劇場公開日 1957年1月15日

「サド・クロサワ」蜘蛛巣城 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0サド・クロサワ

2022年11月30日
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鑑賞方法:映画館

三船敏郎のドキュメンタリーで知り、前から観たかった「蜘蛛巣城」を、午前十時の映画祭にて鑑賞。すごい良かった。大満足。イントロから妖しい雰囲気で、モヤを使って過去と現代を橋渡し。ありがちな手法だけど、やはりうまい。

三船と千秋実が並んでると、三船の顔の濃さが目立つ。まるでイタリア男のようだ。その三船がギョロっと目を見開くと、なかなか鬼気迫るものがある。三船には能っぽさはないが、山田五十鈴は能っぽい。表情なく衣擦れの音とともに動く。面をつけて摺足で歩く役者のようだ。

この時代の俳優は、本当に馬の扱いがうまい(いや、シャレじゃなく)。山道を全速力なんて、今じゃありえないでしょ。三船と千秋の2騎が山中を駆け抜ける姿を、木々の間から撮るところは、黒澤のサド具合がよくわかる。あんなの何度もやらされたらキレるだろうなぁ。けっこう長い尺使ってたから、長時間騎乗してたのではないかと思われる。ほんとにご苦労さまです。

でも、黒澤のサディストぶりは、終盤の矢が頂点ですな。怖いよ〜。よくぞご無事で。昭和って濃いね。熱いね。

ぷにゃぷにゃ
活動写真愛好家さんのコメント
2023年5月30日

こんにちは
いい映画は時代を超える!!同感です!!

活動写真愛好家
琥珀糖さんのコメント
2022年12月25日

馬鹿な質問に解答をありがとうございます。
実は昨日「キングスマン」をちょこっと観直しました。
冒頭でアーサー王の話が出てましたね。
そしてラストのファーストエージェントのところで、
確かに名前を名乗っていました。
円卓の騎士の名前、そうでしたね。
もうよく見てなくて、お恥ずかしいです。
それにしても2作目の執事のベディヴィア(マーリン)は、
マーク・ストロングでしたね。
彼の「カントリー・ロード」で泣きました。
懐かしいです。
ありがとうございました。

琥珀糖
琥珀糖さんのコメント
2022年12月24日

フォローそして共感ありがとうございます。
改めまして、よろしくお願いいたします。
(キングスマンの4作目。アーサー王が出てくるんですか?
歴史秘話みたいで楽しみですね)

琥珀糖
talismanさんのコメント
2022年12月12日

そっかー!黒澤サド!

talisman