ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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リメイクする意味
韓国映画「テロ、ライブ」のリメイク。
リメイクにとって大切なのは、忠実である事ではない。同じならオリジナルを観ておけば良い。問題はその国に合わせて、どうアレンジするか?だと思う。
韓国映画のリメイクだと、「22年目の告白」は時効廃止という法律の変化を上手く組み込んで、本家より名作となった。
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」はジャパンポップスとバブル経済も組み込んで、ストーリーはほぼままでも、日本特有の空気感を醸し出した。
では、この映画の場合は?
韓国特有のバイオレンス性は日本のコンプライアンス的にアウトだろうし、大胆な展開も、日本でどこまでリアリティを保てるか?
この映画では、日本特有のワイドショー的ニュース番組としての演出を加える事で、日本にしか無いオリジナリティを獲得し、映画を成功に導いていると思う。
また、日本人の国民性にも踏み込み、そして、元の作品とは違う所に着地している。これは見事!
突っ込みドコロは多々あるし、前半の緊張感はオリジナルに敵わないが、国を変えてのリメイクとしては、成功していると思う。
#ショウタイムセブン
#テロライブ
主人公がイカれているってこと?
本作は韓国映画のリメイク作品らしいが原作はみていません
元人気キャスターだった折本が爆破犯から爆破予告がきて
それを利用し、自分が人気番組キャスターに返り咲くため事件を利用しようとした
主人公が
最初は事件を利用しようとして成り上がろうとした野心家から
実はジャーナリズムの志をもっていた人のように見えたが
最後には事件を楽しむためのイカれた本性を見せて終わる。
俳優の演技もよかったので
そこらへんが変化するところもわかりやすかった
ただ、犯人の目的も手段もイマイチわかりにくいまま終わる
父親が亡くなった事故を隠蔽したことを
政府と電力会社に謝罪をしてほしいこと
そして、折本が事件の取材を報道できなかった理由を話してほしかったということだと思うが
最初にお金を要求したことはちょっとわからなかった
結局、メディアは政府、電力会社と癒着をしていたので
取材をしたことを報道できなかったのが理由だったが
折本だけが悪いとは思えないのが複雑
あと、発電所に爆弾を仕掛けた方法もわからなかった
唐突に恩師がでてきて
犯人に逆ギレした挙句殺されるシーンは意味が分からなかったが
すべて演技で実は彼は共犯者で犯人の祖父だった
世論調査を何回か使うシーンはよかったと思う
しかし、最後の世論調査で折本の行動を見ると
DIEのほうが多かったと考えられるが
あんな事件の直後なのに冗談でもDIEを押す人の気が知れないなと思った
爆弾は実はロンドンにあってそこで爆発が起こったということなのか?
日本人はテロがなく、平和ボケをしているので
刺激を求めている大衆が多いという製作者の考えがにじみ出ていた
新人アナウンサーが根拠不明な情報で折本に賄賂を受け取っているのか迫るのは本性だろうか?
女子アナのツッコミは冷静だ
政治家の何か言っているようで何も言っていないセリフがあるが
現実でも言いそうだと思った
社会的なメッセージも強く、単なるエンタメで終わらない深みがある。
物語は事件発生から一気に加速。
序盤は爆破事件の謎を追うサスペンスかと思いきや、中盤で主軸がガラッと変わる意外性のある展開。ただ、そこに戸惑う部分もあった。
謎解き要素よりも「実はこの人はこうでした」という種明かしの連続で、次々に加害・被害の矢印が変わっていくタイプ。
一緒に考察しながら観るというより、展開の波に飲み込まれていく感覚だった。
阿部寛さんの迫真の演技はやっぱりすごくて、緊迫感が増していく場面では特に圧倒された。吉田鋼太郎さんの存在感も絶妙なアクセントになっていて、単なるシリアスに終わらないバランス感が良かった。映像面では、手持ちカメラのブレを多用してリアルな臨場感を演出。爆発やスタジオの緊迫感がダイレクトに伝わってきた。
映画のテーマとしては、メディアと視聴者、企業と労働者、テレビ局と広告主といった、あらゆる上下関係の中にある忖度や闇を描いている印象。どんな大事件が起きようと、メディアは何事もなかったかのように次のニュースを流し続ける。それが皮肉なのか、ある種の覚悟として描かれているのか、観る人によって受け取り方は違いそう。
