「主人公がイカれているってこと?」ショウタイムセブン トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公がイカれているってこと?
本作は韓国映画のリメイク作品らしいが原作はみていません
元人気キャスターだった折本が爆破犯から爆破予告がきて
それを利用し、自分が人気番組キャスターに返り咲くため事件を利用しようとした
主人公が
最初は事件を利用しようとして成り上がろうとした野心家から
実はジャーナリズムの志をもっていた人のように見えたが
最後には事件を楽しむためのイカれた本性を見せて終わる。
俳優の演技もよかったので
そこらへんが変化するところもわかりやすかった
ただ、犯人の目的も手段もイマイチわかりにくいまま終わる
父親が亡くなった事故を隠蔽したことを
政府と電力会社に謝罪をしてほしいこと
そして、折本が事件の取材を報道できなかった理由を話してほしかったということだと思うが
最初にお金を要求したことはちょっとわからなかった
結局、メディアは政府、電力会社と癒着をしていたので
取材をしたことを報道できなかったのが理由だったが
折本だけが悪いとは思えないのが複雑
あと、発電所に爆弾を仕掛けた方法もわからなかった
唐突に恩師がでてきて
犯人に逆ギレした挙句殺されるシーンは意味が分からなかったが
すべて演技で実は彼は共犯者で犯人の祖父だった
世論調査を何回か使うシーンはよかったと思う
しかし、最後の世論調査で折本の行動を見ると
DIEのほうが多かったと考えられるが
あんな事件の直後なのに冗談でもDIEを押す人の気が知れないなと思った
爆弾は実はロンドンにあってそこで爆発が起こったということなのか?
日本人はテロがなく、平和ボケをしているので
刺激を求めている大衆が多いという製作者の考えがにじみ出ていた
新人アナウンサーが根拠不明な情報で折本に賄賂を受け取っているのか迫るのは本性だろうか?
女子アナのツッコミは冷静だ
政治家の何か言っているようで何も言っていないセリフがあるが
現実でも言いそうだと思った