劇場公開日 2025年3月14日

Flowのレビュー・感想・評価

全226件中、61~80件目を表示

3.5やっぱり動くアニメは気持ちいい

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

猫ちゃん大好きなのでスクリーン上で猫が活躍すれば自ずと点数は加算される訳で。自身でも甘点かなと考えたが思い返せばそれだけではなかった。

陸地が水没しつつある世界で一匹の黒猫が生存の為に流れてきたボートに乗り込むと次第に様々な動物がボートに集まり、冒険を繰り返しながらやがて一つの群れが形成されて行く過程を動物の擬人化をせずに台詞もなく紡いで行く。

作りが渋いやね
世界の状況や動物達の心情などに一切の説明がないので、観ているこっちが想いをはせて想像するしかない。しかしボートに乗り合わせた動物達の最初の距離感とそれが縮んで行く様子などをリアルな動物の動作でちゃんと分からせてくれるのって凄くないかい?

人懐っこいレトリーバーも猫からすればウザくてたまんない様子や敵意が無い事は認識しつつも動物としての習性が違うので仲良く出来ない様子。でも互いに少し興味はあるように見える仕草など。これ、ちゃんと動物の動作で製作者が演技をつけてるんだよな。

アニメーションは動いてなんぼ。ダイナミックな動きだけでなく、ちょっとした動作仕草にも説得力を持たせる監督の力量は確かでしょ。

惜しむらくは動物の体表がのっぺりしていて毛並みの表現などが出来ていない事。まぁ、ディズニーやピクサーが新作のために、それ用の映像表現ソフトを開発するのに比べて、こちらは既存の市販ソフトを使っているらしいので仕方なし。予算で大手とインディペンデントを比べるのは酷ってもんだ。その代わり動きに全振りしてくれているのでOK。

世界が水没している様子など『野生の島のロズ』との親和性を感じて「これって、ロズから何十年か何百年後の世界だったりして」と妄想しました。
じゃあ、ロズの島は……。

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自分BOX

3.0寝落ちし易いけど寝るにはノイジィ

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

ダイバーシティ?国際関係?友情?イジメ?環境破壊?無常観?なんだかカオス的です。

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さばとら

4.0美しい映像、リアルなネコ、生きる本能

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館
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alvo

5.0すべてを想像にまかせる世界の映画

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

今年91本目(合計1,633本目/今月(2025年3月度)25本目)。

 最初にフランス映画お得意の謎の旋律のCANAL+は登場しますが、フランス映画ではなくラトビアだそうです。それどころか、字幕はもちろん音声すら登場しないという変わった映画です。

 そのため、映画のストーリー自体はある程度「動画によって」誘導はされますが、字幕も音声も(効果音も)全くないので(ある意味究極のバリアフリー?)、かなりの部分で想像にお任せというタイプの映画です。ラトビアの作品だそうですが、国の文化そのものを問われるような展開にはなりませんので(どうやら架空の国の模様)、そこは安心といったところです。

 ちょっと変わった映画で、「映画館で」放映される「映画」としては対極として「ミュージカル映画」(それしかなく、かつそれ「だけ」なので、映画かというと微妙か)の対極にあるわけですが、作品からある程度の理解はできるし、逆に理解の解釈もある程度幅が出てくることは想定できるし(むしろそういう展開だからこそ、たった一つの解釈にすることは無理)、良かったなというところです。

 普段見ることが少ないラトビアのアニメ作品ということで迷ったら推せるし、90分ほどと短いので、さくっとアニメ作品(かつ、ドラえもんなど大人が観るの?というような作品以外)を見たいというなら推せるといったところです。

 特に採点上気になった点まではないのでフルスコアにしています。

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yukispica

4.0文字のない絵本

2025年3月23日
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この日、日比谷の劇場は満席だった。
バルト3国の監督の試みに、多くの人が興味を持っているのがうかがえた。
生きることにピュアな動物たちには、ポリコレも罵り合いもゲロも無く(笑)、セリフのない映像は逆に優しく、ドローン撮影のようなカメラワーク?は臨場感があった。
品性に欠ける作品が賞を取るケースがあまりにも多い現代。
観る者によって解釈が違う可能性がある事の面白さ。
文字のない絵本にストーリーを上書きする面白さ。
考えながら観るところに、現代映画には失われた、本来の映画の「夢」があるように思われた。

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ジャイケル・マクソン

3.0ネコチャンカワイイ!⇔ネコチャンアブナイ!🔁

2025年3月23日
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鑑賞方法:映画館

ネコチャンカワイイニェー😍とネコチャンアブナイ!が繰り返される1時間半🐈
動物なので特に成長とかはしないです

CGが凄いと前評判で聞いていたので期待してましたが、
ベッドに乗っても沈み込まない、草むらを疾走しても周囲の草に物理的な影響がない、水に落ちてもあんまり外見に変化がないなど、ある程度のリアリティー以上は追及してないようなのでPS3くらいの綺麗さだと思いました