中盤で明かされる大きなトリックは割と気づきやすく、予想が当たったときはちょっと嬉しかった。
正直、展開に少し戸惑う部分もあったけど、全体的には緊迫感もあり、最後まで引き込まれた。
社会的なメッセージも強く、単なるエンタメで終わらない深みがある。期待していた謎解きサスペンスとは少し違ったけど、ラストまで緊張感が途切れず、一気に観られる作品だった。
「ショータイム」って感じでした。
Perfume目当てに行ったんですけど…。
いや、あんな感じで「映画出演!」ってゆーから、劇中の十数秒のワンシーンとかの出演かなー?って思ってたんですよ…。
むしろその方が良かったよ🥲︎
めっちゃ取ってつけた感じで…それなら「映画のエンディングになりました!」
で観に行ったら映像出てきたの方が嬉しいじゃん??っと思いました😢
本編に関しては、何かご都合的な所が色々気になったけれどもジャーナリズムでもドキュメンタリーでもなく、まさにショータイムだなと。
阿部さんのババーン!wの後の最後の最後に別なニュース速報が入り視聴者達の興味は「次のショータイム」へとすぐに移ろってゆく…みたいな揶揄表現だったのかしら?と思いつつ私の複雑な気持ちがエンディングテロップとともに流れて行ったのでした🫠
それにしても錦戸さん…特殊詐欺の犯人みたいな絵面で出てくるじゃん。。。
パッとしない内容と阿部寛の怪演
ワクワク、ハラハラする期待をもって、久しぶりに映画館に足を運んだ。
しかし、開始早々、「あ、ダメだ」と。
ステレオタイプの汚職政治家。
大犯罪をおかす犯人の、その声の軽さ。
犯人と主人公のキャスターの、相乗効果ではなく、打ち消し合う狂気性。
女性キャスターの手前で爆破したが、アレはどうやって仕掛けた? 犯人と共謀した人間がそれをするには、立場が違いすぎる。それをこちらが想像しないといけないの?
結局、映画というかこういう作品でも、誰か「感情移入」できる対象がないとダメなのではないか。
アメリカの24は、自分は面白かった。
舞台が日本ではないので、非日常的な話を受け入れるハードルが低いからのもあるが、ジャックバウアーがそういう対象であり得たから成り立ったドラマだった。
そうでなければ、単に荒唐無稽で終わった作品だった。
主人公のキャスターがダメなら、せめてこの犯人に対してそう感じられる属性をもって欲しかったが、後半でてきた姿をみると、ただのチンチクリンでしかなかった。
まぁ、文句ばかりだが、それでも阿部寛の怪演は光っていた。画力というか顔力というか。それは流石だった。
しかし、ほとんど、それしかない映画だった。
Perfumeの新曲目当てで行きました
原作は未視聴。視聴動機は表題のとおり。
事前告知では「Perfumeが本人役で出演!」となっていたし、本作プロモーションにもメンバーがそれなりに出演していたので、そこそこの期待を持って視聴したのですが、、、Perfumeさん、ぜんっっぜん出てこねぇ〜って思ってたらガチでソコだけっすか???(トホホ〜)
とはいえ、事前に配信で聴いて「こんなもっさり曲じゃ絶対売れんわい!」と怒りにも似たガッカリ感を持っていた新曲【Human Factory -電造人間-】が、そこそこ本作の世界観を掴んでいて、20点から40点くらいになったことが多少のプラス効果でしょうか(赤点ギリギリ!)
とはいえ、映画を観てダウンロードをしようと思う一般のお客さん、ぶっちゃけ皆無じゃね?と思う気持ちは1ミリも揺らぎません。なんせ唐突にアノ出演シーンだし、せっかくスクリーンの大画面なのにあんなに小さいカット割りになってるし、極めつけはすっきりしなさすぎなサビだしねぇ。初視聴の一般の人の脳にはハテナマークしか浮かばんじゃろ(トホホ〜)
閑話休題。
作品本体はというと、阿部寛様の阿部寛様による阿部寛様のための映画で、横浜家系ラーメンなみに油ギッシュな阿部寛様が全編目白押し(だがソコガイイ!)。ダンダダンの綾瀬桃の真似してるところが脳内で余裕で再生されたわい。
加えて、とにかく出演者全員油マシマシに濃いぃぃ演技をされる中で、Z世代代表のめるるのひょうひょうとした女子アナの演技(というか地?)が良い味を出していて、出演シーン少ないながら「めるる、持ってくなあ〜」と思ってました。
そんなんでPerfume楽曲目当てで行きましたが、個人的にはスゴく楽しめました。もちろんツッコミどころはも〜うたくさんありまくるけど、めるる風に言えば「所詮、映画だし」ってところでしょうか。全てひっくるめてエンタメとして笑えばいいと思うよ!
