「悪霊vsアホ」死に損なった男 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
悪霊vsアホ
死に損なった男が、ひょんなことから悪霊に取り憑かれ、しつこく殺人教唆されるストーリー。
なにせ頑固で怒鳴り散らすオヤジの悪霊が支離滅裂で終始不快でした。しかも、ほぼ無関係の主人公に対し、自身の仇敵を◯せ◯せ・・・とひっきりなしに。
この人生前、普通に教師だったみたいですが、不慮の死をとげるともれなく倫理観がぶっ飛んで、あんな感じで頭おかしくなり、悪霊化するんでしょうか(笑)。
仮に◯人が成功したとして、この主人公は最悪捕まって懲役刑になったり、運良く逃げ延びたとしても◯人犯になってしまったという良心の呵責を、一生背負わなければなりません。これはまともな人間なら生き地獄確定で、一生悪霊に取り憑かれたほうが、100倍マシかと思います。
さらに、ちょっとびっくりしてしまうのは、この作品の脚本、設定において「◯人達成後のシミュレーション」は凄く都合の悪い事項だったみたいで主役の放送作家の発言からも一切言及されず、オヤジに対しても甲高い耳障りの良くない罵声で的外れな反論し・・・アホ確定(笑)。
支離滅裂でアホテイストなブラックコメディだったらそのまま突き進んでしまえば良いのに、最後はとってつけた様な人情モノでまとめるし、オヤジは自身の娘の感情を理解してなくてむしろ恋路を邪魔までしてるし・・・読後感の悪さも特級呪物でしたよ。
では。
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