劇場公開日 2025年7月25日

スタントマン 武替道のレビュー・感想・評価

全41件中、21~40件目を表示

3.5熱い情熱はわかるが、少しは周りを見て

2025年7月29日
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笑える

興奮

斬新

1980年代、アクション監督として活躍していたサムは、撮影中に危険なシーンを強行し、陸橋から飛び降りたスタントマンを半身不随にしてしまった。その事で、サムは映画業界を引退し、整骨院を営み静かに暮らしていたが、かつての仲間から、もう一度映画のアクション監督をやってほしい、という依頼が来た。何十年ぶりかに映画制作に参加したが、現場は昔と異なりコンプライアンスも厳しく、リアリティを追求するサムのやり方に俳優のワイや製作陣が付いていけず、反発し、現場はぎくしゃくしてしまった。若手スタントマンのロンは、サムをフォローし撮影を進めようとしたが、サムの無鉄砲な撮影により一般人に怪我人が出て・・・さてどうなる、という話。

リアリティを求めるアクション監督、というのは難しい役どころなんだろうな、と思った。
今時なら、CGやVFXを使えば安全でそこそこの映像が作れるが、リアリティは無いから、ニセモノ、と言ってしまえばその通りだし、かといって、危険なシーンを安全性を犠牲にして撮影する、という時代でもないだろう。
香港映画のスタントマンに関する映画は何本か観た記憶があるが、アクション監督の苦悩、という面に焦点を当てた本作は斬新だった。
サムだけど、映画に対する情熱は凄く伝わって来るが、少しは周りに気を使わないとダメでしょ、って観てた。
妻子に愛想尽かされたのもよくわかる。
そして、何より大切な娘の結婚式に着る服のまま大暴れはいただけない。
あまりに短気過ぎるし、後先考えれない瞬間湯沸かし器みたいな奴に見えて共感出来なかった。
結局ロンに助けられて、みたいなカッコ悪いオッサンだった。
その点、ロンは陰で動いたり、良い奴だなぁ、と思った。
まぁ、面白かった、かな。

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りあの

3.5裏方

2025年7月27日
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スタントマンは裏方ですが、香港ではヒーローですね。最近は世相もうるさいから無茶はできないけど、香港のアクション作品はこれで成り立ってますからね。難しい所ですね。

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ごっとん

2.0これはドキュメンタリー?

2025年7月27日
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ふぉん

5.0トワイライト・ウォリアーズとはジャンルが違う作品

2025年7月27日
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泣ける

悲しい

斬新

スタントマンに焦点を当てた人情ドラマ。トワイライトとは違い、よりホンモノの映像である。どちらも好きだが、ジャンルが全く異なる。

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あくび

5.0香港魂

2025年7月27日
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驚く

これは感動の快作!香港映画の光と陰を見事に画ききっている。一時は映画界を席巻していた香港映画。その凋落を真摯な姿勢で巧みなストーリー展開で画いている。ナイスな脚本力がいいね!スタントマンにアッパレ!

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DnaH

3.0東野幸治を彷彿とさせ、山本太郎をも彷彿とさせる兄貴😁

2025年7月26日
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普通なら3.6とか付いてもおかしくない作品だと思いますが、もう、完全に宣伝ミスですね😌

トワイライトウォリアーズを前面に出して宣伝するから、あのクォリティに近いアクションを期待して行って、皆、ガッカリするという(~_~;)

トワイライトウォリアーズを一切出さずに宣伝していれば、ここまで酷評はされなかったはずなのにね😒

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おたか

1.0主人公に魅力が無い

2025年7月26日
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オープニングの劣化版ポ○スストーリーみたいなアクションシーンは良かったけど

