ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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まあまあ
演出としては緊迫感があり、ハラハラしながら観ることができました。某大手テレビ局がニュースを賑わせている昨今ではタイムリーなタイミングでもあり、注目が集まる作品です。
特に大きなどんでん返しが起こることもなく、電話をかけた人物がちゃんと犯人で、動機が「家族を亡くした事件への復讐」だったのがなんだかレトロな印象を受けました(これは12年前の作品のリメイク版なので、そこは仕方ありませんが)。
犯人の動機も「政界、マスコミ、大手企業の癒着」を暴露すること、それを当事者の口から言わせて贖罪させること。タイムリーと前述しましたが、それもあってテーマとしてはやや説教臭い印象を受けました。
特に最後の視聴者投票のシーン。無責任にボタンひとつで入れた票が人の命の行方に直結するんだぞ、と訴えかけるようなシーンでした。その後のロンドンの爆破テロの速報も、どんなに大きな事件があっても次から次へ話題がすぐ移り変わるメディアの特徴を表しています。
そういったところを全て言葉にせず演出で伝えたのは個人的に好きです。以前観た映画で、そこを全部キャラクターに言わせてすごくグダグダした終わり方になった作品があったので…。
朝霞(竜星涼)に届いたメールは全然偽造の可能性があるのになんでそんな信じられるんだよとか、女子アナ(めるる)がただうるさいだけであんまり要らなかったなとかちょこちょこ思うところはありますが、話に入り込んで観られて楽しかった作品です。
ネタバレ回避のために感想は全く見ずに本編を観たのですが、原作の方が面白いという意見が多かったので、配信で観てみようと思います。
【追記】
早速原作をネトフリで観たので、それを踏まえての感想を追記します。
「ショウタイムセブン」とは緊迫感が段違いでした。確かにこの原作を元々観たことがあり、その雰囲気を求めていた方には本作は物足りない出来だったかもしれません。
原作と比べ、本作は最初の爆発地点(発電所)も主人公がいる場所から遠いし、現場のリポーター含めその他の登場人物が爆発に巻き込まれる可能性が低いとなんとなく思ってしまう雰囲気があります。
「テロ,ライブ」ではリポーターが爆発地点のすぐ近くにいたせいで橋の孤立に巻き込まれ、その後の崩落で命を落としています。同じ題材を扱っているのに、死の身近さが段違いなせいで緊迫感にも差が出ています。
また原作では、本来救われるべきだった人、救いたかった人の命が、上層部の冷酷な判断で無惨に失われる様を主人公はただ見ていることしかできない、という無情さも作品の味です。「ショウタイムセブン」では番組の責任者を原作よりコミカルに描いてしまったせいでそれも薄れています。
現代日本らしいと言えばそうですが、せっかく元ある映画を題材に据えるならその作品の味をもう少し活かしてリメイクしていればより面白くなったと思います。
ただ、実際にも用いられているdボタン機能で投票という要素を入れることで、日本人ならではの価値観を引き出しているのは良い独自性だと感じます。
阿部寛の鋭い眼光が、「アナウンサー」という職業にまさに「魂を売った」ような主人公の性質を表しているのも良いです。特にラストのシーンでは主人公の「アナウンサー」に囚われた狂気性が輝いていました。
原作を観た上で、やはり女子アナの必要性がますます私の中で怪しくなりました。小型爆弾の爆発で気絶して、目を覚ましたと思ったら頭の悪い茶々を入れる。「たかがテレビでしょ!?」というセリフで主人公のテレビへの姿勢と対立させる構造を生み出したいがために据えられた単純なキャラクターにしか見えません。ただ謎にイライラさせる存在でした。
唐突な転調が多くイマイチ盛り上がらず
本作は、元人気ニュースキャスターとテロ犯が生放送で対決するという中々面白い着想のお話でした。
3か月前まで「ショウタイムセブン」という人気ニュース番組でキャスターを務めていた折本眞之輔(阿部寛)。特ダネを連発し人気を博していた彼は、突然番組を降板させられ、現在は同じ時間帯のラジオ番組を担当している。
