ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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阿部寛の独壇場も、脇役陣にもっと見せ場が欲しかった
テレビ局、アナウンサー、ジャーナリズム、
これらの抱える問題点を、浮き彫りにした、
フジテレビ騒動の、真っ只中なこの時期に、
これ以上は無いタイムリーな公開日を迎えた、
報道サスペンスモノの作品。
作品全体に連なる、謎解き要素の部分と、
破壊的テロリズムが与える緊迫感が、
物語の終盤まで維持され、
予告編の期待感と、遜色ないレベルで面白かった。
ただ、低予算だったのかなあという、
野外のテロ描写が、
外国映画のそれと比べ、少し残念だったのと、
良くも悪くも、主役の阿部寛の独壇場になり過ぎていて、
劇中の報道番組の中心人物だった、
生見愛瑠や竜星涼の見せ場が、
もっとあっても良かったのかなあ、とも思った。
特に生見愛瑠こと、めるるは、
たったあれだけの、出番やセリフ量だけで、
演技力があると伝わるのは、ただ事ではない。
数年後には小池栄子のような、バラドルから大女優になっても、
不思議ではない存在感だった。
それから、プロデューサー役の吉田鋼太郎は、
「太陽は動かない」でもそうだったが、
現代劇で、組織内を狡猾に立ち回ろうとする、
オジサン業界人をやると、
本当にいそうな業界人になる。
どちらかというと、業界の「花形」からは見放され、
長く不遇を味わってきた、俳優人生なのに、
世渡り上手な人間を配役されると、
「本物」に見えるから不思議だ。
物語は、テロ行為の物理的整合性に、
少し違和感があり、
ネタバラシ辺りから、少しグダったりもしたけれど、
全体を通しての見応えはあった。
良かった演者
阿部寛
生見愛瑠
竜星涼
吉田鋼太郎
阿部(寛)ちゃんの低音ボイス
テロリストまがいの爆破犯と生放送のキャスターとの駆け引きで、テレビ放送が振り回されるストーリー
テロリストの真意はいずこ・・・的な感じ。
阿部(寛)ちゃんの顔のアップとくぐもった低音ボイスが、映像に重厚感と説得力を出しているような気がします。
渋くてカッコ良いわ~
阿部ちゃんと竜生君とで「VIVANT」を思い出したり~
上映時間は100分弱だけど、内容は濃かったかな。
韓国映画のリメイクということで、日本も韓国も、政治やマスコミに問題あり、なのでしょうね。
ドラマ「相棒23」の正月スペシャルを観ていなければ、もっと楽しめたかもしれません。
こちらが本家なのでしょうけど。
脚本と演出
阿部寛マシマシ超大盛
原作の韓国版の方は未見です
やたら犯人の声が演技がかっていて
逆に「なにか意味があるのか?」と思ったり、
観覧役の人のうめき声とかがチョットワザとらしくて
引っ掛かったりもしたけれど、
こっちが展開を読むより先に(よく考えれば粗くとも)
韓国映画っぽくテンポよく進むから
退屈ではなかったかな?
