ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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今、旬のテーマのはずなんですが•••
韓国物のリメイクと知らずに観ました。前半、ところどころ眠ってしまいました。途中から、オット思いしっかり観だしまたが、残念な映画でした。阿部寛が頑張っていたのに、もう少し練っていただきたいです。ストーリーにツッコミ所満載です。
公平かつ公正に、真実に迫る報道
フジテレビの不祥事謝罪会見騒動で、今年のメディアは幕を開けた。また現在、世界各地で起こっている戦争や軍事衝突も、それぞれの立場に都合の良い報道規制が敷かれ、真実が闇に葬られ、我々、視聴者は何を信じて良いのかと疑惑が先行する。そんな折、メディアの裏事情や政府との癒着を露見するような内容の話題作。公開から遅ればせながら鑑賞。
レビュー評価はあまり高くは無かったが、展開的には主人公・折本眞之輔を演じる阿部寛と爆破犯人との生放送によるリアルタイムの攻防戦は、阿部寛ならでは緊迫感を醸し出し、見応えはあった。但し、内容的には阿部寛のアップによる独壇場の芝居が続き、ずっと、大半が『ショータイム7』のスタジオシーンで終始し、映画というより、舞台演劇の様な映像になっていた。
多分、ハリウッドなら爆破シーンも大々的なスケールで、インパクトに残る映像も取り込みながら、アクションのエンタメ性を高めるのだろうが、遠くの対岸の火事の様な爆破は、今ひとつその迫力は伝わってこなかった。また、二転三転する展開は面白いと思うが、折本自身の過去が暴かれていく辺りから、本来の爆破犯との対峙の方向性が、次第に薄れていったのも残念なところ。
『ショータイム7』の人気キャスターだった折本は、ある出来事によって左遷され、ラジオのディスクジョッキーを務めていた。そんな彼のラジオ番組中に、大和電力発電所の爆破を予告する男からの電話が繋がる。折本は、その電話を悪戯だと邪険に対応した時、実際に発電所で爆破が起こる。そして爆破犯人は、折本をその後の交渉人として指名し、生放送で爆破の動機を語っていく。折本は、これを一線への返り咲きの千載一遇のチャンスとして、『ショータイム7』のスタジオに乗り込み、キャスターとなって日本中に生放送することに…。
当初は、犯人は、大和電力発電所建設現場で起きた事故で亡くなった父親の死に対して、政府と大和電力が隠蔽したことを問題視し、電力会社社長と総理大臣に謝罪を要求していた。しかし、次第に犯人の主張が、折本が『ショータイム7』のキャスターに抜擢された事と、ある疑惑によってそのキャスターの座から降ろされた事に焦点が移り、折本自身が、犯人の主張により窮地に立たされていくという展開。
正直、思っていた内容とは違い、ちょっと肩透かしの内容でもあったが、比較的開かれた報道が許されている我が国においても、真実とは違う報道や隠蔽は、十分にあり得るという怖さは伝わってきた。まあ、阿部寛は好きな俳優の1人なので、彼の独演会を観れた分、満足かな…。
もう少し詰めて欲しかった。残念!
設定は面白そうなのに、ちょこちょことした演出?が作品を台無しにした感
後輩アナの安積、あのソース不明の暴露話を生放送中に言う?同じく結城もアナウンサーらしからぬ発言の数々で、こんなキャスターでは魅力の感じられない番組だなぁと思わせられた
犯人のおじいさんがスタジオに来た意味もよくわからない(追記ー爆死の見本か!)
最後の犯人確保のシーンも公安の危機感がなさ過ぎて、せめて囲む隊員に銃を構えさせ、犯人にはリモコンを床に置かせてくれよ…
何なんだ!平和ボケ映画か!