そんな折本のラジオ番組に、一人のリスナーを装った男から電話がかかってくる。彼は「大和電力」の社長に対し、6年前に発生した発電所事故の謝罪を求め、応じなければ発電所を爆破すると脅迫する。いたずらかと思い無視していたが、直後に本当に発電所で爆破事件が発生。以降、折本とテロ犯の電話越しの攻防は、なんと「ショウタイムセブン」の生放送へと舞台を移し、視聴者を巻き込んだ対決が繰り広げられるというスリリングな前半の展開。後半への期待はいやが上にも高まりましたが・・・
テロ犯とキャスターが番組を通じて対決するという発想は面白く、特に折本がテロ犯との対決中に世論調査を仕掛けるシーンは、緊張感に満ちた展開で見応えがありました。しかし、途中からテロ犯の要求が「首相の謝罪」へと変化し、さらには折本自身の疑惑追及へとシフトしていく。これにより、観客としては徐々に話の焦点を見失い、置いてけぼりにされたような感覚に陥ってしまいました。
さらに、テロの動機となった6年前の発電所事故についても、実は折本が取材していたことが後半になって明かされました。この事実が物語の序盤ではまったく触れられておらず、伏線らしきものも感じられなかったため、ミステリー作品としてはややフェアではない印象を受けました。
最終的にテロ犯は逮捕されるものの、折本自身の暗部も暴露されることとなります。彼はテレビカメラに向かって”演説”をし、ドラマは幕に。しかし、折本の人物像や人生のドラマが十分に語られてこなかったため、彼の演説がそれほど感動的には映らず、やや消化不良な終わり方となったのが惜しまれるところでした。
また、エンディングテーマを担当したPerfumeが劇中に登場し、歌唱シーンで締めくくられるという演出もありましたが、これも唐突な印象を受けました。ストーリーとの関連性が感じられず、「なぜここでPerfume?」という違和感が残ってしまいました。
そんな訳で、本作の評価は★2.4とします。
導入から終盤まで緊張感満載、圧巻の面白さ!阿部寛の演技が素晴らしい が、フジテレビ問題が露呈し「10時間超え会見」した今観ると「すでに古い」
ニュース「ショウタイムセブン」放映開始の19時から21までの物語。
実際の時間経過と映画の中の時間も同じように進むリアtるタイム進行。
緊張感あふれる展開。
主演の阿部寛のキャラクターと演技でぐいぐい引き込まれる。
特に終盤、この緊迫した2時間は興奮し本当に面白かった、こういうのが観たかったんでしょう?と視聴者に話しかけるところが圧巻でした!
惜しむらくは犯人!
いきなりスタジオに登場するし。
東京を大停電にできる大事件とは実に不釣り合いで、説得力が感じられない。
公安担当官も、これだけの大事件を扱っている人間に見えない!
(演じている、「ラストマイル」「アイミタガイ」と大活躍中の安藤玉恵は好きですが。)
そして、少し古くも感じた。
テレビのニュース・ショーの最盛期、古舘伊知郎の「ニュース・ステーション」の頃の雰囲気では?
ちょうど、古舘伊知郎が降りて局アナメインになったころの感じが、本作とリンクする。
ましてや、コロナ禍を過ぎ、さらにフジテレビ問題、「10時間超え会見」を放送してしまった、現在の現実と照らすと、とても古く感じる。
もちょっとはやく公開していたら…。
言ってしまうと「1977年の」アメリカ映画「ネットワーク」にすら近い。
最後に、perfumeファンクラブP.T.A.会員として一言。
たしかに「本人役」で出演してましたが、全く関係ない音楽番組に出演して歌う本人の役だった。
誰でもいいじゃん!!
まあ、一応エンディング主題歌「Human Factory -電造人間-」の歌詞が本作のテーマを連想させる内容ではありましたけれど。
最後まで観るべし
ちょっと時間があったので、映画館へGo!
あんまり食指が動かなかったけど、観て正解だったかも。
現実のTV局の事件、政府の対応、トカゲの尻尾切り・・・
なんてことがSNS上では盛んに話題になる。
こんなことと少し符合する映画が今のタイミングで公開された意味を考えてしまう。
ま、偶然なんだろうけど・・・
最初の発電所爆発までの緊張感は最高です。
中盤はダレます。茶番劇にいつまで突き合わせるの?