別に「賞を取る」とか「名作」とか「心に残る」とか
まったくそういう類のではないとも思うけど、
エンターテイメントとしては悪くないと思う
それよりもなによりも
スクリーン一杯に
すきあらば
阿部寛ドアップの連続で
「濃ぃ!!」と思うことは
間違いないです
酷評に反してけっこう良かった
緊迫感、ドキドキ
キャスティングで観ると決めてた作品。阿部寛はほんとに演技がうまい。役にほんとに染まる人だ。今回はニュースキャスター、ほんとに司会者、スーツ姿も良く似合う。あのイケボイスでキャスターでもステキだと思ったくらい。人間、どこで恨まれるかわからないなーと思った。折しもフジテレビ問題もあり、過去のJ問題、解明されてない春馬くん問題、真実を伝える立場でありながら、利害関係の虚偽ってありそうだ。語れば命取られるぐらい、だからだんまり決め込むしかないのが現実なのかなーと思った。あんなに歌もダンスも演技もうまい春馬くんが自ら…考えにくい。結びつかない。彼はもっといろんな役に挑戦し続けている人だったはす。誰か知ってるなら真実を語ってほしい。
ファンは願っています。映画観て思いました。
さて、映画の話ですが、竜星涼もよかったです。髪型が変わりキャスターになってましたね。潜入兄妹もよかったので今後は医者役や先生役、逆に悪者役なんかも観てみたいです。
後半、サスペンス劇場
夫が阿部寛さんのファンなので、観に行きました。結論、映画は主演俳優で選んではいけない。
オリジナルかリメイクなのか?リメイクなら劇場で観るのは辞めておこう。監督と脚本は誰なのか?映画の実績がある方なのか?皆さんのレビューを読んで参考にしよう。タイトル通り、犯人が登場してからサスペンス劇場のような独白や説明セリフが続き、飽きて帰りたくなりました。
頭のいい中学生が脚本を書いた感じ。
最初から最後まで「ドラマティック」に話が進みます。
爆弾を仕掛けた犯人と交渉する話なんで、サスペンス要素はばっちりです。
が。
ほぼ全場面で「ありえない」ことのオンパレード。
5回ほど笑ってしまいました。
とにかく気になってしまったのは、戦隊病とでも言えばいいのか、とにかく主な人物が会話していると他の人はそれが終わるまで何もしないんですよね。
なんとかレンジャーが自己紹介中、悪者たちがおとなしく待っているってヤツです。
主要登場人物以外はまったく意思を持たない単なる書き割になっていて、それがリアリティを完全に破壊しています。
阿部ちゃんや竜星くんが熱演すればするほどその差が開いて、悪影響になっている。
生見愛瑠って人はなんかのCMでよく見るけど、個の破壊力はすごいわ。
まあもともと壊れてるから「ぶちこわし」にはならないけど。
阿部ちゃんて役にめぐまれないなあ。
オールドメディア
テレビ局に限らずこんなもんかなと思う。
その本音を阿部寛がある程度的確に演じていて見応えがあった。
但し、そのツッコミ具合は甘いと言わざるを得ず、
過去に大失態を演じても偉そうに国会議員になっている現実の方がよほど闇深い。
事実は映画より遥かに奇なりだ。
それでもラストの阿部寛の態度はオールドメディアの不遜さをよく示しているし、
女子アナの脳天気さにも納得だった。
犯人の方の詰めも甘いと感じた。
動機自体がこれほどの事件を起こす必然性に疑問が残るし、
スタジオ内でのできごとが論理的に説明されていない。
被害者にそれほど感情移入できなかったので、
作品自体に深みが感じられなかったのは否めない。
社会的に抹殺されればそれで良いというのはあまりに冷静だ。
そんな人間が発電所の爆発まで画策する?
上記のように引っかかりはあったが、
偶然とは言え時宜を得たテーマで阿部寛の熱演には満足。
本物の報道番組を見ているような錯覚に陥る作品。 本年度ベスト級。
特にファンというわけではないけど、阿部寛さんの迫真の演技に圧倒された!
実際にニュースキャスターを務めても遜色ないほどのリアル感(笑)
女性アナウンサー役の生見愛瑠(めるる)さんも役柄にハマって好感度アップ!
