃ良かったですかね? いい色になっていたはずです。

「やりたい事リスト」は三者三様で輝いてます。
若い男に抱かれたいなんて、そりゃあそうかも知れないけどね、タメイキでした。

で、元嫁には大親友の女ともだちが二人いるから大丈夫なはず。三人で僕の悪口で盛り上がってもらいたいね。

人生の賭けはラスベガスです。
勝ちもあれば負けもある。泥仕合にならぬように途中でディールをやめる人もいます。

生きるって、こんなにワクワクして楽しいってことだ!

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きりん

3.5自分らしく楽しむ人々

2025年2月24日
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長い付き合いの友人達を描いた作品。
私自身も中年となったこともあり、わかる〜と思う部分も結構あった。
友人とは一生同じ時代を生きるし、親子も世代は違うが同じ時代を生きる仲間であり、リスペクトできず仲間にしたくない人もいる中で、友人の存在は代え難いものだ。
ラストで会えた二人が意外とアッサリしていたのは良かった。

やりたいことリストを作るのはとても楽しいだろうなー。あのくらい頭空っぽにして生きる瞬間が私は最近なかったので、すごく楽しくなっちゃった。

冒頭の葬式にいた嫌味なご夫婦とは対照的な、生き生きとした友人達に乾杯。

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山田C

5.0「今を楽しみなさい」

2025年2月16日
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知的

今年49本目。

神奈川の港南台シネサロンで。
今を楽しみなさい。
やる時はやる。それが人生だ。
本当にいい言葉。人生の指針になるような言葉嬉しい。女性3人がアーサーのウィスキー飲んでどうなるのと言うお話し。恋愛はこう言う映画は中心になる、後は人生の喜びとは人生一回切りやりたいことはその時やる、少し遠い所まで行ってよかった。

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ヨッシー

3.5年齢なんてただの記号でしょ、とはなかなかいかない

2025年2月12日
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知的

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よもぎ

3.5どんな人生を送って来たのだとしても今の自分を認めてくれる人の大切さと、新たな挑戦は何歳になっても出来るのだという事とを、静かに(でもない)語りかけてくるお話です。

2025年2月10日
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もりのいぶき

4.5老いを受け入れるか抗うか

2025年2月8日
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歳はただの数字とは聞き慣れた言葉だけど、同級生たちとの話にもだいぶ健康問題が増え、今日も電池の+−の向きが見えず一苦労。

あくまで若くなるのは見た目だけ、中身はおばあちゃんのままだから、ファッションも流行のモノもちんぷんかんぷんなのが面白い。
けっこう笑えるシーンが多かったのは、自分がそっち寄りだからだろうか?

若かりし頃のビジュアルに戻ってやりたいことも三者三様だけど結局のところ、ウイスキーに頼らず自分らしく生きる3人が晴れやかで美しい。
実際には、自分らしく思うままに生きるのなんてなかなか難しいし、そんなこと出来たら、まぁ…わがままな人扱いだろうな。

ダイアン・キートンは80近くなのに、スラっとスタイルをキープしていて「美人じゃない」は少々ムリがある。
「いやいや十分お綺麗ですよ」とでも言って欲しかったのか。

ボーイ・ジョージは、だいぶおばさんになったなぁ。

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コビトカバ

4.0ただの数字なんだけどね〜

2025年2月6日
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最近のダイアン、このテーマの作品によく出てません?

昔から颯爽としていた出で立ちも、確かに老いを感じるようにも見え。
それでも、美しいですけどね。

ダイアンを追いかけて、すでに数十年。自分も老いと向き合う年齢になり、しみじみと感じてしまいました。

ただの数字なんですけど、世間から見たら、その数字に惑わされてるところも多くて。
自分の認識と、その数字の持つ意味が合致しないことが増えてます。

ありのままでいたくても、周囲がそうはさせてくれなかったり。
う〜ん、でも別の人生歩きたかったとは思わないかも。

そんなことを、考えさせてくれる、私は好きだな。こういうの。

アーサーのウイスキー飲んだら、何しよう?