まあまあ
演出としては緊迫感があり、ハラハラしながら観ることができました。某大手テレビ局がニュースを賑わせている昨今ではタイムリーなタイミングでもあり、注目が集まる作品です。
特に大きなどんでん返しが起こることもなく、電話をかけた人物がちゃんと犯人で、動機が「家族を亡くした事件への復讐」だったのがなんだかレトロな印象を受けました(これは12年前の作品のリメイク版なので、そこは仕方ありませんが)。
犯人の動機も「政界、マスコミ、大手企業の癒着」を暴露すること、それを当事者の口から言わせて贖罪させること。タイムリーと前述しましたが、それもあってテーマとしてはやや説教臭い印象を受けました。
特に最後の視聴者投票のシーン。無責任にボタンひとつで入れた票が人の命の行方に直結するんだぞ、と訴えかけるようなシーンでした。その後のロンドンの爆破テロの速報も、どんなに大きな事件があっても次から次へ話題がすぐ移り変わるメディアの特徴を表しています。
そういったところを全て言葉にせず演出で伝えたのは個人的に好きです。以前観た映画で、そこを全部キャラクターに言わせてすごくグダグダした終わり方になった作品があったので…。
朝霞(竜星涼)に届いたメールは全然偽造の可能性があるのになんでそんな信じられるんだよとか、女子アナ(めるる)がただうるさいだけであんまり要らなかったなとかちょこちょこ思うところはありますが、話に入り込んで観られて楽しかった作品です。
ネタバレ回避のために感想は全く見ずに本編を観たのですが、原作の方が面白いという意見が多かったので、配信で観てみようと思います。
【追記】
早速原作をネトフリで観たので、それを踏まえての感想を追記します。
「ショウタイムセブン」とは緊迫感が段違いでした。確かにこの原作を元々観たことがあり、その雰囲気を求めていた方には本作は物足りない出来だったかもしれません。
原作と比べ、本作は最初の爆発地点(発電所)も主人公がいる場所から遠いし、現場のリポーター含めその他の登場人物が爆発に巻き込まれる可能性が低いとなんとなく思ってしまう雰囲気があります。
「テロ,ライブ」ではリポーターが爆発地点のすぐ近くにいたせいで橋の孤立に巻き込まれ、その後の崩落で命を落としています。同じ題材を扱っているのに、死の身近さが段違いなせいで緊迫感にも差が出ています。
また原作では、本来救われるべきだった人、救いたかった人の命が、上層部の冷酷な判断で無惨に失われる様を主人公はただ見ていることしかできない、という無情さも作品の味です。「ショウタイムセブン」では番組の責任者を原作よりコミカルに描いてしまったせいでそれも薄れています。
現代日本らしいと言えばそうですが、せっかく元ある映画を題材に据えるならその作品の味をもう少し活かしてリメイクしていればより面白くなったと思います。
ただ、実際にも用いられているdボタン機能で投票という要素を入れることで、日本人ならではの価値観を引き出しているのは良い独自性だと感じます。
阿部寛の鋭い眼光が、「アナウンサー」という職業にまさに「魂を売った」ような主人公の性質を表しているのも良いです。特にラストのシーンでは主人公の「アナウンサー」に囚われた狂気性が輝いていました。
原作を観た上で、やはり女子アナの必要性がますます私の中で怪しくなりました。小型爆弾の爆発で気絶して、目を覚ましたと思ったら頭の悪い茶々を入れる。「たかがテレビでしょ!?」というセリフで主人公のテレビへの姿勢と対立させる構造を生み出したいがために据えられた単純なキャラクターにしか見えません。ただ謎にイライラさせる存在でした。
唐突な転調が多くイマイチ盛り上がらず
本作は、元人気ニュースキャスターとテロ犯が生放送で対決するという中々面白い着想のお話でした。
3か月前まで「ショウタイムセブン」という人気ニュース番組でキャスターを務めていた折本眞之輔(阿部寛)。特ダネを連発し人気を博していた彼は、突然番組を降板させられ、現在は同じ時間帯のラジオ番組を担当している。
