ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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まあテンポの早い展開で
作品としては面白いが組織犯罪ならともかく労働者的な単独犯と清掃員の2人でそこまで仕掛けるのが疑問テレビ局や発電所は警備が厳重で組織犯罪や内通者の取り込みがあれば現実感があったとラストのPerfumeは何なの?
狭い空間の割には
ストーリーがイマイチ
午後7時、ラジオ局に1本の電話がかかり、爆破の予告が有った。イタズラ電話だと思い相手にしなかったところ、その直後に本当に火力発電所で爆破事件が起きた。電話をかけてきた男はショウタイム7の元キャスター・折本眞之輔を電話の相手に指名し、要求をしてきた。折本は、最初は警察に通報しようとしたが、このチャンスを利用しようと考え直し、局の上と交渉後、生放送中のショウタイム7に乗り込み、自らキャスターとなり、犯人との交渉を生中継した。しかしそのスタジオにも、爆弾が設置されていた。犯人の要求は、折本の対応は、リアルタイムでテレビで放送され・・・さてどうなる、という話。
阿部寛の押しの強い顔と行動力で引き込まれたが、ストーリーとしては雑に感じた。
犯人が放送局に現れ、犯行の背景を語る形になっているから、なるほど、とは思うが、伏線が無いから、へぇ、くらいで感動がない。
題材としては面白くなりそうだから、犯行目的を推理できる様な脚本なら良かったと思う。
アナウンサー・結城役の生見愛瑠と記者・伊東役の井川遥が観れたのは良かった。
久しく見ていなかった真の"報道"がここにある!
台詞の中に考えさせられるメッセージがあった。
俺は折本眞之輔ですよ。
人気ワイドショーの元キャスターが爆破テロ事件の犯人と交渉する様子を生放送する話。
大和電力の用地買収に絡む与党幹事長の収賄疑惑が取り沙汰される中、3カ月前にショウタイム7のキャスターを降りて、同時刻に放送される系列局の緩いラジオでキャスターをする主人公の番組に、大和電力城東火力発電所に爆弾を仕掛けたとの電話がかかってきて巻き起こっていくストーリー。
当然まともに取り合わない流れからの、スタジオからみえる発電所がドッカンとなり、緊迫感を増していく展開がずっと続いて行くけれど、メガネはちょっとわざとらしいというかあからさま過ぎというか…。
誰がどの爆弾つけるかなんてどうやってわかるんでしょ?なんてちょっとだけ引っかかる展開があったり、生見愛瑠の役どころが引っかき回すにも至らないアホで不要な合いの手だけで可哀想だったりはあったし、終盤ちょっと盛り下がり気味だったけれどスリリングで面白かった。
面白かったです😊
前半の緊張感に対して、後半の失速が残念
阿部寛さん主演のリアルタイムサスペンスということで期待して、公開初日に鑑賞してきました。同様のファンが多かったとみえ、客入りは悪くなかったです。
ストーリーは、有名な報道番組「ショウタイム7」の元キャスターで、現在は左遷されてラジオ局勤務となった折本眞之輔がパーソナリティを務める番組の最中、リスナーからかかってきた不審な電話の直後に発電所で爆破事件が起き、電話の主と爆破事件の関連に特大スクープの臭いを嗅ぎつけた折本は、これを「ショウタイム7」復帰のチャンスと考え、テレビ局の上層部を説き伏せ、自ら番組スタジオに乗り込み、全国生中継が続く中、犯人との直接交渉に挑む姿を描くというもの。
冒頭から、あっという間に爆破事件へと繋いでいき、その中で現在の折本の置かれている状況を理解させ、折本自身の性格も感じとらせる、テンポのいい立ち上がりです。そして、爆破事件はさらに続くことが予想され、犯人と折本とのリアルタイムのやり取りが緊張感を高めます。
爆弾犯が何かしらの暴露を求め、隠された罪を暴きたいのだろうとうすうす予想はするものの、その意図はわかるようでわかりません。そんな中、事件を利用しようと私利私欲に走る折本の姿が印象的です。前半は、折本の強かさと刻一刻と変化する状況が相まって引き込まれるとともに、少しずつ明らかになっていく犯人の狙いと真相が興味をそそります。
