「サド・クロサワ」蜘蛛巣城 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
サド・クロサワ
三船敏郎のドキュメンタリーで知り、前から観たかった「蜘蛛巣城」を、午前十時の映画祭にて鑑賞。すごい良かった。大満足。イントロから妖しい雰囲気で、モヤを使って過去と現代を橋渡し。ありがちな手法だけど、やはりうまい。
三船と千秋実が並んでると、三船の顔の濃さが目立つ。まるでイタリア男のようだ。その三船がギョロっと目を見開くと、なかなか鬼気迫るものがある。三船には能っぽさはないが、山田五十鈴は能っぽい。表情なく衣擦れの音とともに動く。面をつけて摺足で歩く役者のようだ。
この時代の俳優は、本当に馬の扱いがうまい(いや、シャレじゃなく)。山道を全速力なんて、今じゃありえないでしょ。三船と千秋の2騎が山中を駆け抜ける姿を、木々の間から撮るところは、黒澤のサド具合がよくわかる。あんなの何度もやらされたらキレるだろうなぁ。けっこう長い尺使ってたから、長時間騎乗してたのではないかと思われる。ほんとにご苦労さまです。
でも、黒澤のサディストぶりは、終盤の矢が頂点ですな。怖いよ〜。よくぞご無事で。昭和って濃いね。熱いね。
フォロー&共感いただき、有難うございました。
(この場を借りて一言お礼申し上げたかっただけで、返し返しのコメントはしませんし、ご返答のお気遣い無くても構いません)
ぷにゃぷにゃさんも書かれた通り、私も本作の三船は、まるでイタリア男みたいな濃ゆさを感じたものです。本当に、熱くて濃ゆい映画だと思います。
駄文ばかりのレビューですが、今後ともよろしくお願いします。
馬鹿な質問に解答をありがとうございます。
実は昨日「キングスマン」をちょこっと観直しました。
冒頭でアーサー王の話が出てましたね。
そしてラストのファーストエージェントのところで、
確かに名前を名乗っていました。
円卓の騎士の名前、そうでしたね。
もうよく見てなくて、お恥ずかしいです。
それにしても2作目の執事のベディヴィア(マーリン)は、
マーク・ストロングでしたね。
彼の「カントリー・ロード」で泣きました。
懐かしいです。
ありがとうございました。
フォローそして共感ありがとうございます。
改めまして、よろしくお願いいたします。
(キングスマンの4作目。アーサー王が出てくるんですか?
歴史秘話みたいで楽しみですね)