ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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オリジナルに遠く及ばぬ茶番劇‼️
発電所で爆発事件が起こり、その犯人と名乗る男と、人気ニュース番組「ショータイム7」で対峙する事になった同番組の元キャスターが、追いつめられていく姿を描く‼️物語の核としては、電力会社の不正にTV局や政府が関与しており、それを暴くキャスターの姿を描く社会派なエンタメなのですが、これがとんでもない茶番劇‼️いやストーリーは素晴らしいと思います‼️これを活字で渡され、熟読すると傑作なのかも⁉️私が感じたのはキャスティング‼️これも誤解があってはいけないんですが、阿部寛さんは適役だと思う‼️事件を好機として再び「ショウタイム7」のキャスターの座を取り戻そうと画策、自らの生命に危険が及んで戸惑い、最後はすべてをTVで曝け出し、己の贖罪とする‼️まさに阿部寛の一人劇場‼️お見事です‼️問題は脇を固めるキャストたち‼️特にヒドいのはプロデューサー役のKY、新人アナウンサー役のMN、そしてサプライズとされている犯人役のRNの三人‼️特に犯人役はそのヒゲ面と演技力の無さで、せっかくの社会派映画をコメディにしてしまっている‼️そしてエンディングの某三人組による主題歌も作品に合ってなく、方向性をさらにワケ分からなくしていて、作り手のセンスの無さを感じる‼️せっかく阿部寛さんは頑張ってるし、もっと重厚で見応えのある力作になったと思うのですが・・・‼️
誰が本当の狂気なのか
若干惜しいが、作品趣旨とクレイジーなキャラは好感。
ネジの外れた人間達の末路を鑑賞する映画。
ただ、行間を埋めて(想像して)観ないと、心情や背景がイメージしづらい構成なので、その意味でも観客を選ぶ気がする。
語りすぎに見えるセリフでウンザリしがちだが、内面を想像するのが面白く、意外に破綻していないと思った。
ラストには、とても多くの人間が正気を喪った行動をとるのだが、主人公達の末路との対比が興味深い。
「公正と公平な真実」は結構だが、そのためのテロや殺人すら面白がってしまう人間達を痛烈に皮肉っている。
さて、演技についてですが、満点!とは言えないものの配役の妙が活きていて良かったです。
作品としては、アイコニックな演出(アホの子代表の女子アナなど)のテンポが悪く、観賞後に「もうちょっと上手くできたかしら…」とやや残念な気持ち。
他にも、トリックに気づかせるメガネが丁寧過ぎて萎える。もうちょっと上手く(略
また、TV SHOW がテーマだからこそ、敢えてのTV寄りのチープな絵作りに寄せた気がするが、
メリハリが弱いせいでただのチープな映画に見えてしまうのも残念。
そのせいか違和感を感じさせる演出がフックにならず、ただのチグハグさに見えてしまう。。
など、欠点は挙げやすいが良かった点もあった映画と思います。
阿部劇場
面白くなくはなかったが、リアリティや画面に動きが無さすぎるのでそこまでスリリングには感じなかったかも。(爆発も遠くの方だったし)
気になるところはたくさんあったがフィクションなのである程度は仕方がないとしても、ニュースキャスターの権限の大きさや警察が主導権を持たないという展開にはやりどうしても?だった。
膨大なセリフの量をこなした阿部寛は1人で画面を持たせる力があり、滑舌は悪いが迫力と存在感で見事に押し切ったのはさすがだと思った。
ただあのギリギリな感じを楽しんでいたことについてはあまり伝わってこなかったので、ラストはちょっと唐突過ぎたかも。
吉田鋼太郎のオーバーな演技には毎度辟易とするが、昨今のメディアのコンプラ問題を体現する旧体質のテレビマンをテンション高めで上手に演じてたように思う。