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ミツバチば~や

3.5終わり良ければすべて良し

2025年2月3日
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夫が亡くなる前に作っていたウィスキー。学生時代の仲良し3人組で飲んでみると何と若返ったー!って話。

で、この3人思い思いにやりたかった事をする。

このやりたいことが3人ともチープでガッカリした。ずーっと年の若い男の子に抱かれたいとか。こんなことしかないの?

もし過去に戻れたらと誰しも一度は考えた事があるだろう。私なら小学生からやり直したい。心臓外科の権威になりたかったけど化学が苦手だった。だから小学生からやり直して化学の勉強をたっぷりしたい。

若返った時の演技は良かった。ちゃんと中身はお婆ちゃんに見えた。クラブのシーンで踊る所なんか躍り方が古くて良かった。

『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』にも昔に行った主人公が踊るシーンがあったけど今風の躍り方をしていて凄く違和感があった。その点『アーサーズ・ウィスキー』はよく考えられていた。

ラストの前向きな展開は良かったからポイント少しアップ。

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snowwhite

3.5ジェンダーの問題を意識させようとはしていない?

2025年2月2日
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若返りの薬ってとても魅力的だけど、実際に目の前に置かれたときに自分だったらどう使うのか迷う気がする。この映画を観ても考えることは多い。体だけ若返っても、センスや心は若くならない。話す言葉やファッションセンスを若者に寄せるのはとても苦労するはずだ。
それでも本作のように、若返って若い異性との恋愛に走るのもアリ。他にやりたいことがあれば試みるのもアリだ。コメディテイストだから、若返った3人の行動を面白く描こうとしていることは伝わった。でも、それほど笑えない。自分が若返る側の年齢ではなく、彼女たちのように若返る側の年齢に近いからなのかも。
男性3人が若返ってすることを想像するとあんなことにはならない(んじゃないかと予想する)。ある意味ジェンダーの問題を意識させる内容だった。でも、若返る時間が限られているからという理由もあるが、あの女性たちがやろうとすることは(映画として)あまり痛快ではなかった。脚本上用意されているトラブルやアクシデントは若干意外だったが、それも時代の流れを考えるとそんなものだよなと納得できるレベルのもの。設定が面白いだけに少しもったいないなと感じてしまった。
久々に見るボーイ・ジョージは嬉しかったが、コーラスでステージに上がったならちゃんとあそこでコーラス入れろや!と思ってしまったのも事実。全体的に笑いにしても痛快さにしても、こちらが想定したものを上回るものではなかった。気軽に楽しめるものの、深みに欠ける感じだ。嫌な気分にはならなかったから一応3.5とした。

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kenshuchu

3.5そんなに若返りたい?

2025年2月2日
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らぶにゃん

5.0設定はよくあるものであろうが、まぁおすすめ枠か。

2025年2月2日
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今年41本目(合計1,583本目/今月(2025年2月度)4本目)。

 夫が先に他界して、倉庫か何かを掃除していたらウィスキーを見つけて、それを飲んだら若返ったという女性のお話。

 まぁ、設定がそれだけ(そのあと、女子3人旅が始まる)だし、かなりギャグ映画に寄せたところはありますが、(きわめて広義にとった場合の)広い意味でのシスターフッドの映画とは言えるし、そうした関係で人を不愉快にさせるような発言がほぼほぼ出てこなかったので良かったかな、といったところです。

 こう、何かを考えるという問題提起の映画を多く流すことがあるテアトル梅田(旧シネリーブル梅田)ですが、こうしたギャグオンリーだけの映画は珍しいなぁ…といった一日であったところです。

 採点上特に気になる点までないのでフルスコアです。

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yukispica

3.5仲良し老婦人達の青春

2025年1月31日
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楽しい

仲良し老婦人3人組が、若返るウイスキーを飲んで青春を取り戻し、人生を謳歌するストーリー。
老婦人達の、面白い会話や行動力の凄さが、楽しめるコメディ映画‼︎
人生について、考えさせてくれる作品。

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TKD
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