もう映画館出ちゃおうかなってくらい・・・
ラストのキャスターのイカれっぷりは最高でした。
「最高のショウタイムだっただろう?
俺はこういうのがやりたいんだ!」
的な発言にテレビを観ているこちら側の何かを刺激してきます。
エンディングに流れる「電造人間 」の歌詞も印象的。
ちょっとだけ引用します。
-私たちは飼い猫 気づいてないわ
-この衛星の歯車で
-永遠に眠り踊るの
好みが分かれるようで…
最近の映画の中では、ものすごく、時間の短い作品ですね。でも、これくらいで良いかと。これ以上、ダラダラ続けたら、面白くなかったかも。飽きずに、集中して見ることができました。
作品は、一言で言うと、面白かった。伏線、そういう感じで繋がるのか…と。
最後、きちんと映ってはいなかったけど、折本は、死んだのでしょうか?結局、折本も正義ではなかったわけで、罪を償わなきゃいけないとは思うけど、よく言う「死んで償うのは、違うんじゃないの?」と言いたい気もする。犯罪じゃないから、死んでも良いのか?死ぬように仕向けたのは、錦戸くんだったから、錦戸くん的には、死んで欲しかったのか…。死んだら、復帰もクソもないのにね、折本。
いや、面白いんですよ。ほんとに。。
番宣につられて観に行ってしまいました。
で、映画はどうだったか? というと、面白かったんですよ。。。ほんとに。。ただ、残念な点もあったかな?
まぁーこのての映画はネタバレ禁止でしょうから、一言だけ、
「犯人が手錠をかけられた後の折本眞之輔(阿部寛さん)の独白は長過ぎ」あの手の映画は、言葉を短く切り取って話すから意味がある。と自分は思っています。それだけで、0.5はマイナスかな?
余談ですが、映画の中でも「昭和っぽい!」という発言もありましたが、自分的には「平成・令和(のお子様)向け説明?」もあった気がする。まぁー自分は昭和なので、昭和っぽい言動には共感できたのですが。。。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
それは、ただの爆破事故で済む出来事だった… ニュースキャスターVS爆弾犯による史上最大の駆け引きに興奮が止まりませんでした!
犯人役が錦戸亮だとみて観賞しました。
いつも通りラジオを進めようとしたベテランDJ(元ニュースキャスター)に来た爆破予告。その直後に火力発電が爆破し、さらにはニュース番組のキャスター、スタッフも巻き込まれヤバすぎる展開にドキドキが止まりませんでした!
そしてラストの錦戸亮の対面でベテランDJの衝撃告白に言葉も出ませんでした!
こんなハラハラする映画は久々かもしれません!
イカれた犯人よりもイカれたヤツら
韓国映画のリメイクとのこと。オリジナルは未見です。
テレビ局の不祥事が世の中を騒がせているこの時期に公開とは、タイムリーでラッキーな映画かも。
ニュースも所詮はショウビズの一部、キャスターはじめ、テレビ関係者のイカれっぷりがさもありなん。折本なんて、イカれた犯人に「お前、イカれてる」と言われてて笑った。
事件を利用して返り咲こうと張り切る折本が、生き生きと本当に楽しそうだったので、最後の言葉は言わずもがな。でも、この本音をテレビで言うことに意義がある。
土壇場を臨機応変に乗り切る折本はかなりかっこよかった。
犯人の動機が「裏切られたから」という「情」なのが韓国っぽい。
一番の恨みは、事故を隠蔽した電力会社でも、その電力会社とズブズブで便宜を図る総理でもなく、そこなんだ。
お陰でいくつもの隠蔽された悪事が露見したので、結果的には犯人は報われたのでは。
電力会社の事故は追求されるだろうが、電力会社と首相のアレは、うやむやにされそうな気はする。
展開が早く勢いがあって、ハラハラ・ドキドキで見ていたが、犯人が分かったあたりから失速気味になり、ラストは正直尻すぼみ。
折本の「実況」の結果はどうだったんだろう。
長身でスタイルよく適度に胡散臭く、あの年で顔面のアップに耐える阿部寛、適役すぎ。
めるるの女性アシスタントは、声が鬱陶しくウザかったが、「ばかじゃないの、たかがテレビじゃない」の一言で存在意義爆上がり。
ですよね~。だいたい今やネットの時代で、テレビはすでに時代遅れとも言われるくらい地盤沈下してますから。
結城千晴さんはもしかしたら、テレビ局の「上納」システムみたいなハラスメントにあったか目にしたかでテレビ局や業界に幻滅していた設定なのかも、と思ってしまった。フジテレビの影響です。
面白かったが、最近、面白い邦画だと思ったら原作が韓国作品、または韓国映画・ドラマのリメイクだったというのが多い。
エンタメのアイデアだけでなく人間の業がよく描かれているからより面白くなるんでしょうか。日本の映画人、がんばって!
