劇場公開日 2025年1月17日

「【”何もしなければ、何も起こらない!”今作は元ボクシング金メダリスト候補だった非正規雇用女性教師VS極悪男子生徒を描いた校内暴力&苛め撲滅促進映画である。あーすっきりしたニャア。】」勇敢な市民 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”何もしなければ、何も起こらない!”今作は元ボクシング金メダリスト候補だった非正規雇用女性教師VS極悪男子生徒を描いた校内暴力&苛め撲滅促進映画である。あーすっきりしたニャア。】

2025年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

ー 今作の様な、アクションコメディを作り上げてしまう韓国映画は、矢張り幅広く奥深いモノであるという事を再認識した作品である。-

■父親の借金返済のために元ボクシング金メダリスト候補だったソ・シミン(シン・ヘソン)はいかさま試合を呑み、そのまま非正規雇用の女性教師になる。
 赴任した高校では、親の七光りで学園を牛耳る悪辣な苛めを繰り返す極悪高校生スガン(イ・ジョニュン)が教師も含め、全面的に支配していた。
 最初は部長のジェギン(チャ・チョンファ)から見て見ぬふりをしていないと、学園財団に大きな影響力を持つスガンの馬鹿母により、正規雇用にならないといわれ我慢するが苛められっ子ジニョン(パク・ジュンウ)と二人暮らしのキンパを売って糊口を凌ぐ祖母への仕打ちを見て、ソ・シミンのファイターとしての気持ちが燃え上がるのである。

◆感想<Cauion!内容に触れています。>

・序盤は、しおらしく教師をしていたソ・シミンが、極悪高校生スガンの非道な行いを見て猫の面を付けて立ち上がる所から、非常に爽快な展開となって行く。
 マア、スガンを演じるイ・ジョニュンのイケメンだが、悪ーい顔が奏功しているね。

・ソ・シミンが、ジニョンに対するスガンの陰惨ないじめを阻止するシーンからの、夜間野外バスケット場に、猫の面を被ってじゃじゃーんと登場し、スガンのパンチを軽いフットワークで交わしつつの、クロスカウンターパンチ炸裂シーンは、気持ち良かったニャア。

■更に決着をつけるための学園祭での、リング上での一騎打ちシーンは今作の白眉である。ソ・シミンの、まるで、ルチャリブレの選手の如きコーナートップからの回し蹴り炸裂シーンや、腕ひしぎ逆十字など関節技も次々に披露し、ロープの反動を利用してのドロップキックでスガンをリング外に蹴り出すシーンなどは、溜飲が下がったニャア。

<今作は、苛めの実態などやそれに悩むジニョンの姿もキチンと描かれており、正に勧善懲悪、校内暴力&苛め撲滅促進映画になっているのである。
 あのラストシーンを見ると、次作もあるのかな。期待しているニャア。とても、爽快だった作品であるよ!>

NOBU
YOUさんのコメント
2025年2月2日

スピンオフとしてジョーカーみたいな「スガン誕生編」を期待したいですね(笑)

YOU