「令和の今なら即答です。」どうすればよかったか? ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)
令和の今なら即答です。
「どうすればよかったか?」
→はい、すぐに医者に行って治療を始めましょう。
令和の今なら迷うことなく即答な状況なのは、誰が観ても明白です。
昨今では多くの有名人が、心の不調を明言し休養を主張できる世の中になりつつあります。風邪を引いたら熱が出るように、ココロも風邪を引くことがあるんだということ、それは恥ずべきことではなく、誰にでもなりうるもので、正しい治療さえすれば良くなるのだということが、幸いにも令和の今では常識となりつつあります。ネットの普及で様々な情報を誰もが簡単に入手できるようになったことも、精神疾患への偏見払拭や理解に繋がった要因かもしれません。
ところが、舞台は昭和から平成。統合失調症にもまだ名前がなく、世間の理解が不足していた時代です。しかもご両親はお医者様というご職業柄、世間体を人一倍気にしていたことは否めません。
「病気なら医者にかかって治療する」
医者であるご両親なら、当たり前のようにわかっていることなのに、その至極シンプルなことを複雑にしているのは、家族という柵(しがらみ)なのかもしれません。
いつの時代も
一番愛すべき存在が
一番憎むべき存在でもあり
愛憎は隣り合わせにあるものだということを、この映画を観て感じずにはいられません。
どうすればよかったか?
私が本人、もしくは本人の家族なら
即、病院に行って薬もらって治療します。
以上!
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