劇場公開日 2024年12月13日

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「「僧侶が銃で何を」」お坊さまと鉄砲 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「僧侶が銃で何を」

2025年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

驚く

癒される

 2006年、国王の意向でブータンは民主主義体制に移行することが決定。そのためブータン初の選挙のために、模擬選挙を実施することに。そんな時、修行中の高僧が、次の満月までに銃を用意せよ、と弟子のタシに指示。タシは銃を手に入れるが、アメリカ人のアンティーク銃マニアもそれが欲しくて。
 ブータンは、世界最後のTVとインターネットが普及したそうです。劇中では、TVより携帯電話のほうが普及しているように見えました。「この国に銃なんてあるんですか」というセリフが笑えます。それと、だんだん出来上がっていく木彫りの物体にも。「007慰めの報酬」をTVで見て、タシが選ぶ銃がAK-47という銃。紛争の象徴のような銃の選択が、最後に生かされていました。観了後の幸福感に涙。
 監督の前作「ブータン 山の教室」も良かったので、次回作も期待。

sironabe
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