ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
全346件中、101~120件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
真実が分かるまではドキドキ
観せる魅せる
むっちゃ面白かった
終盤、真実がスカスカで、うーん
もったいない
上げたハードルを自ら潜ってた
最後のシーンで頭おかしい奴キャラをアピールするのも、うーん
訴えに欠ける
支離滅裂のドタバタ劇
...とでも表現すればよい?
なんとも言えない迷作を見せられた、という印象です。 全編、テンポが良くて、最後まで飽きずに見られたのは確かですが
描かれたのは社会派っぽい題材ですが、映画全体としては社会派のメッセージは薄め。なんとなくステレオタイプの悪者、隠蔽、汚職、社会不満、色々な主義主張の人物達などが登場して描かれるそれっぽいシーンが繋ぎ合わされているが、人物像にも出来事にも一貫性や必然性がなく噛み合わない。俳優たちの熱演が空回りして、結局どの人物にも感情移入できず、ぽかーんです
物語や人物に一旦は引き込まれないと、どんでん返しって成立しなくないですか?
描きたかったのは、TV業界ドタバタ狂騒曲か、皮肉たっぷりのブラックユーモアか?
できれば後者であってほしいけど、実際の制作意図はそうでもないんでしょうね
ちなみに、同時期に公開されたSeptember 5も、「テロの生中継」という共通の題材、タイトルも似た印象なので比較されがちだと思いますが、全くの別物です。こちらは実話ベースだけあって、本来は第三者であるメディアがテロ事件に巻き込まれ、次第に当事者に変わっていく過程が一人称視点でしっかり描かれています。ジャーナリストの真っ当なエゴと社会的責任の衝突、バランスを問う観応え十分の力作です。まだ観られていない方は、比較の意味でも是非オススメします
阿部寛さんは看板ですし、吉田鋼太郎さんは"いかにも"的な業界人役として必要だったんでしょうが、個人的には、平田満さんや安藤玉恵さんのような名優には出て欲しくなかったな〜というのが正直な印象です。無駄使い感がハンパないというか...。(安藤さんの出演作にハズレなし、が持論なので。)
竜星涼さんや生見愛瑠さんも好感度の低い役柄をしっかり演じられたと思いますが、脈絡がなく大げさな演技を求められたのかな?という感じです。(大きなお世話ですが)キャリアにプラスなのか心配でした
共犯者・折本
面白かったけど…あんなの折本が共犯者じゃないと成り立たないと思うのだけど。
後、編成の何人かも共犯なんだろうなぁ。
ご丁寧に世論調査のテロップや集計をやってのけるわけだから。
6年前の隠し撮りの動画。アレを重藤が知ってるってのが解せないわけで…。
もう一つの解釈としては、折本が便乗したって事なのだろうな。
犯人もあんな事実が出てくるとは思ってなくて、折本が用意したシナリオ。この流れで、[政治+財界+メディア]は癒着してるとぶち撒ける。メディアの良心とも取れるだろうけど、ショーの幕引きとしてはこれ以上はない隠し玉だ。
色々と手の込んだ脚本のように思う。
中盤くらいまでは凄い楽しかった。
緊張感のある犯人とのやり取りが秀逸で、釘付けだったんだけど、標的が折本になってからは何だか迷走しだす。「とういう事?」この思考が過ぎると辻褄合わせが始まり過去の情報を整理しだして…随分とディテールが粗いなぁなんて事を思ってしまう。
無能な公安がしゃしゃり出てきてからは尚更だ。
まぁけど、あらゆるエピソードが事実だとするなら折本が便乗したって流れなんだろうなぁ。
どこから絵図を書き出したかは分からないけれど、あの動画を流す結末にしたのは折本なのだろう。
折しも電力会社のスキャダルとか、6年前と変わらぬメディアの無力さとか、あまつさえ片棒を担いでる節もある。それらを破壊する為の超弩級の爆弾。折本のメディアに対するテロだったんだろうな。
なのだが、その直後からバラエティの音声が流れたり、埋没していく無力さも描いてはいる。
