「クリスマスムービーとしては合格」レッド・ワン ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスマスムービーとしては合格
さすがと言えるジェイク・カスダン&ドウェイン・ジョンソンのジュマンジコンビの手堅い映画作り。
誰もが知っている、しかももう何十作も作られたであろうサンタクロース映画をジュマンジ風ドタバタアクションとちょっぴりの感動で、観終わってあー楽しかった!以外の感想が出なさそうな、一家揃ってワイワイ観れる佳作に仕上がった。
世間で言うところのサンタクロースことニック、コードネーム レッド・ワン(ちょっと呼び名が多くて混乱する)がクリスマスに向けての準備をしている時、突然何者かに攫われる。
ニックの護衛をしている護衛隊長のカラムは、北極にある基地の位置を特定したとされるジャックの身柄を確保し、背景を聞き出すが、ジャックは単に頼まれて調べただけだ、と答えるものの、流れからニック探しの手伝いをすることになる。
主演はドゥエイン”ロック様”ジョンソン、賞金稼ぎのジャックにクリス”キャップ”エヴァンス、その他ルーシー・リューやJ・K シモンズなどなど、なかなかの豪華キャスト。
サンタクロース映画の一つの定番テーマがどうやってサンタは世界中の子供にプレゼントを届けてるの?という疑問をいかにそれっぽく映像化するか、そこに映画のイマジネーションの99.7%ぐらい傾けることになるんだと思うけど、そこは合格点はあげられると思うぐらいイマジネーション豊かに描かれてて、今の映像技術でうまく表現できている。ここの部分だけでも十分楽しい。
更にロック様主演でキャップまで居るとなればもうアクション展開は不可避。あっちこっちで派手にドンパチ、しまいにはビンタ合戦まで。こちらもなんだか分からんけどドタバタしてて楽しい。
このアクションが要所で入ってきて、ロック様の憂いやらキャップの家族愛やら盛り込んで、最終的にハッピークリスマス!となるみんなニッコリ展開。
だからなのかな、クリスマスに家族揃って自宅のテレビで観てね、なのかアマプラ配信がえらく早かった。
こういう映画は難しいことを言うのは野暮。楽しく観れたらそれでOK。