そんな折本のラジオ番組に、一人のリスナーを装った男から電話がかかってくる。彼は「大和電力」の社長に対し、6年前に発生した発電所事故の謝罪を求め、応じなければ発電所を爆破すると脅迫する。いたずらかと思い無視していたが、直後に本当に発電所で爆破事件が発生。以降、折本とテロ犯の電話越しの攻防は、なんと「ショウタイムセブン」の生放送へと舞台を移し、視聴者を巻き込んだ対決が繰り広げられるというスリリングな前半の展開。後半への期待はいやが上にも高まりましたが・・・
テロ犯とキャスターが番組を通じて対決するという発想は面白く、特に折本がテロ犯との対決中に世論調査を仕掛けるシーンは、緊張感に満ちた展開で見応えがありました。しかし、途中からテロ犯の要求が「首相の謝罪」へと変化し、さらには折本自身の疑惑追及へとシフトしていく。これにより、観客としては徐々に話の焦点を見失い、置いてけぼりにされたような感覚に陥ってしまいました。
さらに、テロの動機となった6年前の発電所事故についても、実は折本が取材していたことが後半になって明かされました。この事実が物語の序盤ではまったく触れられておらず、伏線らしきものも感じられなかったため、ミステリー作品としてはややフェアではない印象を受けました。
最終的にテロ犯は逮捕されるものの、折本自身の暗部も暴露されることとなります。彼はテレビカメラに向かって”演説”をし、ドラマは幕に。しかし、折本の人物像や人生のドラマが十分に語られてこなかったため、彼の演説がそれほど感動的には映らず、やや消化不良な終わり方となったのが惜しまれるところでした。
また、エンディングテーマを担当したPerfumeが劇中に登場し、歌唱シーンで締めくくられるという演出もありましたが、これも唐突な印象を受けました。ストーリーとの関連性が感じられず、「なぜここでPerfume?」という違和感が残ってしまいました。
そんな訳で、本作の評価は★2.4とします。
導入から終盤まで緊張感満載、圧巻の面白さ!阿部寛の演技が素晴らしい が、フジテレビ問題が露呈し「10時間超え会見」した今観ると「すでに古い」
ニュース「ショウタイムセブン」放映開始の19時から21までの物語。
実際の時間経過と映画の中の時間も同じように進むリアtるタイム進行。
緊張感あふれる展開。
主演の阿部寛のキャラクターと演技でぐいぐい引き込まれる。
特に終盤、この緊迫した2時間は興奮し本当に面白かった、こういうのが観たかったんでしょう?と視聴者に話しかけるところが圧巻でした!
惜しむらくは犯人!
いきなりスタジオに登場するし。
東京を大停電にできる大事件とは実に不釣り合いで、説得力が感じられない。
公安担当官も、これだけの大事件を扱っている人間に見えない!
(演じている、「ラストマイル」「アイミタガイ」と大活躍中の安藤玉恵は好きですが。)
そして、少し古くも感じた。
テレビのニュース・ショーの最盛期、古舘伊知郎の「ニュース・ステーション」の頃の雰囲気では?
ちょうど、古舘伊知郎が降りて局アナメインになったころの感じが、本作とリンクする。
ましてや、コロナ禍を過ぎ、さらにフジテレビ問題、「10時間超え会見」を放送してしまった、現在の現実と照らすと、とても古く感じる。
もちょっとはやく公開していたら…。
言ってしまうと「1977年の」アメリカ映画「ネットワーク」にすら近い。
最後に、perfumeファンクラブP.T.A.会員として一言。
たしかに「本人役」で出演してましたが、全く関係ない音楽番組に出演して歌う本人の役だった。
誰でもいいじゃん!!
まあ、一応エンディング主題歌「Human Factory -電造人間-」の歌詞が本作のテーマを連想させる内容ではありましたけれど。
最後まで観るべし
ちょっと時間があったので、映画館へGo!
あんまり食指が動かなかったけど、観て正解だったかも。
現実のTV局の事件、政府の対応、トカゲの尻尾切り・・・
なんてことがSNS上では盛んに話題になる。
こんなことと少し符合する映画が今のタイミングで公開された意味を考えてしまう。
ま、偶然なんだろうけど・・・
最初の発電所爆発までの緊張感は最高です。
中盤はダレます。茶番劇にいつまで突き合わせるの?
もう映画館出ちゃおうかなってくらい・・・
ラストのキャスターのイカれっぷりは最高でした。
「最高のショウタイムだっただろう?