エンディングで流れるPerfumeの歌には「飼い猫」って歌詞が頻繁に出て来る。犬ではなく猫なんだなぁと。首輪を繋がれてるわけではなく限定された自由を与えられてる猫なんだなぁと。わかりやすいまとめなような感じがする。
清廉潔白なわけでもなく、腹に一物持ってる雰囲気の阿部氏のキャスティングはナイスだったなぁ。
さて…ここからは余談だ。
与太話だから読まなくていい。
折本が最初っからこの話に噛んでた場合だ。
色んなエピソードやシーンがあるからあり得ないとも思うのだけど、舞台はTV局であり、事実を捻じ曲げる事が常習化している業界でもある。
また真実を捏造する術にも長けている。
そんな事を考えると折本の逡巡や葛藤も「虚飾」ではないのかと思えてくる。
映画上のミスリードとも違うのだけど…明確な演出と言った方が近いかもしれない。
メガネを落とす清掃員とかもそう。
物語を盛り上げる為の手練手管が、さも事実であるかのように挿入されていく構成。
6年前の事故は無かったわけではなく、報道されず記録にも残ってないだけで、隠蔽されたものなのだ。
隠蔽する事によって政府と企業のイメージを守る。それと同様に「巻き込まれた折本」を印象づけるためだけに、でっち上げられた事実を幾度も映す。
この作品自体がメディアの本質を描いているのだとしたら、折本が共犯者であり、全てをコントロールするメインMCって立ち位置であるって説も有りなんじゃないかと思う。
実際、物語の重要な分岐点を担うのは折本だ。
状況を構築する決定権を常に発揮する。
警察に通報させなかったのも折本だ。
彼はスクープを引き合いにだすが、実のところ警察に介入されるとその後の展開に支障が出るから、スクープを隠れ蓑にして警察を排除した、とか。
スタジオに移ったのも彼の意思だし、もっと言うならそのキッカケとなったのは折本の暴言でもある。
あの暴言で中継を切らせた。ディレクターが居るのだから中継を再開する事は出来たはずなのにしなかつた。
で、スタジオには爆弾が仕掛けてあり、防犯カメラもハッキングされてる。犯人が要求したわけでもないのに、犯人に有利な場がセッティング済みだったりする。
首相の登場を煽るのも折本だ。
犯人の要求を代弁する形をとるが、執拗に語りかけ無反応である事を印象づける。
極め付けはあの犯人だ。
この犯行を企てた人物としては物足りない。プロファイリングしたとして、あの人物には至らないと思うのだ。いや、彼と爺さんだけでは賄えないと思う。
終盤、折本の携帯に犯人から電話がかかってくる。若手のキャスターがリークしたのだろうと思わせるシチュもあるが、共謀していたとしたら?
折本は犯人の承諾を得ずに会話の音声を流す。それについて犯人が異議を唱える事はない。ではなぜ、折本の携帯にかけたのか?
細かな矛盾が交錯するわけだけども、それ以上の混乱の前ではその矛盾にまでは目がいかない。巧みな心理トリックともとれる。
もしプロファイリングしたとして、折本ならば動機もスキルも申し分無いと思えてしまう。
が…流石に飛躍しすぎだろうと思う。
独り言でした。
どっちにせよ、メディアの無能さと無力さは変わらないテーマなんだろうなぁ。
…無能で無力なら可愛げもあるけど、マインドコントロール装置とかにもなってるからタチが悪い。
折本が最後に出した動画とかタイムリーだなぁと思うわ。フジテレビの現状とかに安易に結びつけられそうだもんなぁ。
最後のPerfumeとかもさ、娯楽を与えておけば難しい事に目を向けたくなくなる大衆心理の表現だと思えば、今のTVのコンテンツなんて害悪でしかないんじゃないかと思うもんなぁ。
政治家がアイドルのファンとかも、そのまま素直に受け取れなくなってる今日この頃。
仮想世界のテレビショーということで
現実っぽくないテレビ局の対応、映してはいけないものが映らないようにすぐに切り替える事は出来るはず…など少しストーリー運びにイラッとした時、これは仮想世界のテレビ局の話なんだな、と思った途端、若干引きで鑑賞することが出来た。