そこ以外アクションシーンらしいアクションシーンも殆どなく

主人公のアクション監督がどれだけ凄いヤツなのかもイマイチわからないまま
話は進み

スタントマン志望なのかアクション監督志望なのかよくわからない青年と
ただただ自己中のアクション監督が
周囲にトラブルを振りまきながら
映画作る話だった

最後まで普通に観てられたけど
これ観るなら
ジャッキーチェンのライド・オン観た方がよっぽど感動出来ると思うよ

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龍神

2.5情緒がジェットコースター

2025年7月26日
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悲しい

開始早々なんか古臭い感じのアクションが始まった
あ!なるほどなるほど~、そういう事ね!理解した!
そうそう、ジャッキー映画こんなだったよねえ~
痛そうなぶっ飛ばされがスローモー
あるある~……ああ…、ああ?…ああああああああ!
……………

…そして、サムおじさんの復活物語が始ま……らなあいいいい
持ち上げてえー落とし、持ち上げてえー落とし、持ち上げてええー
ジャーマンスープレックス!!!

ハッピーなスタートを切ったのに、地獄で終わるのこの映画…???
いやそんな馬鹿な…そんな馬鹿な…
きっと最後に(今までのアレコレはまるで無かったかのように)逆転劇が…
逆転……ぎゃく……ギャグマンガ日和……………

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ちり

3.0「武替道」とは?

2025年7月26日
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怖い

■ 作品情報
監督はアルバート・レオンとハーバート・レオンの双子監督。主要キャストは、伝説のアクション監督サム役にトン・ワイ、若手スタントマンのロン役にテレンス・ラウ、人気アクション俳優のワイ役にフィリップ・ン、サムの娘チェリー役にセシリア・チョイ。2024年製作の香港映画。香港アクション映画界の舞台裏を描くヒューマンドラマであり、特に『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のキャストが多数出演している点も注目される。タイトルの「武替道」は「スタントの道」を意味する。

■ あらすじ
1980年代に名を馳せたアクション監督サムは、過去に危険なアクション撮影でスタントマンを半身不随にしてしまい、映画業界を引退、現在は整骨院を営んでいる。ある日、旧知の老監督から最後の作品となる新作のアクション監督を依頼され、数十年ぶりに現場へ復帰する。彼は偶然出会った情熱的な若手スタントマンのロンを助手に迎え、自身の信念を貫くが、現代の撮影現場ではその古き良き手法は通用せず、制作陣やかつての弟子である主演俳優ワイとの間に軋轢を生む。加えて、娘チェリーとの関係もぎくしゃくし、過去の事故で大けがを負わせた男の家族からの恨みを買うなど、様々な問題がサムを取り巻く。映画製作の困難と、サム自身の頑なな生き様が描かれる。

■ 感想
かつてスクリーンを彩った香港アクション映画を夢中で観ていた頃を思い出し、製作の裏側でいかに命懸けの挑戦が行われていたのか、その苦労と工夫にスポットが当てられることを期待して鑑賞してきました。確かに、香港アクション映画の「陰の立役者」であるスタントマンたちに光を当てた点は、非常に評価できます。その情熱は、スクリーン越しにも確かに感じられます。

しかし、期待していたテイストとは、残念ながらちょっと違ったかなという印象です。古き良き時代の撮影手法に固執し、周囲との摩擦を引き起こす主人公サムの姿は、一貫して、退かぬ!媚びぬ!省みぬ! それが映画づくりにかける情熱ともとれますが、正直なところ、観ていて心地よいものではありません。どんな職場でも起こりうる世代間の軋轢、価値観の相違には共感できる部分もあります。ですが、現代の物語として描くのであれば、そうした自身の常識や価値観とのズレから学び、変化し、アップデートを試みる流れこそが一般的ではないでしょうか。

撮影現場以外でも、娘とのぎこちない関係、過去に大けがをさせてしまった男の家族からの恨み、そして自身の作品に惚れ込んでいたはずのロンとの決裂など、あまりに自己中心的なトラブルメーカーとしてのサムは、もはや「老害」です。それなのに、ラストシーンでは強引な力技でハッピーエンドのような雰囲気にまとめられていて、ちょっとびっくりです。結局、サムに始まりサムに終わる、サムのための作品だったという印象が強いです。

若手スタントマンのロンや、かつての弟子であるワイの視点や主張が、あまりにも的を得ていただけに、よけいに登場人物の中でサムだけが「おかしい」という不思議な感覚に陥る作品でした。香港映画の灯を絶やすまいとするサムの思いは理解できるだけに、こんな描き方しかされないサムが、ちょっと気の毒になってしまいました。