そして、エンディングの「Perfume」 唐突過ぎ。
なんで?
テーマや素材は良いのにスケールダウンしてしまった
非常にもったいない作品だなと思いました。
最初にテロの予告があって、火力発電所の爆発、電力会社社長や総理の謝罪を要求というスケールのデカい展開がつづいたのに、それに比べると最後は小ぢんまりしてしまった印象が拭えません。
葛藤がだんだん大きくなっていくように描くのがドラマのセオリー。小さくしていってどうするんだ。
実は素材は悪くないんですよね。
主人公の欲求は明確だし、前半は「番組を優先するか人の命を守るか」、後半には「せっかく掴みかけたメインキャスターの座を守るべきか真実を言うべきか」という葛藤もある。
どんなに大きな事件も、次々と現れる新たな関心事にかき消されていくという現代社会の持つ病理をテーマに据えたのも良い。
しかしだんだんスケールダウンしていくという構成のまずさが台無しにしている。
よくよく考えたら、現在、テレビの求心力が失墜している2025年に、報道番組を舞台に繰り広げられるこのドラマ展開は古臭く感じてしまうんですよね。10年くらい遅いんじゃないかと思いました。
でも構成がうまくいっていたら、力技でそんな古臭さを感じさせずに済んだかもしれない。だからもったいない。
現実のほうが遥かにスリリングで衝撃的だもんなぁ〜。
退屈でした
あの白い服の女性アナの演技が酷すぎて笑ってしまいました。なんで退場させないんだろう??って疑問でした。
終盤にかけて目を覚ますのですが、なにか特別な役割があるわけでもなく、芯のない稚拙な意見を言うだけって…
内容としては、電気会社社長要求→総理大臣要求→高校教師(祖父で共犯)と続くのですが、それぞれが中途半端のまま進み、空中分解されていくので
「あれってどうなったんだろう」と頭の片隅にあるまま見ることになりました。
いくつか、なにそれ?って部分があって、
・犯人が男性アナのTELを知っている理由。
・男性アナがいきなり探偵役みたいな凄みに入っている。
・犯人が収録スタジオに入ってきたが、普通出入口に警察配備しませんか?
邦画って感じの緩い映画でした。
Show Time LIVEN?
鑑賞後に真っ先に思ったこと…最後の、要る?
いくら自分が関わったことで爆発が起こったかもと思っても、生ラジオは中断せんだろ。
しかもその段階で「発電所方面で」って。
番組開始から犯人との通話、着替え、東海林や伊東への電話、そして移動で15分は早すぎる。
…などには一旦目を瞑りましょう。
竜星涼と生見愛瑠は年齢、外見、喋りなど全てがゴールデンのニュースキャスターには軽すぎないかな。
…まぁこれも番組の軽薄さを表す狙いなら理解はする。
ただこの2人が生放送中に感情的になりすぎてて、エンタメ臭が鼻についてしまったのは完全に演出ミスかと。
それでも中盤まではある程度のリアリティや緊迫感もあり、着地点の見えなさも手伝って面白かった。
風向きが変わったのはジョウさんが出てきたあたり。
折本に告知もせず、話す内容の確認もせず、犯人の許可も取らずにスタジオに入れますかね。
都合よく清掃員として潜り込め、何故かマイクなどに爆弾を仕込め、結局は死んだフリでした。
彼の存在と扱いで一気に安っぽくなった気がする。
そして折本がアッサリ降板した理由すら語られてないのにいきなり「楽しかった」とか言い出し、アンケート開始…
謎のPerfume推し(なのに映像は途中で切る)も含めて終盤は疑問符ばかり浮かんだ。
阿部寛はサスガの重厚感と迫力(3カメ目配せは笑ったが)だし、錦戸亮の最後の芝居もかなり良かったよ。
それだけに脇の軽さと中盤以降の迷走が勿体ない。
折本を糾弾するためだけに大掛かりすぎるし、警察の包囲を抜け出した方法なども不明。
「人を傷つけるつもりはなかったんでしょう」って、発電所のこと忘れてない?