演者さん達はいい顔が揃っている、ただ、何となく実はミスキャストだったのではないかと。役者さんが悪いのではないんです、ただ、阿部寛の良さが役にハマってない感じ、吉田鋼太郎が若干軽すぎる、折角井川遥が出ているのに、そこには意義が感じられない使われ方…など、何となくストーリーにハマってない感が否めなかった。韓国のオリジナルは見てないけど、緊迫した雰囲気の作品だとか。その雰囲気は生きていたと思うので、なんだろう、もうちょっと若干くたびれた感じの主人公が急に生き生きするギャップみたいなものが、もう少しあっても良かったのかなと。意気込みは感じました。
今、旬のテーマのはずなんですが•••
公平かつ公正に、真実に迫る報道
フジテレビの不祥事謝罪会見騒動で、今年のメディアは幕を開けた。また現在、世界各地で起こっている戦争や軍事衝突も、それぞれの立場に都合の良い報道規制が敷かれ、真実が闇に葬られ、我々、視聴者は何を信じて良いのかと疑惑が先行する。そんな折、メディアの裏事情や政府との癒着を露見するような内容の話題作。公開から遅ればせながら鑑賞。
レビュー評価はあまり高くは無かったが、展開的には主人公・折本眞之輔を演じる阿部寛と爆破犯人との生放送によるリアルタイムの攻防戦は、阿部寛ならでは緊迫感を醸し出し、見応えはあった。但し、内容的には阿部寛のアップによる独壇場の芝居が続き、ずっと、大半が『ショータイム7』のスタジオシーンで終始し、映画というより、舞台演劇の様な映像になっていた。
多分、ハリウッドなら爆破シーンも大々的なスケールで、インパクトに残る映像も取り込みながら、アクションのエンタメ性を高めるのだろうが、遠くの対岸の火事の様な爆破は、今ひとつその迫力は伝わってこなかった。また、二転三転する展開は面白いと思うが、折本自身の過去が暴かれていく辺りから、本来の爆破犯との対峙の方向性が、次第に薄れていったのも残念なところ。
『ショータイム7』の人気キャスターだった折本は、ある出来事によって左遷され、ラジオのディスクジョッキーを務めていた。そんな彼のラジオ番組中に、大和電力発電所の爆破を予告する男からの電話が繋がる。折本は、その電話を悪戯だと邪険に対応した時、実際に発電所で爆破が起こる。そして爆破犯人は、折本をその後の交渉人として指名し、生放送で爆破の動機を語っていく。折本は、これを一線への返り咲きの千載一遇のチャンスとして、『ショータイム7』のスタジオに乗り込み、キャスターとなって日本中に生放送することに…。
当初は、犯人は、大和電力発電所建設現場で起きた事故で亡くなった父親の死に対して、政府と大和電力が隠蔽したことを問題視し、電力会社社長と総理大臣に謝罪を要求していた。しかし、次第に犯人の主張が、折本が『ショータイム7』のキャスターに抜擢された事と、ある疑惑によってそのキャスターの座から降ろされた事に焦点が移り、折本自身が、犯人の主張により窮地に立たされていくという展開。
正直、思っていた内容とは違い、ちょっと肩透かしの内容でもあったが、比較的開かれた報道が許されている我が国においても、真実とは違う報道や隠蔽は、十分にあり得るという怖さは伝わってきた。まあ、阿部寛は好きな俳優の1人なので、彼の独演会を観れた分、満足かな…。
表情の演技
報道のあり方を考えさせる内容だと思った。会話のやり取り以外は阿部寛だけの画面が多く細かい表情の変化で心情を表していると思った。仕事一筋にやってきた男がたった一つの過ちで生き死にまで追い込まれる、あるいは自分から追い込む場面が演じられていたと思った。
期待度○鑑賞後の満足度△ TV業界のマスタベーションみたいな内容。阿部寛扮する主人公の人物像が支離滅裂なので芯の無いホニャララな映画になってしまった。
①この作り物臭さは、元が韓国映画(ラストクレジットにそう書いてあった)のせいか(って言ったら韓国映画に悪い?)。
一昨日『セプテンバー5』を観たので余計そう思う。
視聴率ばかりを追いかけたり(途中で視聴率云々はどっか行っちゃうけど)看板番組のキャスターの座争いとかを皮肉ったかったのであれば『ネットワーク』『プロードキャスト・ニュース』には遠く及ばないし。