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おじゃる

3.0【”香港スタントマン魂”今作は、且つての勢いを失いつつある香港映画を且つて支えた人々へのレクイエムであり、新たな香港アクション映画の萌芽を感じさせる作品である。】

2025年7月26日
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悲しい

単純

幸せ

■且つて香港アクション映画監督だったサム(トン・ワイ)は撮影中に、スタントマンに事故を負わせ下半身不随にした事で業界を去っていた。
 だが、旧知にの監督から自らのラスト作のアクション監督の依頼が入り、彼は張り切るが現場のスタッフとの関係性は冷えている。既に彼の”根性第一主義”の時代は過ぎ去っていたのである。
 だが、偶然知り合ったサムの作品を信奉する若手スタントマン、ロン(テレンス・ラウ)は彼に起用され喜ぶが、サムの前時代的な手法に戸惑いを覚え、又、且つて彼のスタントマンだった、今やスターのワイ(フィリップ・ン)は彼のやり方に反発する。
 そして、サムの亡き元妻の娘チェリーとの関係も微妙なままであった。

◆感想

・この作品は、序盤、中盤までの展開はハッキリ言って粗いし、サム以外の人物造形や、サムの”命懸けで作品を作るから、良い作品が出来る。”と言う想いは分かるが、如何にも古い考えであり、ジャッキーチェンのような過激なスタントを追い続ける姿と、ストーリー展開が噛み合っていないのである。

■で、チョイ、脳内を変換して香港映画アクション制作を愉しもう!というスタイルに転換する。この映画はスタントマンの苦悩や時代の変化を織り込んでいる点や、サムの香港映画の灯を消したくない、という想いは良く分かるからである。

<で、ラストの大ジャンプのシーンの、ロンに対するサムの指示や、チェリーに”撮影現場を見に来い!”と言った意味と彼が自分の姿を見ているスタッフ達へのメッセージは、私には伝わったのである。>

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NOBU

3.0楽しめたけど・・・ もっとアクション満載かと思っていたので、いささか物足りなさを感じた

2025年7月26日
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かの傑作『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』(2024)に続けとばかりに宣伝していたので期待値を上げすぎた様です、根本的に脚本が古臭く、とてもチープ、時代錯誤の人が独りよがりで書いたイタすぎる内容に愕然としました

某レジェンド級 香港アクション映画の大傑作を再現したオープニングがメチャクチャカッコ良かったけど、その後は右肩下がりでイマイチ盛り上がらず微妙な空気感が漂う印象

トン・ワイさん演じる主人公サムが時代錯誤でパワハラの老害すぎて見ていてかなりイタかった、なので若者たちとの軋轢も当然、しかも そこから和解していくくだりが全く説得力がないご都合主義すぎて理解できず、全然ノレませんでした
娘との和解も何が理由か全然わからず、とても違和感があって理解できなかった、あんなくだり要るかな、と思っちゃいました

と、かなり古くさいメロドラマパートをけっこう入れてくるので、盛り上がりそうな所でブレーキをかけられ、また盛り上がりそうなのにブレーキ、みたいな気分になりました
同じスタントマンの世界を描いた快作『フォールガイ』(2024)が大好きで、ああいう感じのアクション巨編を予想・期待していたのでちょっと消化不良気味の後味

アクションは先述の通り、オープニングと後半の市街地でのゲリラ撮影のくだりがエキサイティングだったけど、全体的にもの足りない感じ

しかも肉弾戦がとてもゆるく感じた
ジャッキー・チェンさんの『ドランクモンキー酔拳』(1978)から始まり70年代以降の香港アクション映画を観続けてきた立場からすると、本作の現役世代の人達が頑張ってアクションしてはいるものの、勢いや本物感が物足りず、ジャッキーさんやサモ・ハンさんとかのキレッキレなアクションは凄かったんだなと改めて痛感しました