人気ニュース番組から降板させられ、ラジオのパーソナリティを務める折本。
番組中、視聴者からの電話で火力発電所の爆破予告があり実際に爆発。
犯人からの要求をニュース番組で独占放送するストーリー。
当初は、折本がニュース番組に復帰するための自作自演ではないかと予想したけど、全くの的外れだった(笑)
犯人の目的は明らかになるものの、その後、折本自身にも新たな要求が突きつけられ、全く予想外の展開となる感じ。
全ての謎が解き明かされた時の、見事なまでの伏線回収が面白かった。
あれほど衝撃的な事件も、最終的には数多くのニュースの一つとして埋もれていく感じが印象的。
そんなラストシーンに、報道のあり方について深く考えさせられた。
鑑賞中、自分も世論調査のテレビのリモコンを押したくなったほど、没入感のある映画でした( ´∀`)
ツッコミどころ満載なれど阿部ちゃんのニヤリで相殺
韓国版オリジナルも観たが、日本版はテロ被害や登場人物の運命など色んな意味で「ゆるふわ感」が漂う。あちらは自分達に非難が向かないためなら人命も厭わない国家への無力感、こちらはどんな一大事もすぐに次の話題に取って代わられる無常感みたいにテーマも若干異なる気が。政情の安定度が映画の設定にも出るのかなぁ。
ゆるふわのためどうしても各所にツッコミどころが出てしまうが、それを全て覆すほど阿部寛の「さあここで恒例の視聴者投票です!」の時に見せるニヤリ顔がたまらなく良い。テレビマンの真骨頂というか、命の危機さえもエンタメに持っていく性をあの笑顔のみで見せる名演技。しびれますねー。
どうでも良いが公安の敏腕刑事安藤玉恵がどう見てもパートの面接を受けに来た主婦にしか見えなかった。これも最後に装置を奪われる間抜けさを予見させる伏線なのか?
現実味が不足
韓国版オリジナル未鑑賞ですがかなり内容が改変されているようですね
改変された日本版はテレビ局、政治家、大企業がグルになった事故の揉み消し
題材としては少し前に世間を賑わした「エルピス」と同じ設定
しかしエルピスのあまりにもリアルな社会の裏側の絶大な力の恐怖を味わった後では非常に軽く、展開や設定にかなり現実味が薄いのが残念
捻りすぎて内容がぼんやりしちゃったね
ラジオ局から始まる物語で阿部パーソナリティが突如スタジオ現場を放棄して出ていってしまう段階で、え?いいの?から始まるゆるさ
声だけの犯人から感じる恐怖も絶対的に不足しているので恐怖もゆるぼんやり感増し増し
途中からゆるい感じで不自然にテレビ局のニュースに現場が移動してそこにも爆弾仕込まれてる
阿部ちゃんがニュース現場に移動するの見越したエスパーが犯人なのかな?って思わせる謎展開
何をしたら爆発するのか?という大事な設定も説明不足
「スタジオから出たら爆発させる」という設定を急に台詞で言われるだけだとね
扉を開けたら爆発ってことかな?
どこから監視してるの?防犯カメラ?
監視カメラを乗っ取ったの?
せめてビル全体を乗っ取るハイテクな犯人の様子くらいは見せてくれないと犯人エスパーになっちゃうよ
なんて思ってみてると
いとも簡単に設定を壊して難なく昔の知人が入ってくる段階でもう完全に爆発の恐怖が薄まってしまった、、、
「扉をあけたな!」って犯人が言うんだけど、扉にセンサー付けてたの?いつ?
どの瞬間から出入り禁止になった?
この辺りから緊張感が壊れてしまいました
その後知人がテレビ放送中?なのかもよくわからない状態でキレだすのも不自然すぎるし
爆発で死んだ場面をまんま放映してる設定なのに、人が死んで困ったスタッフが「CMだ!」ってスポンサーの会社名流してる段階でリアリティがぶち壊れました
ここは「不適切な映像が流れました」のピーーー音でしょ
人が死んだ後に流したらスポンサー激怒案件確定
そして一番肝心な違和感
現代の日本があのまま放送続ける訳がないって思ってしまったよ
放送止めたら爆発させるぞ感もなかったからね
題材をテレビ局の悪事に設定するのは面白いと思うけど、いかんせん色々ツメが甘かった
がんばれ渡辺監督!岸辺露伴は大好きだから応援してるよ!周りの意見を聞かずにはおられない環境で仕事したんだろうなって思ってるよ
オマケ・阿部ちゃんがアナウンサーなのに滑舌の悪さが終始気になって仕方なかった
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