「百年の孤独 に並ぶラテンアメリカ映画の最高傑作」ペドロ・パラモ イコンさんの映画レビュー(感想・評価)
百年の孤独 に並ぶラテンアメリカ映画の最高傑作
「百年の孤独」と並んでラテン文学最高傑作のひとつされる「ペドロ・パラモ Pedro Páramo」
その映画作品をラテンビート映画祭を観た。
演出はアレハンドロ・イニャリトゥの片腕として撮影監督を務め ハリウッドでは『ブロークバック・マウンテン』『バービー』『ラスト、コーション』を撮って来たロドリゴ・プリエト
ヴェネチア映画祭金オゼッラ賞を受賞、アカデミー撮影賞に4度もノミネートされている人だが、今回は演出に専念しているが、これを撮った人も素晴らしい
ラテン・アメリカ発祥の現実と非現実とが入り混じる幻想的な語り口"マジックリアリズム" と呼ばれるそうだが、私には 怪物ペドロ・パラモの奢りと悔悟を描いていて能の修羅能のような構成
これを初監督とは思えない重厚さで描いていて流石 アレハンドロ・イニャリトゥの片腕として学んで来た経験を感じる。
それにつけても、この大傑作がカンヌもベネチアでも見過ごされたのが信じられない。
そして明後日からNetflixで公開されるらしいが劇場上映が今日の1回だけというのが誠に勿体ない
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