「ドラえもんの映画の決定版」映画ドラえもん のび太の絵世界物語 るぎさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもんの映画の決定版
私はドラえもんの映画は中盤で仲間になった人物と対峙したり、語り合ったりするシーンがお決まりのようにあり、軽い伏線回収で締めるような起承転結がはっきりとしたごく普通な映画だなと思ってました。しかし今年のドラえもんはその順路を通りながらも常に想像の上を行く内容でした。
まず、opから微笑ましい内容でドラえもんの良さを感じました。その後のクレアやマイロとの出会いの部分やのび太とマイロが2人で絵を描くシーンなど今までのドラえもんと同じような感じの進みで「まぁまぁいつものね」と言った感じ。(クレアが可愛いぐらい)だがその後の物語の展開は予想を裏切られてばかりでした。ドラえもんの映画でメタルクウラ並みの絶望を感じましたよ笑
また、ひらりマントでの全力防御やジャイアンの男前など映画の人気な部分を全て寄せ集めたようなシーンの数々。まさかドラえもんの絵が鍵になるなんて、、その後のチャイが消えるシーンで悲しくなった後のまさかのクレアの消滅。ドラ映画特有の終盤の別れのシーンですが「またね」ではなく「さよなら」という別れは非常に稀な気がします。驚きと感動を両方体験した後のクレアの復活は安堵しました(若干無理矢理な気もするが子供向けだしな)そしてラストののび太のパパのシーン。
のび太のパパは昔画家を目指してたという事前知識があったせいか号泣してしまいました。
ドラえもんの映画で友情を超えて愛情を感じれるとは、、、
最後に、本当に素晴らしい映画でした。時空云々で内容が分かりづらいという意見がありますがそこはドラえもんの映画として本質的に重要な部分ではないと思います。戦闘シーン含め今まで見たことがあるドラえもんの映画で1番見応えがありました。よって星5とさせていただきます。
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