勇敢な市民のレビュー・感想・評価
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【”何もしなければ、何も起こらない!”今作は元ボクシング金メダリスト候補だった非正規雇用女性教師VS極悪男子生徒を描いた校内暴力&苛め撲滅促進映画である。あーすっきりしたニャア。】
ー 今作の様な、アクションコメディを作り上げてしまう韓国映画は、矢張り幅広く奥深いモノであるという事を再認識した作品である。-
■父親の借金返済のために元ボクシング金メダリスト候補だったソ・シミン(シン・ヘソン)はいかさま試合を呑み、そのまま非正規雇用の女性教師になる。
赴任した高校では、親の七光りで学園を牛耳る悪辣な苛めを繰り返す極悪高校生スガン(イ・ジョニュン)が教師も含め、全面的に支配していた。
最初は部長のジェギン(チャ・チョンファ)から見て見ぬふりをしていないと、学園財団に大きな影響力を持つスガンの馬鹿母により、正規雇用にならないといわれ我慢するが苛められっ子ジニョン(パク・ジュンウ)と二人暮らしのキンパを売って糊口を凌ぐ祖母への仕打ちを見て、ソ・シミンのファイターとしての気持ちが燃え上がるのである。
◆感想<Cauion!内容に触れています。>
・序盤は、しおらしく教師をしていたソ・シミンが、極悪高校生スガンの非道な行いを見て猫の面を付けて立ち上がる所から、非常に爽快な展開となって行く。
マア、スガンを演じるイ・ジョニュンのイケメンだが、悪ーい顔が奏功しているね。
・ソ・シミンが、ジニョンに対するスガンの陰惨ないじめを阻止するシーンからの、夜間野外バスケット場に、猫の面を被ってじゃじゃーんと登場し、スガンのパンチを軽いフットワークで交わしつつの、クロスカウンターパンチ炸裂シーンは、気持ち良かったニャア。
■更に決着をつけるための学園祭での、リング上での一騎打ちシーンは今作の白眉である。ソ・シミンの、まるで、ルチャリブレの選手の如きコーナートップからの回し蹴り炸裂シーンや、腕ひしぎ逆十字など関節技も次々に披露し、ロープの反動を利用してのドロップキックでスガンをリング外に蹴り出すシーンなどは、溜飲が下がったニャア。
<今作は、苛めの実態などやそれに悩むジニョンの姿もキチンと描かれており、正に勧善懲悪、校内暴力&苛め撲滅促進映画になっているのである。
あのラストシーンを見ると、次作もあるのかな。期待しているニャア。とても、爽快だった作品であるよ!>
カタルシスが足りない
猫パンチ
学校内で横行するイジメの主犯と猫面をつけて対峙する元格闘家の非正規雇用女教師の話。
表向きは校内暴力根絶優秀校と認定されているけれど、実は酷いイジメが罷り通っており、主犯が権力者の息子であることから教師も全員見て見ぬふりという有様の高校に、自殺した教師のスペアとしてテコンドー3段、合気道3段、ボクシング金メダル候補だった主人公がやって来て巻き起こっていくストーリー。
良い歳してダサすぎる主犯に、虎の威を借る取り巻きたち、そして言いなりのアホ教師と、正規雇用になりたいからと問題を避けるべく他の教師に倣う主人公という序盤。
コメディだし、それを言ったら元も子もだけれど、そんなに困っていて主犯たちを掬うつもりもないのなら、動画撮って証拠にするなりSNSに流すなりすれば、簡単に親共々沈むと思うけど…というまどろっこしさを感じること多々。
そして寧ろイジメる側が、SNS云々の話しをしているけれど、いくらこの国とはいえそういう感じになりますか?
回りくどい感じはあったし、登場人物たちの強さや性格がブレているし、途中から格闘技じゃなくてプロレスだし、情治国家万歳の掌返しだし等、気になるところは多々あったけれど、なかなか面白かった。
なんか複雑…でも楽しめる映画ではあります
ニャンタラメったらめったらニャンタラメ😹
きっちりかっきり
最高にキュートな先生でした
ソ・シミン先生、生徒のことを大切にする素敵な先生です。
家族の事を考えて負けたオリンピック予選の決勝戦を見てもその優しさが伝わります。
優しくて強いのだからもう最強最高の先生なのです。
極悪非道のスガンを懲らしめる為に猫のマスクを身に着けてのアクションはカッコよかったなぁ。
演じたシン・ヘソンさんはどこまでもキュートで輝いて見えました。
生徒とその家族を守るために決戦の舞台で闘うシーンは、負ける訳ないと思いながらもドキドキでした。
全く反省のない極悪非道のスガンを演じたイ・ジュニョンさんも凄かった。悪党っぷり本当に憎らしかったです。
ソ・シミン先生の良き理解者の部長先生を演じたチャ・チョンファさんとの関係もコミカルでおもしろかったですね。
耐えて忍んで立ち上がり懲らしめる痛快なアクションコメディ。
韓国の映画はおもしろいです。
いい映画を見ました
悪役にもう少し厚みが欲しい所
猫マスクを被るとキャットウーマンになれるのか?