俺はこういうのがやりたいんだ!」
的な発言にテレビを観ているこちら側の何かを刺激してきます。
エンディングに流れる「電造人間 」の歌詞も印象的。
ちょっとだけ引用します。
-私たちは飼い猫 気づいてないわ
-この衛星の歯車で
-永遠に眠り踊るの
好みが分かれるようで…
最近の映画の中では、ものすごく、時間の短い作品ですね。でも、これくらいで良いかと。これ以上、ダラダラ続けたら、面白くなかったかも。飽きずに、集中して見ることができました。
作品は、一言で言うと、面白かった。伏線、そういう感じで繋がるのか…と。
最後、きちんと映ってはいなかったけど、折本は、死んだのでしょうか?結局、折本も正義ではなかったわけで、罪を償わなきゃいけないとは思うけど、よく言う「死んで償うのは、違うんじゃないの?」と言いたい気もする。犯罪じゃないから、死んでも良いのか?死ぬように仕向けたのは、錦戸くんだったから、錦戸くん的には、死んで欲しかったのか…。死んだら、復帰もクソもないのにね、折本。
いや、面白いんですよ。ほんとに。。
番宣につられて観に行ってしまいました。
で、映画はどうだったか? というと、面白かったんですよ。。。ほんとに。。ただ、残念な点もあったかな?
まぁーこのての映画はネタバレ禁止でしょうから、一言だけ、
「犯人が手錠をかけられた後の折本眞之輔(阿部寛さん)の独白は長過ぎ」あの手の映画は、言葉を短く切り取って話すから意味がある。と自分は思っています。それだけで、0.5はマイナスかな?
余談ですが、映画の中でも「昭和っぽい!」という発言もありましたが、自分的には「平成・令和(のお子様)向け説明?」もあった気がする。まぁー自分は昭和なので、昭和っぽい言動には共感できたのですが。。。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
それは、ただの爆破事故で済む出来事だった… ニュースキャスターVS爆弾犯による史上最大の駆け引きに興奮が止まりませんでした!
犯人役が錦戸亮だとみて観賞しました。
いつも通りラジオを進めようとしたベテランDJ(元ニュースキャスター)に来た爆破予告。その直後に火力発電が爆破し、さらにはニュース番組のキャスター、スタッフも巻き込まれヤバすぎる展開にドキドキが止まりませんでした!
そしてラストの錦戸亮の対面でベテランDJの衝撃告白に言葉も出ませんでした!
こんなハラハラする映画は久々かもしれません!
イカれた犯人よりもイカれたヤツら
韓国映画のリメイクとのこと。オリジナルは未見です。
テレビ局の不祥事が世の中を騒がせているこの時期に公開とは、タイムリーでラッキーな映画かも。
ニュースも所詮はショウビズの一部、キャスターはじめ、テレビ関係者のイカれっぷりがさもありなん。折本なんて、イカれた犯人に「お前、イカれてる」と言われてて笑った。
事件を利用して返り咲こうと張り切る折本が、生き生きと本当に楽しそうだったので、最後の言葉は言わずもがな。でも、この本音をテレビで言うことに意義がある。
土壇場を臨機応変に乗り切る折本はかなりかっこよかった。
犯人の動機が「裏切られたから」という「情」なのが韓国っぽい。
一番の恨みは、事故を隠蔽した電力会社でも、その電力会社とズブズブで便宜を図る総理でもなく、そこなんだ。
お陰でいくつもの隠蔽された悪事が露見したので、結果的には犯人は報われたのでは。
電力会社の事故は追求されるだろうが、電力会社と首相のアレは、うやむやにされそうな気はする。
展開が早く勢いがあって、ハラハラ・ドキドキで見ていたが、犯人が分かったあたりから失速気味になり、ラストは正直尻すぼみ。
折本の「実況」の結果はどうだったんだろう。
長身でスタイルよく適度に胡散臭く、あの年で顔面のアップに耐える阿部寛、適役すぎ。
めるるの女性アシスタントは、声が鬱陶しくウザかったが、「ばかじゃないの、たかがテレビじゃない」の一言で存在意義爆上がり。
ですよね~。だいたい今やネットの時代で、テレビはすでに時代遅れとも言われるくらい地盤沈下してますから。
結城千晴さんはもしかしたら、テレビ局の「上納」システムみたいなハラスメントにあったか目にしたかでテレビ局や業界に幻滅していた設定なのかも、と思ってしまった。フジテレビの影響です。
面白かったが、最近、面白い邦画だと思ったら原作が韓国作品、または韓国映画・ドラマのリメイクだったというのが多い。
エンタメのアイデアだけでなく人間の業がよく描かれているからより面白くなるんでしょうか。日本の映画人、がんばって!
