遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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地味に素晴らしい
考えさせられるテーマと話の組み立て方が秀逸
社会の肩書ぼ重さ
※原作未読
✉️あらすじ
学級1位と序列された姫山椿がなくなった。彼女は誰からも羨む1位、なぜ自殺したかはわからない。そして誰が作った序列なのかもわからない。学級の時間を使って机に置いてあった遺書を公開することで何かわかるかもしれない。遺書を公開していき、1人1人の本性と序列に対する憎しみが暴かれます。
✉️良かったところ
・クラスメイト1人1人の演技がよい
✉️いまいちなところ
・頑張って2時間にまとめた感がある
✉️考察
・1位のプレッシャー、そして誰も知らなかったなぜ1位なのか、1位を継続するプレッシャー。2位からなぜ1位なのかもわからない憎しみ、そして隠れて行く本心。
・肩書を気にしない姫山でも、社会(学級)で創られた序列という肩書を演じ続けるためになる。なぜなら、みんなと仲良くであり続けたいのは本心であります。
社会の肩書との向き合い方を考えさせる映画でした
演技が大げさで笑えたのが一番良かったポイント。
序列よりもコワイのは番手
原作は未読、前情報もなしで拝見。
入場時特典のポストカードをちゃんと見ていればよかったのだけれど、ギリギリだったので、すぐにバッグに入れて鑑賞。
なので、本編が終わってエンドロール前のキャスト紹介の番手でびっくり。
えー、序列19位のあの男の子が主役だったんだ!まさかの一番手。
てっきり、序列1位の自殺した女の子が主役だと思っていました。出番が多かったし。
何番手か忘れたけれど、彼女は上位でなくてショック。
で、大したせりふもなく、役割もないのに、要所要所で抜かれてアップになる窓側にいた金髪男子が2番手か3番手の上位で。えーっ!有名、もしくは事務所の力がある子だったのね、だからストーリーにはほとんど絡んでこないのに、抜かれていたんだと納得。
序列3位の、親友のフリをしていた女の子も、同級生のひとりくらいだろうと思っていたら、これもまさかの番手上位で。
俳優さんたちを知らずに見ててごめんなさいっていう感じでした。
帰宅してポストカードを見て、番手を再確認した次第です。
姫山さん可哀想
シリアスになれない笑
原因はこれか?こいつか?あいつか?と泳がせつつ、人間観察眼による考察で締めくくるなら心療内科とか警察まして探偵は不要やないかーい。
フィクションなのでそこ気にしたら負けだけど、自殺は大問題だけれど、不謹慎なイタズラが起こったら、教師はクラス内だけの問題にてはいけないし、無人職員室をいじり放題なのは由々しき事態ですよ!!学校も教育委員会も大謝罪案件!いや突っ込んだら負けなんだけど…!!
たま〜にこういう「そこで爆発する??」みたいな感情演技作品は良いですね。顔芸からしか得られない栄養があります。音楽でシリアス増幅させようとしてるけどなんか違う。
離婚言いふらしの下りと親友ぢゃなかったぱおんの下り最高だった。地味に、一位とは世界違うからっていう所も。逆差別も良くないよ!というのがメッセージでしょうかね。
一位の子は皆に嫌われて皆を嫌いになりながら、居場所がクラスルームにしか無かったんやなぁと。全てメンヘラ女子の手中なのヤバいっすね〜と。不登校の子が言ってた「何であいつが」が消化不良っぽい〜。
冒頭から観ていれば、一位の子(と姉)が不憫でならないし、暴露会の後に仲良くアンジェラ・アキ歌うのがキツかったです。良いのかそれで。
何を持って一位なのか、賢そうなクラスメイトが居ながら、場の空気に流されまくっていたのは草。結局は序列に振り回される凡人しか居なかった!
派手なアクションが無いのに、ニンジャよりは面白く鑑賞。劇団が定期公演でやってそう。
日本の学園モノ事件起こりすぎ笑学校はネタの宝庫や〜!怖いとこやあらへんで多分!
この点数もある意味序列?
感想
表と裏
学校を舞台としたサスペンスもの。
ある日突然自殺した生徒の遺書がクラス全員に届き、色々あって一人ひとり順番に遺書を公開していくストーリー。
そうはならないだろう、というツッコミは多々あるものの、フィンクションと割りきれば演出が面白い。
生徒24人+担任の大人数のため、1人ひとりにスポットが当たる時間は短く、登場人物についてあまり掘り下げることはしていない。駆け足気味。その代わりにキャストさんの演技が全体的にオーバー気味で、それぞれのキャラクターの印象が強く残るようになっている。
凛奈役の髙石あかりさんの演技はとても素晴らしくゾクゾクする。ドラマや映画、舞台の数をこなされているだけあって、表情や声の抑揚に迫力がある。
キャストの皆さん、表と裏の顔の切り替えが素晴らしく、今後の活躍に期待。
今の子らはこんな書き言葉を喋るのか?
原作読破済み
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