ただ、後半はやや失速気味です。ほぼワンシチュエーションで進む会話劇の様相なので、当然のことながら映像的なおもしろみは薄いです。スタジオ内での爆発はあるものの、極めて小さな警告程度のもので、大した驚きはありません。また、最終的に明らかになる真相も、正直インパクトに欠けます。そもそも爆弾を仕掛けるまでの準備にも無理があります。テレビ局内においては、清掃員という立場を利用したっぽいことがうかがえますが、それでも数や場所を自由に設置できると思えません。ましてや発電所のような重要施設にどうやって仕掛けることができたのか疑問です。
まあ、そのあたりは映画だからと流すこともできますが、ラストはもう少しカタルシスが欲しかったです。せめて、権力の座にあぐらをかく大物どもをすべて吊し上げてスカッとさせてくれるとよかったです。
主演は阿部寛さんで、ほぼ出ずっぱりの独壇場です。まさに阿部さんの「ショウタイム」といった印象です。脇を固めるのは、竜星涼さん、生見愛瑠さん、井川遥さん、吉田鋼太郎さん、前原瑞樹さん、安藤玉恵さん、平田満さん、錦戸亮さんら。
すべてがイカれてる!ナイスな映画。
ニュースタイム7ではなく、ショータイム7
疾走するかのように展開。
ラストまで観ると、ショータイムを演出されていたかと。
目力のある阿部寛だから、スクリーンでアップになっても違和感なく、のめり込めた
キャスティングが良かった。
エンディングへのつながりと、Perfumeの歌詞へのつながりも見事
見る側にも考えさせられる
出来るよ!
マスメディアに一石を投じる
良くも悪くも、これがメディア
生中継のテレビショーで
番組がジャックされる。
人質を取った犯人は
相手を名指しし謝罪要求をする。
しかし犯行の本当の目的は
最初に突きつけられたものとは別のところにある。
プロットは同じ年に公開された
〔グッドモーニングショー(2016年)〕
〔マネーモンスター(2016年)〕
を想起させる。
が、本作の元になった韓国映画は
〔テロ、ライブ(2013年)〕で
更に三年も前の作品。
先の二作は十分に影響を受けていると感じる。
本作では、テレビ局で、いや、コンテンツ制作に携わる人間の業の深さを幾つも見る。
数字のため、或いは自分がトップに立つためなら、
多少の非道には目を瞑るし自ら手を染める。
大所高所に立った物言いは、
本心とはかけ離れていても、
大衆の支持を得られれば良い。
悲劇が起きたとしても、
それは(古い言い方だが・・・・)ブラウン管の外なので、
自分たちに直接害が及ぶことは無い。
逆に自分たちに累が及んだ時こそ真骨頂。
どう活かして数字や話題に繋げるか。
〔悪魔と夜ふかし(2023年)〕でも描かれた如く、
頭をフル回転させ、
災いを福へ転じようとするのだ。
人気番組「ショウタイム7」のメインキャスターだった
『折本眞之輔(阿部寛)』だが、突然の降板劇により、
今では系列のラジオ局でDJを担う。
その本番中に入って来た「火力発電所を爆破する」との犯行予告の電話。
当初は真に受けなかったものの、
直後の実際に起きた爆発に驚愕する『折本』だが、
この機を利用し、再び返り咲くことを目論む。
同時刻に生放送されていた「ショウタイム7」のスタジオに乗り込み、
犯人との交渉を続けるものの、
要求は次第に変わり、異なる様相を見せ始める。
あまつさえ、スタジオ内にも爆弾が仕掛けられている可能性が示され、
場のスタッフは窮地に追いやられる。
その中でも持ち前の胆力を見せ、番組を続ける『折本』。
しかし、犯人の矛先は何故か彼に向かって行く。
百分尺の比較的短い時間に纏められた物語りは、
最初緩やかなテンポで始まるものの、
変調するように急を告げ、以降は怒涛のスピーディな展開。
息つく間も無く、次々と意外な事実は提示され、
その度に新たな局面を見せ、
二転三転した末に、秘められた過去の暴露がある。
団円に向かっているハズなのに、
更に一山ありそうな予感を孕んだ終盤まで手に汗握らせる。
練り上げられた脚本に魂を抜かれたようになる。
とは言え、コトの発端があくまでも私怨かつ、
相当に捻じれたカタチの動機なのが
竜頭蛇尾に感じさせる一要素。
