仮面ライダーガッチャード GRADUATIONSのレビュー・感想・評価
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GRADUATIONS
ド派手に詰め込んだ最終回を経てからのVシネガッチャード。
メインはスパナで、それに並行して宝太郎とりんねの高校卒業を描いていたりと淡い青春模様が綴られる珍しい構成のVシネでした。
本編スタート前にホッパー1のなつやすみというワチャワチャした短編が入るのですが、改めて見ても声優陣が強すぎて絵面のハートフルさがスッと入ってこないカオスが面白かったです。
スパナメインでのストーリーでループものといった感じなんですが、割とループに関してはサクッと解決して、スパナの心の内が明かされるドラマがしっかり描かれており、本編から続くスパナの人間性の解像度がグッと上がった気がします。
ミナト先生と鏡花さんの結婚で複雑な心情なのもスパナが他人想いなんだろうなと微笑ましくなりました。
そのキャラがここで出てくるんだという仕掛けがあったり、アカデミーの面々のいつも通りの行動だったり、本編と地続きになっている分、解決する問題が多いのをまとめてガッチャして解決した感じなのでもうちょい尺があれば…となってしまったのがもどかしいところです。
実質50分ないくらいの本編なのもあってかVシネの中でもアクションシーンはトップクラスに少なかったと思います。
新フォームこそ見れましたが、もっとドンパチやるもんだと思っていたのでそこは勿体無いかな〜と思いました。
青春模様全開で終わっていくのもガッチャードらしいなと思いました。
欲を言えばもっとじっくりドラマとアクションを観たかったですが欲張っても仕方ないので、またガッチャードの活躍が観れればなぁと切に願っておきます。
鑑賞日 2/23
鑑賞時間 17:10〜18:20
座席 F-17
ガッチャードらしい爽やかな終わり方
仮面ライダーのVシネって暗い雰囲気になりがちなのですが、本作はかなり明るめでどちらかというとスーパー戦隊のVシネの雰囲気に近かったと個人的に感じました。
1時間の中で「ホッパー1の夏休み」と本編が上映されるということだったので、ストーリーが駆け足になってしまわないかと心配でしたがそんなこともなく、短い時間の中でスパナというキャラクターの魅力、コメディ、宝太郎とりんねの会話など、観たかったものを観せて貰えたので満足しています。
ガッチャードらしい爽やかで勢いのあるエンディングも良かったと思います。終わってほしくなくて、一年間観てきたテレビ本編が懐かしくなって、それでもこの終わり方で良かったと思える、まさに「卒業式」の様な作品だったと私は感じました。
卒業なんですよ!
冬映画じゃないのが良かった
2025年劇場鑑賞57本目。
エンドロール後映像有り。というか本編で教えてくれます。
これまでだと今やっている新作とクロスオーバーさせて、前の年の作品を完結させる冬映画をやるのが通例だったのですが今年はなく、ただでさえ撮影スケジュールが過酷なTV版の撮影に映画の撮影が加わると負担が大きすぎるという配慮との噂がありました。そうならちゃんとそう発表した方が東映もイメージアップすると思うんだけどなぁ。
それはそれとして、やっぱり風都探偵のアニメだけだと物足りない冬でしたが、今回ガッチャード単品で完結編にしたことでガヴを気にしないで作れたのは大きかったと思います。戦い終わった後の別れを惜しむ切ない感じがよく描けていたんじゃないかなと思います。敵の強さもちょうどいい感じでした。
全然ラケシスの想い出出てこねぇな!というのと最後もしかしてただすねてるだけって思われてたんじゃないか、という小さいツッコミはありましたが、Vシネライダー作品としては満点つけていい出来だったと思います。オーズは絶対許しません。
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