ちょっと本物の動物より賢いくらいで、結構リアル寄りなのかなと思って見てましたが後半急に超常現象が起きるので「はて?」となります

先月ロズと野獣の島を見たので、アカデミー賞でロズに勝つの凄いなーと思って見に行ったので期待値が爆上げになってましたが、そこまでではないかな...という感想🙃面白かったけど

他の種族とも助け合うし、最後は他者の死を憐れむような雰囲気も出してたのでお人間さん目線で見たらちょっとは成長しているのかもしれない😌しかし知能は動物なので、その他者への優しさは自然の中では命取りになるかも知れないと思いながらスタッフロールを見ていました

セリフとかないから細かい心情はわからないので、ブルーレイが出たら出演者によるオーディオコメンタリーとかつけてくれたらうれしいかもね😉

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NICKNAME

4.5色々想像したい

2025年3月23日
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TPO

4.0舵取

2025年3月23日
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背を高く丸めて威嚇する猫、懐っこい犬の行動、キッとするキツネザル、カピパラは寝る。鷲の争いはなんとも痛々しく烈しい。擬人化から遠ざかるアニメーション。人間は居なくなった。一種の洪水伝、神話のようなストーリーテリング。想像力を掻き立てる。投影するのは人の姿。
群れをなし虚栄と共にいる猿ども、移ろいやすい犬ども、マイペースのカピパラ、孤高のワシの選択。最後は異なる姿を認める動物たち。
鯨の目はどう生きよと私たちに伝えるのか。

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Kj

3.5監督曰くオープンエンディングということだし、そもそも台詞もないから...

2025年3月23日
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監督曰くオープンエンディングということだし、そもそも台詞もないから説明もないのでストーリーについては各人の解釈で行くしかないのですが、私としては希望を抱かせるエンディングだと思いたいですね。

まあ小難しいこと考えずにネコ可愛い、カピバラさんかっこいいとかでいいんじゃないでしょうか。反面イヌ勢は一匹を除いてヘイトを溜めるような作りになってますね。

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teraox

4.0天変地異があっても友達をつくろう

2025年3月23日
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笑える

悲しい

楽しい

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ユート

4.0ツッコミたいところはあるものの

2025年3月23日
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鑑賞方法:映画館

単純

猫はひとりでいるときは鳴かない説は嘘なのか?
猫の足音は誇張されすぎ。
そんなところに都市が発達するか?

他はとてもよくできていて、キレイな映像も楽しめ、まあまあ感動もする。

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かく

4.0動物たちの誇張の無い自然な演出が心地良い

2025年3月23日
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今まで色んな国の映画を観てきましたがラトビア映画は初めてですし当然アニメ映画も..🫢

まず 自然の描写が美しい!活き活きとした森の樹々や草花 穏やかな水面 荒々しい嵐でうねり波立つ水しぶきの描写は圧巻!😳

ここは人間の居なくなった後の動植物だけの世界であり朽ちかけた物言わぬ人工的な造形物が何かもの哀しい😐

ノアの方舟に乗り合わせた動物たちは一つひとつの仕草がリアルでそれぞれの個性をしっかりと描きながらも誇張の無い自然な演出が心地良い☺️

自然の異変に翻弄されながら 様々な動物との出逢いと別れ 友情を育み 逞しく生きていく黒猫の成長を優しく力強く描いたステキな作品でした🐈‍⬛✨🤗

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kimi.chan.com

5.0良質な緊張感とユーモアを与えてくれるアニメの新たな秀作

2025年3月23日
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フラレオン

5.0傑作!

2025年3月23日
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泣ける

興奮

予想を上回る素晴らしい作品!
美しい自然、愛らしい動物たち。
特に主人公の黒ネコは造形も仕草も何もかも魅力的。
このネコ、初見のとき〝魔女宅〟のジジにそっくりと思った。
映像を見て、新宿東口ビジョンのネコに動きが似ていると思った。
自然の描写は草花のひとつひとつまで丁寧に描かれており、色彩も本当に美しい。
これもどこかジブリを思い出させる。
こんなことを考えた。
〝もののけ姫〟のリメイク、続編がもしあるとしたら、この監督・スタッフにやってもらいたいって!