VIVANT以来(多分)阿部と共演の竜星涼は敵か味方か・・・とう役どころだが、あまりに簡単に犯人に利用されてしまう浅い役には上手くハマっていたが、イケメンなのにいつも引き立て役ばかりなのでちょっとかわいそう。
若手で雑誌モデル出身ながら演技に定評があった生見愛瑠だったが、年齢相応の現代っ子のアナウンサー役でも荷が重かったのか、不自然な台詞回しが気になって仕方なかった。
最近やたらテレビで見る前原瑞樹は本作でがっつりと爪痕を残し、今後もたくさんお目に掛かりそうなバイプレイヤー。
「阿部さん好き」ならば劇場鑑賞しても損はないと思う映画です。
⭐︎3.8 / 5.0
サスペンス・エンタメ
駆け引き、罠、真実は、報道の正義とは⁈
阿部寛オンザショー
良くも悪くも阿部寛の一人舞台吉田鋼太郎もかすむ。カッコいいと思った。火力発電所の爆発シーン迫力があった。警察の時間かせぎに息をつかせない。原作の方が良いらしいね。十分おもしろかった。テレビ局が爆発したのか?あいまいに終わった。パリのテロとはテレビ局が爆発した暗示か?まぁ、良い終わり方だろう。犯人が連行されて終わりより良いよね。
面白かったけど後半気に入らない
映画見るときはいつも出演者に全く興味ないつもりだったが、この作品は阿部寛の力だけで面白くなってる感はあるな。他の阿部寛映画を見たくなったわ。
ストーリーは稚拙でどうしようもないが、阿部寛だけで面白さ★4www
ニートっぽい犯人が出てきたときは、もっとかっこよくて頭の良い黒幕がまだいるのかな?と思ったが期待外れ。あの犯人はテンション下がるわ。
最後の6分の意味もわからなかった。エンドロールの時間は含むのか?阿部はボタン押して自爆したのか?海外爆破関係あるのか?パヒューム関係あるの?w
面白みはある
エンタメとして最高
壮大な前振りとショボ目の真相…だけど
正直、映画としてはいろいろ惜しい
リアルタイムに進む話とか基本的な構成は良いんだけど細部の詰めが甘い
ピンマイクの機能を維持したまま中に爆弾仕込む技術の出所や仕掛け方とかあの真相だけでは説明出来ないと思うぞテレビ局や発電所のセキュリティどうなっとんねん!
犯人と通話中に犯人が居ると思われる場所への突入シーン生中継したらあかんやろ!それから犯人確保した後に長々喋らせるとかなんなん?警察もテレビ局もアホなん?みたいな
いろいろ突っ込み所があってそこは気になった
でも
昨今の世界中で起こる様々なニュースを一喜一憂しながらも安全かつ無関係な所からエンタメとして楽しみながら消費してる我々に対する皮肉たっぷりのオチが最高に良かった
2025年2月現在も自分の人生に
1ミクロンの関係もない芸能人やテレビ局のゴシップに日本中が大興奮だけど
このショウタイムはいつまで続くんだろうね
【”公平、公正。そして、悪魔に魂を売った男。”今作は、視聴率第一主義&隠蔽体質のジャーナリズムを揶揄したハラハラドキドキの韓国映画”テロ・ライブ”ジャパニーズ阿部寛バージョンである。】
ー 鑑賞中、”あれ、このシチュエーションは韓国映画の「テロ・ライブ」に似ているなあ。”と思いながら観ていたら、エンドロールでキッチリその事が流れて、フライヤーにも書いてあったあああ・・。(オバカ)-
■民放の看板キャスターだった折本眞之輔(阿部寛)は、今はラジオ番組担当。だが、そこに電話が掛かって来て、ある電力会社の社長の謝罪を求める。折本が断ると窓から見える電力会社が爆破され、折本はプロデューサー(吉田鋼太郎)にトップと話しをさせ、且つて自分がキャスターをしていた「ショウタイムセブン」に場所を移し、犯人との独占中継を始める。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤から、緊迫感が尋常でない状況下、折本と犯人との電話での交渉は続く。