常により大きなセンセーションを求める大衆の心情や、
自身に関係が無ければ、
どんな大きな事件も他人事。
不幸を消費しながら日常を続けて行く世間の有りようなど、
多くのエッセンスを、それも最後に盛り込んだため、
{サスペンス}の面白味が削がれてしまった恨みはある。
事件の発端の一要素として取り入れられた、
メディアと権力の癒着だが、
一概にそうとは割り切れぬのがこの国の実態。
許認可権をチラつかせ、
時の政権に迎合しない報道を抑制しようとする
首脳や大臣が居るのだからな。
飴だけでなく、そうした鞭の部分も含め描けなかったのは、
制作主幹事に「テレ東」が入っているから?(笑)。
終盤に明かされる出来事に驚いた。大ニュースもパフュームと同じエンタメとして消費され、上書きされて行ってしまう。 メルルがキャスターなら毎日ショータイム7を見るぞ。
僕は、折本(阿部 寛さん)が爆弾犯と対峙し、折本=正義、爆弾犯=悪、という単純な図式で話が進み、その中で隠れていた巨悪の存在が浮かび上がり、最後は犯人が捕まるか死んでしまうなんて話だと思っていた。
だから、折本が掴んだスクープを隠蔽する見返りにショータイム7のキャスターの地位を得たという展開に驚いた。
なんとコイツ(阿部 寛)も不祥事の隠蔽に一役買っていたのか ( ゚Д゚)。 ナンテコッタイ。
その時の腹黒会談の人物の顔と会話が録画された証拠映像を、生放送で国民の前にさらけ出した時には、ヤッタネーと嬉しくなった。
ああ、現実でもこんなことが、起こればいいのにな。
でも腹黒仲間の誰かが、自分自身も破滅に追い込む証拠映像を正義感に駈られて暴露するとは思えない。クソー ( `Д´)/
そしてこの政治スキャンダルが報じられるなか、テレビ画面には次の重大ニュースであるロンドン地下鉄事故の速報テロップが流れ、更にそれさえもパフュームに上書きされ、日常と共に流されていく。
阿部寛が今回の爆弾テロや政治スキャンダルをショータイム化したが、こんな大事件や大事故もパフュームと同じエンタメとして消費され、忘れ去られていってしまう。
☆じゃが、ワシはパフュームだけは決して忘れんぞ \(^^)/
☆そして、メルルがキャスターならオレは毎日ショータイム7を見るぞ ♪ヽ(´▽`)/
LIVE or DIE
テレビ局そのものが話題になっている時代に投下された生中継でのハラハラものでしたが、どうにも時代錯誤というか生中継だからこそのリスキーさが色々と悪い方向にいってしまったなという感じの作品でした。
序盤から中盤までの雰囲気はそこまで悪くなかったです。
どこか後ろめたさがあるんだろうなという登場人物の中で一番怪しい主人公の折本がテロリストからの犯行予告でチャンスが到来したぞ…!と活き活きしているところがとても良いですし、テロリストとのやり取りからスムーズにテレビでの生中継の約束を取り持たせるスピード感は勢いがあって良かったです。
ただいざスタジオに乗り込んでからが盛り上がらず、というか盛り下がっていく一方でした。
犯人との生電話というところが良いと思ったのですが、割と電話をすっぱねてスタジオ内でのいざこざが進んでいくし、電力会社や総理の謝罪を求めたり、果てには折本の過去についても謝罪を求めたりと全体的にとっ散らかってるのに真っ直ぐ進んでいくのが引っかかりっぱなしでした。
生放送というものの良さも後半はかき消しており、視聴者参加のボタンでの投票もどうにも取ってつけた感が否めませんでしたし、新旧番組の顔が別軸の話題で衝突しまくるところとか何を見せられてるんだろう?となってしまったりと生放送が活かされていなかった気がします。
途中での関係者の登場というのも序盤に明らかに伏線であろう人物を登場させているから、「あーこの人絶対キーマンなんだろうな」と察せてしまったからか緊張感のあるシーンのはずなのに全然緊張感が無かったのも残念でした。
全体的なキャスターやスタッフのポジションは面白いものがあり、一発逆転を狙う元人気キャスター、レポーターからキャスターに成り上がった新しい番組の顔、お飾りに近い報道への熱がない女子アナ、現場に特攻していくリポーター、明らかに銭ゲバであろうプロデューサーと個性豊かな面々が作っている番組だからこそ歪みが感じられるのは良かったです。