リメイク元は未見だが、もう少しやりようあったのでは。
おもしろかったけれども…
ほぼワンシチュエーションで展開される確かに緊張感ある展開。
でもせっかく映画なので、テロの爆発の悲惨さとか
なんらかの形で、ストーリーにふくらみというか
グッと心に残る何かが欲しいなと思ったのは贅沢でしょうか(⌒-⌒; )
テレビどらり
平田満とPerfume
韓国版を以前アマゾンプライムで観て楽しかったので日本版も観ました。韓国版はもう話を覚えてなかったけど、まあまあ楽しめました。しかし平田満はいい加減犯人役を止めるべき。いつも犯人やってないかな?あと最後のPerfumeは意味不明。
期待していたが裏切られたのは登場人物と同じ気持ちか。
各種の爆破に関する仕込みがどうしてそこまで出来たのか、スタジオ内での出来事がことごとくご都合主義で、納得のいく説明がない。あれでは警察も無能の極み。
また、スタジオの女性アナウンサーが喚き散らすだけで何の存在価値もなく、男性アナウンサーも底浅い思考で踊らされただけ。プロデューサーも本人に届くはずもない環境(マイクも通してない副調整室)で、駄目だ駄目だと騒ぎ立て、挙げ句地に落ちる。
極めつけにあのエンディング。
当然見せないと思った投票結果はまぁ良いとして、それを暗示させるイヤホン装着や、結果何が起きたか不明な爆破装置の操作、さらにはいきなりロンドンでの同時多発爆破事件。それも『対岸の火事を面白おかしく興味本位で見るんだろ?』という示唆か。
話を散らかしすぎて何の収拾にも至ってない。一番語りたかったのは人間がいかに自分勝手で(当事者でなければ安全圏から)面白おかしく世の中を見ているか、ということだろう。
折本が最後の最後でイカれた感覚の持ち主ということを吐露するが、まぁその内容も言ってしまえば良くある話。
基本的に好きなアーティストではあるが、事ここに至ってはPerfumeの登場すら唐突過ぎて鼻につく。爺と孫の芝居もくさすぎて伏線にしか見えないし、あの程度のアクシデントで気絶する女子アナも、とりあえず途中の展開では出る幕無いから脇にどけておこうと退場させられた風にしか見えない。
全てがご都合主義で塗り固められた作品。原作が悪いのか制作が悪いのか、どちらかわからないが、見終わった後で失望と同時に沸々と怒りが湧いてきたという作品は久しぶり。
普段であればあの役者がこう良かったとか言いたいところだけど、主役の阿部寛ですら正直ギリギリ何か評価できるかという気持ち。
要するにシナリオ自体が『落第』ということ。
失速...
最初は、デンポの良さに、「わっ、どんな展開?!」っという感じで、
ドキドキしていたのですが、この気持ち長続きしませんでした…。
警察が介入してから(そのポンコツ具合に)
犯人が判ってから(うーん、あの二人にあんなことができそうにない)と、
段階的にがっかりしていきました。
また、阿部寛さんも、竜星涼さんも、生見愛瑠さんも、
アナウンサーというよりはタレント感が強くて、
そこも終始違和感が拭えずでした。
鼻濁音の練習ぐらいは…。
阿部さんは、声は良いのですが、少し滑舌が悪いですよね。。。
本編ラストも、なんだか胸糞悪かったのだけど、
その胸糞悪さも中途半端だったような…。
政治批判?マスコミ批判??
