「動物かわいい」Flow ここさんの映画レビュー(感想・評価)
動物かわいい
賞を受賞してるのも納得
無声映画
結構面白かったなあ
水が押し寄せるシーンは津波を思い出してびっくりしてしまったけどだんだんとキリスト教的な世界観からファンタジー要素を作ってる作品なのに気づいた。人間がほぼほぼいなくなった後の世界での大洪水からのノアの方舟的な、というか方舟自然発生みたいな
小さなコミュニティができていき警戒し合っていた仲の動物たちが協力し合ったり猫自身が定番だけど水への恐怖心を克服して成長したり。
でっかい鳥が昇天したシーンは神的なのがある前提のストーリーだったけど変に押し付けがましくなく。
超長いけど自分用まとめ↓
猫自信が主人公で、大洪水が起きることで自分よりでっかい動物たちが怖いのと水が嫌っていうのプラス生き延びないといけないという強烈な目的が生まれる。
他の動物たちは個性がそれぞれ際立っていてそれゆえの強みの見せ場とそれぞれが抱えてる問題も見えてくるが過去はほぼ不明。
全員が主人公の猫に対して何かしら働きかけ関係性を構築していく。居場所をあげたり精神的に支えになったり敵から守ってくれたりなど役立っていた。猫に苦難やピンチを提供し成長を促す役割でもあった
カピパラさんがのんびり屋で肝座っててすぐ寝るけど意外と猫さんに居場所提供したり自分で食べ物取ったり猿招き入れたり有能なのが良かった。のんびりすぎて最後死にそうになるけど。
鳥さんは良いやつで怖い雄鳥にも立ち向かう勇気があるけどそれ故に怪我をしたり。
イッヌはアホっぽいけど力持ちで優しいし人懐っこい。故に猫を何回か助けてくれるけど自分のお仲間を助けて結果小さき船上のコミュニティが崩壊しかけたり。
猿に関してはキャラが一番立ってたけどイマイチ見せ場で個性は活かし切れてない気がした。あのガラクタをもっと上手く使って欲しかったなー浮具で猫は助かってたけど
全体的にストーリーありのフィールド探索するゲームの感じを映画作品にしたみたいなアニメだった。
特に光の使い方が美しくてニーアとかその辺のグラフィックが綺麗&ストーリーが結構じんわり良いゲームをプレイしてる感覚。
じんわりなストーリーだけど猫が色んなキャラと関わりながら成長するようにしっかりキャラと出来事が計算されて面白く作られていた。
