劇場公開日 1957年1月15日

「見返したくなるシーンの数々」蜘蛛巣城 えらさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0見返したくなるシーンの数々

2014年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

マクベスを下敷きにしているということもあってか、とにかく生活感というものを感じない不思議なファンタジーという印象。言われている通りとにかく印象的なのは矢。三船が無数の矢を打ち込まれるシーンは勿論、志村喬が城に帰った際に矢を打たれる様を引きの絵で撮ったシーンも本当に矢を打つとこうなんだなあという説得力があった。引きの絵と言えばなんと言っても冒頭霧の中から現れる蜘蛛巣城は幻想的で美しい。奥の暗闇から真っ白な肌の妻・浅芽が現れるシーンなどもぞくっとする。

と、見返したくなるような印象的なシーンは多々挙げられるのだけど、話が面白かったかと言われると微妙なので☆はこんなもので…。

えら