アディオス・アミーゴのレビュー・感想・評価
全1件を表示
不思議展開。不思議空間。
クリックして本文を読む
TIFF コンペ部門
舞台挨拶
昨年TIFFでみた開拓者たちがよかったので、割と近しい設定で比較してみたくもあり鑑賞。
内戦後が舞台の割に打って変わってコメディタッチ。軍人、音楽家、写真家、占い師、司祭、貴族、インディオ、革命軍と次々によくわからない人たちがでてきてよくわからない状況に陥っていく。決闘後に泣き叫んでいるシーンの背景が青空と虹に暴風と狂った占い師、かなりシュールな画な上に不思議なBGM。前半はかなり笑った。途中はやや眠かったけど。
やばい茶色の粉と共に妄想世界に行って決闘する様子も、ふと集合写真撮ってしまう様子もただひたすらシュール。
復讐は頭の中で終わらせる、未来へと向かうメッセージかな?悲壮感や政治的な訴えは薄かった。
ただ本国コロンビアは今も不条理と不平等に悩み、同国初の左派政権で混乱も続いている。映画に対する規制は緩和され多く作られるようになったとのことで、あまり語られてこなかった先住民族などの物語も入れたかったとの監督コメント。まだ直接糾弾するような話は作れる情勢ではないのかな、と思った。ここまで違う環境の国で作られた映画がはるばる日本にやってきて考えるきっかけになることに感謝。主役のウィリントンさん、実物かっこよかったです。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示