と、いろいろネガティブなコメントばかりになってしまいましたが、決して面白くなかったわけではなく、平均的な面白さでそこそこ楽しめはしました

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Jett

2.5NEVER SAY NO

2025年7月26日
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80年代の常識が、今の非常識で、当時の中間管理職が、家庭を犠牲にしても働いた事を強く言いたいのは分かるんですが、スタントマン映画なので、映画制作をもっと全面に出して欲しかったです

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aki007

3.0優しくなれたラストカット。

2025年7月26日
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興奮

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SAKURAI

2.5これは違う

2025年7月26日
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2025年劇場鑑賞209本目。
エンドロール後映像はないですが、途中にはあるので速攻帰らないよう。

現代の香港映画に昔やらかしたアクション監督が復帰して、衝突しながら映画を作る話。導入は100点なんです。ただ、その後の展開が良くない。コメディに振り切ってめちゃくちゃな展開にするか、欧米にありがちな狂気に落ちていくか、破綻して破滅するか、色々落としどころはあったと思うのに、一番映画作りでやっちゃいけない事をして、普通あんなことしたら制作中止になるのに制作続けてるし。
一番萎えたのがエンドロールでメイキングを見せているのですが、さっきまで無茶してたシーンが安全に配慮して作られているのを見ると、そりゃそうなんでしょうし、そうあるべきなんだけどこの映画では見たくなかったなぁ。
アクション監督役の、トン・ワイはドニー・イェンと佐藤浩市を足して2で割った感じがして、今までこんないいベテランよく埋もれてたなぁ、という感じでした。燃えよドラゴンでリーにはたかれてた少年らしいです。

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ガゾーサ

1.0美談にし過ぎ

2025年7月26日
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95本目。
ポ、ポリスストーリー?
あの曲が流れるかと、一瞬期待。
でもそこがピークで、後は尻すぼみ。
いい所もあったけど、香港映画の黄金時代はいつかは知らんけど、全体的に力技で美談に持って行き過ぎ。
まあそれを置いといたとしても、うーん愚痴しかでないから、この辺で。

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ひで

4.5もう少し「押し」が強くても良かったか

2025年7月26日
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今年170本目(合計1,711本目/今月(2025年7月度)19本目)。

 相変わらず鬼滅の刃祭りで、まともに新作が出ないんですが…。その中の新作の一本。

 香港におけるいわゆるスタントパーソン(男女問わない言い方)をテーマに、昔と今とを比較しつつ、その問題提起(CGばかりでよいのか、等)をしつつも、その問題提起を、映画内で「映画を作る」という内容で構成しています。そのため、純粋な映画とドキュメンタリー映画の中間点的な位置に存在します。

 問題提起として、CGばかりでよいのか、あるいは、収入目当てでアクション部分が適当でよいのか、もっといえば、このようなタイプのアクション映画は香港映画が1970~80年代に得意としていたところ、技術進化で他国に追いつかれ、「必ずしも」現在(2024~2025)では香港映画だけではないという事情は確かに存在し、一方で日本から見たときの「近くの国(便宜上、地域も含む)」としてアクション映画といえば?といえば、やはり香港(ここでは狭い意味。中国大陸ほか含まない)になりますから、その意味では日本では見やすい映画ですね。

 惜しむべきは、やはり鬼滅の刃祭りに「巻き込まれた」点かなというところでしょうか。もう一つは、もう少し「押し」があっても良かったかなと思います。日本でもこのようにアクション映画を作ることはありますし(その代表例が、「ベイビーわるきゅーれ」に参画している、伊澤さん、等)、男女問わず、日本では少ないとはいえ、カンフー映画とは言わないにしても実質同趣旨の類の日本の映画は少ないながらも存在はしますので、そうした方(伊澤さんしかり、他の方でも)からのもっと積極的な情報発信が、公式サイトやXなどで宣伝等でもあっても良かったのかな、という気がします(ただ、ここは、どこまで協力が得られるかという、他人を巻き込む事情のことなので、余り多くは引けない)。

 採点に関しては、妙なところが気になったので以下あげておきます。

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 (減点0.3/謎のモザイクがかかったりかからなかったり)

