「雄鶏かんけいないじゃん。」おんどりの鳴く前に masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
雄鶏かんけいないじゃん。
パンフみたら元題と英題はシンクしてるが邦題はぶっとんでいる。まあ元題とあまりに違うけどずっとこの田舎町に起きた事を見ていた鶏を引っ張ってきてタイトルにした日本の関係者のセンスは悪く無いかも。
監督も実際目撃者として選んでるわけだし。
話はそんなに複雑ではなく最近流行りの閉鎖的田舎らしと自然災害、生き残りと欲望と善と悪の間に挟まって押しつぶされそうになった無学な警察官のはなしです。
キャスト皆んな素敵だがこの主人公がよい。オーディションで「ルックと演技は良いけど知性的な目をしている所が気になってる」と言われたが「本番までに作っておくよ」と答え、見事にダメ警官になってたらしい。
役者っておもろい仕事だね。
悪に走るか善行をなすか、人生の分かれ道の選択条件って似てるなとちょっと思った。みっともなくも切ない良いエンディングであった。
ルーマニアのこの監督、次作も楽しみである。
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