そして、エンディングロール…
大人の力が働いている感満載で、ドン引きしました。
勧善懲悪
勧善懲悪 を求めると評価はできない映画
だけどTV東京(東京新聞)らしくは出来ていたと思います。
犠牲者は最小限、真実をあぶりだすにはここまではやる。
そしてラストのごにゃごにゃには賛否あると思う、けどメディアハイ というのだろうか?
そういう状態をしっかり監視するシステムが無いといけないと思わされる映画でした。個人的には骨太な映画だと思いました。
全てが中途半端
阿部寛の魅力、ストーリー、その他面白くなる要素満載なはずなのに、何故か中途半端感でいっぱいでした。
・どうやって火力発電所にあれだけの爆弾を設置した?
・あの規模の火災、そんなに簡単に消火できるとは思えない
・あれだけの爆弾を火力発電所に設置できる犯人の小物感
・目の前にテロリストがいるのに、警察の動きのショボさ
・総理大臣の謝罪から、ジャーナリストの謝罪への格下げ
(結果、悪事は公開されたけど、初志貫徹してほしかった)
・めるると竜星涼、必要あった?めるるもっと観たかった
・終わり方もよくわからなかった
ハラハラするより、イライラが多いかな。謝罪より自分がドキドキしたいだけ。
最強寒波野郎、雪と共に去りぬ!
メッチャ晴れ間で陽が差して、出かけたら直ぐさま雨。
ガ~ん、なんコレこの天気。まぁいいスリップしなきゃこっちのもん。
と言うわけで、雪でも雨でも 今日も劇場入りです。
今日は「ショウタイムセブン」を観ましたよ。
元ネタは韓国映画『テロ, ライブ』をベースにオリジナル脚色展開。
監督・脚本:渡辺一貴氏
--------MC------
折本眞之輔(元キャスタ):阿部寛さん
安積征哉(現キャスタ):竜星涼さん
東海林剛史(プロデュ-サ):吉田鋼太郎さん
結城千晴(新人アナ):生見愛瑠さん
伊東さくら(現場報道記者):井川遥さん
繁藤寛二(犯人):錦戸亮さん
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折本のカッタ-シャツの襟に血が付着してて
如何にも(犯行)報道現場が生々しいものを魅せてはいますが・・・
何でしょうね。火力発電所爆破!ココだけは本当に起きてて。
脅しじゃ無いよと言わせてますね。そこは良いのですが、
犯人の最終目的が明確にあって 折本に対して
真実を引き出すだけなら他にも方法がありそう。そう思います。
発電所建設の大事故死と政府とTV局の黒い繋がり、
新薬開発に絡む薬事報道と贈収賄。
此れ等に関わると思われる”ショウタイムセブン”のメインキャスタだった折本自身。
公安テロ対策の動きが情け無いほどダメに感じる点。
犯人⇒しゃべり過ぎな点、かつ交渉下手な点。
現場⇒テロ交渉が生で報道されてる点。(あり得ないかな)
放送局スタジオ内へ爆発物の持ち込み及びセットがそう簡単にできるのかの点。
急に出てきた”恩師”登場の何故と自首の促しが異様な点。
何より 韓国映画オリジナルの方がスペクタクルで面白いじゃないかの点。
ハラハラ感より イライラ感が勝って行き
最後は自分がドキドキしたかったと言う・・・何じゃソレ。
世論に意見求めて結果操作して責任回避するんじゃないよと思うがね。
謝罪が全く浮いてて、その点があぁやっぱりこの人達(報道局)としか思えない。
終盤、展開案が出尽くしたのか、場面に空白の間が生じてるなと思った。
流れのツメが甘い証拠と感じましたヨ。
俳優陣の皆さんの活躍振りは良かったと思います。
阿部さんの極限的頑張りが どれだけ受け入れられるかでしょうか。
ご興味ある方は
劇場へ!!
ニュースタイム7ではなく、ショータイム7
疾走するかのように展開。
ラストまで観ると、ショータイムを演出されていたかと。
目力のある阿部寛だから、スクリーンでアップになっても違和感なく、のめり込めた
キャスティングが良かった。
エンディングへのつながりと、Perfumeの歌詞へのつながりも見事
見る側にも考えさせられる
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