②結局、政界と大企業とマスメディアとの癒着が物語の土台というのも「幽霊の正体見たり枯れ尾花」で陳腐。
③ほぼ冒頭、テレビ局の廊下で阿部寛と眼鏡をかけたおっちゃんとがぶつかるところが伏線感たっぷりだったし、説得に来たという犯人の元教師が逆に激昂するのも不自然。おっさん何しに来た?感が満載。
④阿部寛はまあこんなもんだけど、竜星涼は阿部寛を追い詰めるシーンでは力みすぎで下手くそさが目立つ。
井川遥も別に誰が演じても良かったような役(全ての役柄に言える)だし、総じて登場人物全てに生きた人間らしさが乏しく薄っぺらい。
やっぱり『セプテンバー5 』の息詰まるような演技合戦には遠く及ばない。
阿部寛扮する主人公の言葉を借りれば“平和ボケ”した日本の映画の緊迫感は所詮こんなもんか。
犯人が自己矛盾してる気がする
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阿部アナは昔、報道番組のニュースキャスターだった。
でも今は落ちぶれ、しがないラジオ番組を担当してた。
その番組に発電所爆破予告電話が来て、ホンマに爆発する。
阿部は古巣の報道番組に復帰するチャンスと見て手を回し、
その番組の生放送で犯人と対話することとなる。
犯人の父はその発電所の工事中に事故死してた。
でも政府と電力会社にもみ消されたと犯人は主張。
犯人はその生放送で社長が公開謝罪することを要求した。
そんなの急にはできない。すると総理の謝罪を要求し、
さらには阿部自身のスキャンダルまで追及し始めた。
阿部はキャスターになる前、実はこの事件を調査してた。
そしてついに犯人の母親から事件の詳細を聞き出した。
ところが政府や上層部にもみ消され、放送できなかった。
その口止めって形でキャスターに抜擢されたのだった。
そのことが世間に知れたところで終了。
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うーん、微妙やなあ・・・。
阿部は、野望も含めて清濁併せのむキャスターを好演。
こういう人がキャスターなら見てみたいと思ったし、
この人が生放送でどんな言動をするか興味深かった。
犯人は計画性が高く、理知的で真面目そう。
そんな犯人が次から次に要求を変えて来る。
一体本当の目的は何なのか?目が離せなかった。
そんな感じであっという間に時間が経ったのやが、
最後はちょっと残念な感じが残ってしまったなあ。
犯人の動機が弱いというか、結局何がしたかったのか?
電力会社の社長と政府と阿部を恨んでたわけやが、
もっと他にやり方があったんじゃないの?
だって強力な爆弾を用意することができて、
警備が厳重であろう電力会社内で爆発させられる。
それくらい用意周到で遂行能力の高い犯人やからなあ。
電力会社社長や政府を恨むのは分かるけど、
キャスターに過ぎない阿部を恨むのは逆恨み過ぎ。
なのにその阿部が一番の標的になってる感じ。
まあ世間に一連の事件を知らしめられたんやから、
それで満足ってことなんかな?
もう少し詰めて欲しかった。残念!
設定は面白そうなのに、ちょこちょことした演出?が作品を台無しにした感
後輩アナの安積、あのソース不明の暴露話を生放送中に言う?同じく結城もアナウンサーらしからぬ発言の数々で、こんなキャスターでは魅力の感じられない番組だなぁと思わせられた
犯人のおじいさんがスタジオに来た意味もよくわからない(追記ー爆死の見本か!)
最後の犯人確保のシーンも公安の危機感がなさ過ぎて、せめて囲む隊員に銃を構えさせ、犯人にはリモコンを床に置かせてくれよ…
何なんだ!平和ボケ映画か!
唐突な世論アンケートは笑っちゃったし、主人公折本のガツガツしたところ、どんな決断をしていくのか目を離せなくて良かったんですが…
テーマが悪くないだけに、もったいないと思いました
大筋に深みがない
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