唐突な世論アンケートは笑っちゃったし、主人公折本のガツガツしたところ、どんな決断をしていくのか目を離せなくて良かったんですが…
テーマが悪くないだけに、もったいないと思いました
大筋に深みがない
思ったよりは良かったが。
それにしても、やり過ぎな感じ。テロと思しき時点で、政府や他局の動きがないと緊迫感がない。韓国映画のリメイクなので仕方ないのだろうが、公安がいながら平田満がスタジオに身分確定なしに入れ、犠牲になっても誰も手当てしないなどの不都合が残念である。あのような状況で生放送なら、普通CMは飛ばされるだろう。総理は来るかどうかの「世論調査」は犯人が強制した設定の方がリアルだったと思う。番組サイドがそんな煽る展開など公平公正をうたう「放送法」の元ではあり得ない。犯人がのこのこスタジオにやって来る事や逮捕されてものんびりと阿部寛の口上を聞いている状況は、生放送ならではの視聴者の目を気にしての、皆が足がすくんで身動き出来ない中での展開だったように演出してくれたらまだ納得できたかもと思う。いろいろとツッコミ所満載だったが、楽しくは見れましたよ。損をした気分にはなりませんでした。阿部寛はさすが安定している。オリジナルの「テロ、ライブ」よりは工夫があり、面白かった。
ほぼ期待値
舐めてる
阿部 寛さんが、久米 宏さんにみえた
阿部寛の力
かなり面白かった。揉み消された事故とテレビ局の情報操作
普通に面白い映画
すごく話題になってるわけでないし、宣伝もあまりない。いわゆるパニック映画なのだろうが、なかなか引き込まれるドラマになっている。
「テロ、ライブ」という韓国映画のリメークというのは、鑑賞後に知った。
なるほど、少しご都合主義的な展開がないでもないが、緊迫感ある娯楽作品に仕上がっている。
それでいて、マスメディアが持つ残酷な部分をうまく取り上げ、それなりに深みも感じるストーリーになっている。
全体的にできもいいし、最後まで引き込まれて見られる、おすすめできる映画である。
ただ、どうにも主演の阿部ちゃんがカッコよすぎるのである。
彼も、その柄の大きさ、風貌で長年役者としては苦労してきているのはわかる。
そういうのをはねのけて、今の地位を築いたとは思うが、彼が役所広司や渡辺謙、さらには真田広之の域に行けるか…というと現状では難しいだろう。かなり難しい。
やはり、ドラマ・トリックの男というイメージで終わるのでないか。
もう一皮も二皮もムケようという意思があるのなら、逆にこういう役柄は避けたほうがいい、と思うなあ。
私は犬派ですが猫も好きです。
臨場感に惹き込まれる
公開日2月7日以降7回鑑賞しての感想
監督が拘った録音ではなくリアルに犯人と電話でやりとりする臨場感。生声だからこそ感情のピンポンが可能になった効果的な演出。
回を重ねる毎に伏線回収や画面隅々までの気づきを目指すも結局観入ってしまう。
主演の阿部寛さん演じる折本の存在感、犯人役錦戸亮さんが演じる繁藤は声だけでも複雑な感情が伝わってきた。直に対峙するシーンでは、折本の悟りを開いたかのような笑みまで混じった落ち着きと、繁藤の怒り悲しみ虚しさ軽蔑が織り交ざった表情と声は、圧巻だ。
ただ若い女性キャスターが失神から目覚めた後に喚く度にイラつくのを抑えられなかった。気絶するほどの精神状態であんな言葉を大きな声で発することが出来るのか?恐怖感でいっぱいではないのか?彼女が画面いっぱいに出てくる度にブツブツ切られる感が否めない。
メインキャスターは先輩アナウンサーに対する敬意の欠片もないのもイラッとしたが、折本登場前の冒頭でのキャスターぶりは好感が持てた。
井川遥さんが演じる記者が淡々と落ち着いているのが本作の良心のように思えた。
低い評価が多いように見受けられるが、私的には繰り返し観たい作品だ。キャスター2人が減点(俳優ではなく)不要だったかも。
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