 この映画、少なくとも日本の上映では日本向けに作られていて、「日本のみなさん、ぜひ楽しんでください」みたいな挨拶が流れて、日本(横浜市内?)で本人が話しているシーンがありますが、他人(歩行者)が写っているのか、モザイクがかかったりと思えばはずれていたり、よくわからないシーンがあります(仮にかかっていても、サイズ的に誰が誰かを把握することはまず無理)。
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 なお、エンディングロールが比較的長めではありますが、いわゆる「おまけ」はエンディングロールの途中にちらっと登場します。また、全般的に香港映画であることから、字幕については配慮はあるものの、日本から見て写っている看板などで類推ができる場合、字幕がないところもあります(ただ、その場合は日本からみた漢字文化圏という観点で推測がつくものであり、逆につかないものは字幕がついている)。

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yukispica

4.0時代にそぐわなくても、理屈で無く魂に響くもの

2025年7月25日
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泣ける

悲しい

興奮

やや目立たぬ場所に移転されたブルース・リー像の前で話す、ひと昔前の映画監督とアクション監督。
香港映画は死んだと言われるが、俺より先に香港映画を死なせたくない、と言う。
そう言う映画だ。
悪い宗教や悪いウィルスに侵されたように、熱にうなされ世間から、周囲から浮いてしまう主人公。
信念があり、情熱があり、信じるものがある。
それは暑苦しく、はた迷惑で時代にそぐわないものであっても、そこに何らかの真理がある限り魅入らるものがあり、響くものがあるだろう。
香港映画は、そう簡単には死なない。

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ケージ

3.0期待してたんだけど

2025年7月25日
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単純

興奮

テレンス・ラウとフィリップ・ンが出てれば期待せざるを得ないが、あらためて「トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦」がいかに素晴らしかったのかを浮き上がらせるための作品でした。
もうちょっと、上記2人の俳優の見せ場を作って欲しかった。

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だっちょ

3.5ロンが真の主人公

2025年7月25日
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オープニングが、70~80年代の香港映画みたいに、テロップが黄色い文字で滲んでいたのを再現していたところから笑う。

トン・ワイ演じる主人公・サムの、1980年代からタイムリープしてきたみたいに、根性論だけで感情コントロールも時間調整もできない見事な老害ぶりは、いかに昔の香港映画が人命無視のひどい状況だったかを露わにする役どころ。
また「いい作品のためには命をかける」意気込みだけは遺って継承してほしいという思いを体現したのがサブ主人公のロン(テレンス・ラウ)。
正直、ロンこそが真の主人公かと。
(だからラストシーンは、落ちとして違う気がしましたが)

ストーリー的に目新しさはなく、面白味は少ないが、ゴールデン・ハーベスト社やショウ・ブラザーズ社があった頃の熱気や、あの無茶なアクションを最新技術で再現していく今のスタッフたちの技と心を観せてもらう作品として、ありがたく受け取った。
2021年に日本公開されたドキュメンタリー映画『カンフースタントマン 龍虎武師』を観ておくと、より染みる一作だと思いました。

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コージィ日本犬

2.5思い出は優しい

2025年7月25日
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単純

幸せ

撮影時の事故が切っ掛けで業界を離れたアクション監督が20年ぶりに復帰し、時代の変化に翻弄される話。

整体師らしき仕事をするサムさんがかつての仲間の追悼式に参加した際、アクション監督としてのオファーがあり巻き起こっていくストーリー。

初日から拘りが強過ぎてリテイクを重ねさせるサムさんと、あまりにもやる気がない俳優&スタントマン&スタッフたちという、ちょっと極端過ぎる対立に始まり、SNSでボヤきつつも間を取り持つようになる若手スタントマンという展開は、まあコテコテながら良いのだけれど、サムさんあまりも遵法意識低過ぎじゃね?というか、それは昔でもアウトでしょ。

一応娘との関係なんかのドラマもあるにはあるけれど、なんだか取ってつけた様に感じたし、メインストーリーも面白くはあったけれど、アクション映画ではなくあくまでもアクション監督の映画というところで、イマイチ盛り上がりがなくてちょっと物足りなかった。

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Bacchus