そして、エンディングの「Perfume」 唐突過ぎ。
なんで?
テーマや素材は良いのにスケールダウンしてしまった
非常にもったいない作品だなと思いました。
最初にテロの予告があって、火力発電所の爆発、電力会社社長や総理の謝罪を要求というスケールのデカい展開がつづいたのに、それに比べると最後は小ぢんまりしてしまった印象が拭えません。
葛藤がだんだん大きくなっていくように描くのがドラマのセオリー。小さくしていってどうするんだ。
実は素材は悪くないんですよね。
主人公の欲求は明確だし、前半は「番組を優先するか人の命を守るか」、後半には「せっかく掴みかけたメインキャスターの座を守るべきか真実を言うべきか」という葛藤もある。
どんなに大きな事件も、次々と現れる新たな関心事にかき消されていくという現代社会の持つ病理をテーマに据えたのも良い。
しかしだんだんスケールダウンしていくという構成のまずさが台無しにしている。
よくよく考えたら、現在、テレビの求心力が失墜している2025年に、報道番組を舞台に繰り広げられるこのドラマ展開は古臭く感じてしまうんですよね。10年くらい遅いんじゃないかと思いました。
でも構成がうまくいっていたら、力技でそんな古臭さを感じさせずに済んだかもしれない。だからもったいない。
現実のほうが遥かにスリリングで衝撃的だもんなぁ〜。
退屈でした
あの白い服の女性アナの演技が酷すぎて笑ってしまいました。なんで退場させないんだろう??って疑問でした。
終盤にかけて目を覚ますのですが、なにか特別な役割があるわけでもなく、芯のない稚拙な意見を言うだけって…
内容としては、電気会社社長要求→総理大臣要求→高校教師(祖父で共犯)と続くのですが、それぞれが中途半端のまま進み、空中分解されていくので
「あれってどうなったんだろう」と頭の片隅にあるまま見ることになりました。
いくつか、なにそれ?って部分があって、
・犯人が男性アナのTELを知っている理由。
・男性アナがいきなり探偵役みたいな凄みに入っている。
・犯人が収録スタジオに入ってきたが、普通出入口に警察配備しませんか?
邦画って感じの緩い映画でした。
Show Time LIVEN?
鑑賞後に真っ先に思ったこと…最後の、要る?
いくら自分が関わったことで爆発が起こったかもと思っても、生ラジオは中断せんだろ。
しかもその段階で「発電所方面で」って。
番組開始から犯人との通話、着替え、東海林や伊東への電話、そして移動で15分は早すぎる。
…などには一旦目を瞑りましょう。
竜星涼と生見愛瑠は年齢、外見、喋りなど全てがゴールデンのニュースキャスターには軽すぎないかな。
…まぁこれも番組の軽薄さを表す狙いなら理解はする。
ただこの2人が生放送中に感情的になりすぎてて、エンタメ臭が鼻についてしまったのは完全に演出ミスかと。
それでも中盤まではある程度のリアリティや緊迫感もあり、着地点の見えなさも手伝って面白かった。
風向きが変わったのはジョウさんが出てきたあたり。
折本に告知もせず、話す内容の確認もせず、犯人の許可も取らずにスタジオに入れますかね。
都合よく清掃員として潜り込め、何故かマイクなどに爆弾を仕込め、結局は死んだフリでした。
彼の存在と扱いで一気に安っぽくなった気がする。
そして折本がアッサリ降板した理由すら語られてないのにいきなり「楽しかった」とか言い出し、アンケート開始…
謎のPerfume推し(なのに映像は途中で切る)も含めて終盤は疑問符ばかり浮かんだ。
阿部寛はサスガの重厚感と迫力(3カメ目配せは笑ったが)だし、錦戸亮の最後の芝居もかなり良かったよ。
それだけに脇の軽さと中盤以降の迷走が勿体ない。
折本を糾弾するためだけに大掛かりすぎるし、警察の包囲を抜け出した方法なども不明。
「人を傷つけるつもりはなかったんでしょう」って、発電所のこと忘れてない?
リメイク元は未見だが、もう少しやりようあったのでは。
全94件中、41~60件目を表示