おんどりの鳴く前にのレビュー・感想・評価
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こんな警官は嫌だ!
多分、相当リアルなんでしょう
他国の、しかも個人的には不勉強な所の物語であったためか、内容とか背景がしっくりくるまで相当時間がかかった印象です。
とはいえ、敢えて細部を隠しつつのストーリー展開だったように思うので、なかなか把握しきるのには苦労しました。
ぶっちゃけますと、見終わって全く気持ちがスッキリしない感じです。まぁこのモヤモヤもリアルなところを反映しているからなのでしょう、終始いやーな現実が描かれていて、見ていて結構しんどいのですが、良き映像とメインともいえるかなりリアルな銃撃戦など、楽しめる要素は満載な気がします。
物語の象徴として時々映し出されるオンドリも、見事な表現で、実に美しく、それ自体には秀逸さを感じたのですが、どうも全体のお話がねぇ・・・それが現実であり、なるべくありのままを表現したいという志は強く伝わってきます。そこのところに重きを置くというのであれば、非常に素晴らしい作品なのかもしれません。
浮かび上がる醜悪さ
欲望に弱い人間の「醜悪さ」を描いた作品だと感じました。
観て楽しいものじゃなかったな……
長いものに巻かれたまま、村の不正を見逃して、利益を得るべきか。
村長たちの不正を暴いて、良心のまま逮捕すべきか。
主人公の警官がその二つの間で揺れるのはわからなくはないが、大半のシーンで優柔不断に揺れ動くために、だらしない買収された不正警官にしか見えず。
その利己的姿をずっと追う感じが単調で単調で。
ポスターなど広告では「最高のラストシーン」「衝撃の結末」と煽っていたが、惚れた女が傷けられたことにブチ切れしただけにしか思えず、驚きに至るダイナミズムとは受け取れませんでした。
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