・そして、犯人はTV局内にも爆弾を仕掛けたと通告し、犯人の且つての担任だという男(平田満)が、説得のために「ショウタイムセブン」にやって来るが、激怒した男は犯人の逆鱗に触れ、ピンマイクに仕掛けられた爆弾で、爆死する。
更に犯人は、スタジオ自体を爆破すると言い、自分の父親が且つて電力会社に不法に働かされた挙句に事故で死んだ事を告げ、今度は首相の謝罪を要求するのである。
■徐々に明らかになって行く且つて”公平、公正、正義”を掲げていた折本眞之輔の秘密が明らかになって行く過程は、面白かったな。
犯人の狙いが最初から、それが目的であった事もナカナカである。
折本眞之輔がスクープでプロデューサーと共に、首相、電力会社社長と密談している場に乗り込んだ時に、提示された「ショウタイムセブン」のメインキャスターの座。
そして、折本はそれを呑んでいたのである。
<再後半、己の所業を全てを認めながら、”最高の二時間だった。そうだろう!”と叫ぶように言う折本の姿を見て、公安警察に逮捕された犯人が”狂っている。”と呟く姿が印象的な作品。
今作の評価を決めるのは貴方です。YesかNoか、世論調査開始です!>
テンション上がった
封切り初日金曜日の2回目を鑑賞。平日にしては客入りが7,8割と良かった。
主役が阿部寛で脇役に吉田鋼太郎と人気俳優がいて題材も興味がわくものだからでしょう。
冒頭のラジオ局のシーンから舞台をテレビ局に移してラストまでノンストップで緊張感が続いた。
プロデューサー(吉田鋼太郎)が軽いノリでユーモラスでいかにも業界人という感じで良かった。若く清潔感のあるMCに「F2取っちゃってよ!」とか最後の方で「オレもお前も終わりだ~」とか。
爆弾犯の要求が二転三転し最後は主人公の折本(阿部寛)にも及ぶ。
ショータイム7の名物コーナー〖The 世論調査〗を「首相が来るか」とか色々使っていて映画を観ながらテレビを観てるようで面白かった。
強いて難を言うなら公安を取り仕切る女性職員が番組に口出ししてうざかった。こんな役なら男性俳優にやらせればいいのにと。
ラストで爆弾の起動装置を手にした人は‥
短い尺で難しいかもしれませんが犯人が爆弾を仕掛けるシーンを入れて欲しかったな~
初めから最期までスリリングで大いに楽しめました。
リアルメーターは馴染まない!?
かつては、“モデル上がり”と揶揄されて様々なインタビューで嘆いていた阿部寛。今や堂々たるもので、本作も阿部寛ありきの映画。ラジオ番組にとばされて腐っているが野心を秘めた元キャスター役を演じ切った。
ツッコミ所の爆発テロのスケール、展開、伏線、には、まあ目をつぶり、自分は、ひたすらリアルメーターを興味深く観た。
日本で現実の出来事の白黒、是非をダイレクトに数値化してライブで見せることは無い。結論を導かず、つねに曖昧にし、悪行は時間によって風化され、美談は時間によって侵蝕されるのが常だ。なので、最後のLive or dieで阿部寛は不敵な表情を浮かべ、案の定あとは見せないのだ。
こういうのは、ホント上手い吉田鋼太郎は適役だが、井川遥の悠長な語り口はリポーターに合わず、めるるはすべってるだけ。実は阿部寛と犯人は共謀で不正を暴くための芝居をやっていたという筋書きでもわるくはなさそうだが……
悪行の構想や捻り方など、ミステリー作家や脚本家には、常々感心させられるばかりだが、現実の市井に潜在する犯罪を目論む輩がそのアイデアや手法のヒントを映画から得ていると思うのは杞憂だろうか?
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