舞台となる高校はいじめが無い優良校。しかし実態は権力者の親が揉み消しているだけ。ただ面白いだけで標的を選びイジメをする。生徒はもちろん先生も声をあげられない。警察も証拠がない、と何もしない。
非正規のソ・シミンは正規になりたいので上司に言われた通り見て見ぬふり。シミンは元ボクサー。偶然を装いちょっとだけ手を出す。しかしそれ以上はできない。前半はずっとそんな感じで進む。
前日にビーキーパーを観た。この映画も権力者の息子が悪の根源。スケールはともかく似た構造の映画。
映画名は「勇敢な市民」、原題も同じ意。でも市民というと、もう少し広い世界で、何かに立ち向かうイメージだった。
高校校内と生活圏内の狭い世界。たぶん発音が似ているから主人公がソ・シミンになったのだろうけど。
別に諜報員でもなく、元ボクサーと言っても小市民だから負けることもある。でも負けたにも理由がある。その辺が強いだけでない、見所のひとつ。
と言いつつビーキーパー見た後だから。ごめんね。見た順が違えばね。
爽快感はありましたが悪役に不満
単純なコメディ映画とみるのが妥当か
今年15本目(合計1,557本目/今月(2025年1月度)15本目)。
韓国にも非正規雇用の職員問題というのはあるのか知りませんが(日本には存在して、正規職員の競争倍率が高すぎるということもあって避ける方も多かったが、今度は長時間残業が問題視されると、逆に競争倍率が1.0をあっさり切って教員不足が言われるようになった)、それを描いた物語…と思うと、そこは実は違っていたりします。
校内暴力0をうたう高校が舞台…と思いきや、それは表向きのお話で、学校のリーダーから何もかも全部無茶苦茶で校内暴力がまかり通っているところに、非正規職員として来た先生が猫の仮面をかぶって戦う…という趣旨のコメディ映画に分類されるかな、といったところです(いわゆる非正規雇用の在り方がどうこうといった問題提起はほぼない)。
ちょっと気になった点として、韓国は儒教の教えから日本以上に食品の扱い方(食品は丁寧に扱いましょう、ということ)については厳しいはずですが、キンパにはじまり色々なものを投げつけるいじめシーンがあるので、そこ(食品を大切にする、という精神)自身はかかる趣旨は日本においても程度の差はあっても同じなので、そうした描写が苦手な方にはちょっと厳しいかな、といったところです。
コメディ映画に寄せた影響で、細かいところについての描写があまりなかったのが残念ではありますが、そこをつつく映画ではなかろうということで採点上考慮はしています。今週は室町無頼一択の選択肢なのかなといった感じですが(明日予定)、本作品も対抗以上には来るかなといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/キンパを売っているおばあさんとの関係)
物語には「キンパを売っているおばあさんがいじめられるシーン」が登場する一方、映画内では校内暴力をいかに「校内で穏便にすませるか」の論点になっているため、部外者であるところの彼女が完全に蚊帳の外にされているのは、ややフェアではないといったところです。
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最高すぎる‼️にゃー🐈
スーパーウーマン!
大魔王の恐怖政治に苦しんできた生徒を守るために、最初は保身を考えるも持ち前の正義感から見過ごせずに立ち上がる先生(非正規雇用)。可憐な見た目に反して超強いのがカッコいい!足技、最高!!!
韓国映画らしく、極悪セレブvs正義の庶民の闘いにそれぞれの家族愛もたっぷり。
スカッと面白かった。
韓国ドラマとか映画の悪者は大体ものすごいセレブなので、今回の彼も実家の権力を盾に好き放題。物的にも欲さなくても与えられてるから、物足りなさを弱者を痛ぶることで満たそうとする、典型的な残念なタイプの方のダメセレブ。
対して先生の方は色々経験豊富な人生を歩んでそうな苦労人、でも見た目は可憐なレディなのが面白い。笑
いかにもなお金はないけど誠実で優しく正しく育った男性じゃないのがポイント。
韓国の人気WEB漫画を原作に、元女子ボクシング王者の非正規教師と凶...
韓国の人気WEB漫画を原作に、元女子ボクシング王者の非正規教師と凶暴な生徒のバトルを活写したアクションコメディ。
ソ・シミンは非正規雇用の教師として、ある高校に赴任するが、そこはセレブの息子である男子生徒ハン・スガンの暴力に支配されていた。正規雇用を望むシミンはトラブルを避けようと見て見ぬふりをするが、いじめの標的となった生徒とその家族にまで及ぶ暴力の実態を知り、立ちあがることを決意する。実はシミンは元ボクシング王者にして、数々の格闘技をマスターした最強のファイターだった。猫のマスクで正体を隠したシミンと学園の支配者スガンの戦いは、学園全体を巻き込むバトルへと発展していく。
ドラマ「哲仁王后 俺がクイーン!?」のシン・ヘソンが主人公のシミン、ドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」のイ・ジュニョンが学園を支配する生徒スガンを演じ、パク・ジョンウ、パク・ヒョックォン、チャ・チョンファが共演。「ユア・マイ・サンシャイン」のパク・ジンピョ監督がメガホンをとった。
勇敢な市民
2023/韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA K プラス
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