世間の声がそこまで反映されていないから現実世界ではどんな反応が起こっているのかというのがあまり出てこずなのでそこもモヤっとさせられるところでした。
リメイク元を観ていないのでどうこうまでは細かく言えないのですが、発電所を大爆発させるような爆弾をどうやって設置できんねんとか、イヤホンやカメラとかにどのタイミングで爆弾つけれてんとか細かいところガン無視で進められていくのも困ったところです。
ラストシーンはどうにもぶん投げた感が否めない終わり方なのも残念でした。
LIVE or DIEの結末を見せて欲しかったのに全然違うところに持っていったし、なんなら放り投げて主題歌とはいえここまで全く関連性の無かったPerfumeに繋げてからのエンドロール突入なのもモヤモヤを加速させたまま終わらせていました。
演技面は大方問題ないと思うのですが、犯人2人がどうにも演技面で怪しすぎるのが悲哀に満ちたテロリストの説得力に繋がってなかったと思います。
錦戸くんってこんな感じの演技だったんだとなりましたし、公式も犯人と明かすの早すぎない?となってしまい色々と作品内外で気になることが多かったです。
阿部さんは流石の存在感といったところで、表も裏も読めない雰囲気なのは最高でした。
今でも生活にテレビがないと落ち着かない人間なので、テレビの衰退というのは分かっているけれど、どうにかして繋がっていってほしい、面白い番組だってたくさんある、だからこそ過激全振りが良いわけじゃないというのを今作を反面教師にして教えてもらったというのもかなり複雑でした。
リメイク元との比較もしてみたい作品でした。
鑑賞日 2/7
鑑賞時間 18:45〜20:35
座席 I-7
1番ヤバいのは阿部ちゃん
『めちゃめちゃ怖いっすよ、でも面白くないですか?追い込まれている時とか、まだ足りねぇぞ、こんなもんじゃ笑いとれねぇぞって』
〜タイガー&ドラゴン三枚起請の回より〜
自身の身が危険にさらされている中、阿部ちゃんはこんな思いだったんじゃないですかね。
この映画が報道というエンタメ業界に脳を焼かれた立身出世願望のある男の物語であることがわかった時、上記の台詞が頭に浮かんだ。レイトショー価格で見る分にはまぁまぁ。報道マン魂皆無の女性アナウンサー(スタジオにいる)を皆んなが徹頭徹尾無視(おそらく内心馬鹿にしている)している点も個人的には好み、こういうアナウンサー実際にいるだろうし。
ただ映画を見たほとんどの方がおそらく、ミステリーで言うところのフーダニット(犯人推理)やホワイダニット(動機)ハウダニット(爆破物の調達や設置方法)に焦点を当てて見ていたはず(私自身も)。これらの点については、つまらなくは無いけど面白くは無い。ある伏線があからさまであの展開は読めたし、犯人はこの人でした!と最終的に出てくるが推理のしようがない。私はあの方のアンチでも無いがファンでも無い、へ〜って感じ。
結論 阿部ちゃんはいい俳優。
リアリティー
この映画……
この映画のメッセージ性というか、伝えたいことに関しては、まじで凄いこと行ってるんだよね。公共の場では大きな声で言えないようなことを。スポンサーとか提供とか、しがらみがあるテレビではタブーのようなことを。
ある種、メディアの根幹みたいなところを、この映画のラストで見せてるのが、おっ、やるやん!って思った
真実をありのまま伝えることはとても難しいし、だからこそ、報道とかニュースとか、見る側のIQの高さが必要な世の中なんだということが、観ていて痛感した。
ただただニュースで見た情報を鵜呑みにするおバカさんは、国にいいように振り回される奴隷になるぞと、警告してくれる映画でもあるな🤔
ただメッセージ性は◎なんだけど、
ストーリーがちょっと△すぎたなーー🤦♂️🌀
前半は緊迫感あって、ドキドキハラハラで良かったんだけど、そこがピークだった💦
中盤からの尻すぼみ感がハンパないし、色々と気になるところというか粗が多々あって、正直出来上がりはそんな良くない。
阿部寛は良かったけども!
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