動物たちが人間的になっておらず、彼ら本来の仕草、行動なのが良い。
ディズニーだったらこうは行かないだろう。
非常に深く特性を研究したことが感じられる。
種の違う動物たちが次第に慣れてきて助け合う様子、違和感がない。
YouTubeなどで、実際の異種動物たちが仲良くなって家族のような振る舞いをする動画をたくさん見ているから。
言葉がないのは当然、彼らが人間じゃないから。
でも〝人間語〟は話さなくてもそれ以外のところで通じている、、いくところが心温まる。

初めから終わりまで、ドキドキハラハラさせられっぱなしだった。
それと、映像のアングルも色々な角度から工夫されていて感心した。
ラスト、、4人 (4匹) に感動して感涙。

ラトビアという国、ギンツ・ジルバロディス監督、申し訳ないけど全然知らなかった。
そこからこんな素晴らしい作品が誕生するとは、驚きであり希望だ。
アヌシー賞をはじめ各賞受賞は納得、当然。
ネコ好き動物好きにはたまらない作品。
いや、そうでなくとも観る価値アリ!

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マヤクロ2

3.5猫かわいい

2025年3月23日
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笑える

難しい

猫が可愛く、ハラハラするシーンもあるが、癒しになった。

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たくわん

4.0美しき終末世界

2025年3月23日
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怖い

知的

幸せ

じわじわと水没していく世界
水から逃れた動物たちの呉越同舟

気付けば何者かの作為により山に向かう船

あーこれノアとかの洪水神話モチーフの
ポストアポカリプスだ

映像、絵作りはかなり良く
水に沈む世界も単純な洪水や津波などではなく
「どんどん水位が上がっていく」
足元が失われ追い込まれる恐怖と孤独がありとても良い

ガラスや鏡水面といった
「周りと己を映す」反射する物の使い方も良く
最後まで無情な崩壊する世界を楽しむことができた

其れだけにクライマックスの
神秘的というよりは唐突なオカルト描写が何だったのか(笑)
いやまあわかるんだけど、明らかに意図をもって動いてたしあれ(笑)

主人公は黒猫だけど
犬たちの方が印象深かったなあ。
犬可愛い

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破雲泥

4.0洪水によって陸地が水で覆われてしまい。逃げる途中で小舟に乗った動物たちが共同で生活していく姿を描いた作品。淡々とした展開の中に哲学的メッセージが込められているようです。

2025年3月22日
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もりのいぶき

2.0不自然

2025年3月22日
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楽しい

単純

映像はすごく綺麗で描き方が独特で面白かったです。ストーリーは何が言いたいのか分からない、深そうで何の脈絡もないものでした。人間のイメージする自然な動物は不自然で、特に少し人間ぽいのに本能のまま動く感じが気持ち悪かったです。

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タベ

4.0映画というより映像体験

2025年3月22日
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幸せ

心に残るのは内容ではなく、映像美です。
この映画のすごいところは映像美と、動物たちの感情が言葉なしで私たちに伝わるところです。動物たちが協力し合うところはとてもいいと思いました。ただ、動物ですから、監督のおっしゃるような共感や感情移入はできませんでした。
特に猫の仕草は本当にリアルでした。どの動物も可愛くて微笑ましいです。動物好きの方は、かわいい動物たちと船で旅をしてる気分になるかもしれません。
映画を見ている、というより映像体験ですね。VR体験のような、、
たまにはこうゆう映画を映画館で見れるのもいいです。
映像が綺麗で癒されるので星4。

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✵

3.5政治のメタファーとして観た

2025年3月22日
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ラトビアの映画を観るのは初めてではないだろうか?
ほぼ予備知識無しでの鑑賞だった。
19‐20世紀初頭に人類が滅んだような設定は新鮮。場所は海が近いからやはりバルト海周辺だろうか。
主人公の猫はラトビアであり、船に一緒に乗る動物たちはバルト三国や周辺のEU諸国、洪水は戦争を意味し、クジラはロシア。そんなメタファーを想像しながら鑑賞した。
ただバルト三国におけるラトビアの位置付け、ロシアの支配と脅威、ドイツ、フランスなどEUとの関係など、ヨーロッパ史と現代社会の知識があまりにも無いので、この映画の半分も理解できなかった。

なので映画の出来だけの視点からだけで見ると、セリフ一切無しの動物アニメなのに、微妙な擬人化はちょっと中途半端。セリフが無くても完全に擬人化した方がスッキリしたと思う。ストーリーはまずまずなのだけど、編集が間延びしていて眠気を感じる事もしばしば。
しかしヴィジュアルと音響は圧巻のクオリティで、仮にストーリーが楽しめなかった人でも、スクリーンで体験していれば映画に夢中になれるクオリティ。モニターやスマホでの“視聴”は論外だ。
そんな小国ラトビアのアニメなのに、アニメ大国と言われてる日本アニメを圧倒するクオリティには驚いた。

歴史と情勢に高い理解力を必要とし、映画として面白いとは言い難いが、ラトビアという国を理解する手掛かりになる作品になると思う。

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じゅんぢ