「「ひと晩で世界中にプレゼント配達」の謎が解決!(笑)」レッド・ワン 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
「ひと晩で世界中にプレゼント配達」の謎が解決!(笑)
いつの頃からか、物理的にもデカく、存在感のある役者としてドウェイン・ジョンソンが好きになった。彼が出ているのなら、ということで遅くなったが観賞してみた。
【物語】
カラム(ドウェイン・ジョンソン)はサンタクロース(J.K.シモンズ)の護衛責任者で、あらゆる危険からサンタクロースを守っている。サンタクロースからの信頼も厚かったが、ある歳のクリスマスイブが翌々日に迫った日にカラムは今年のクリスマスが終わったらこの仕事を離れたいと申し出る。ところが、その晩サンタクロースは何者かに拉致され屋敷から連れ去られる。直後に気付いたカラムは後を追うが、逃げ切られてしまう。
地道に働こうとせず、父親らしいこともできていないため、妻や息子に見放されていたジャック(クリス・エヴァンス)。 密かな特技は、依頼された人物の居所を突き止めるための情報を手段を選ばず入手し特定する凄腕の“追跡屋”だった。クリスマス前にレッド・ワンなる人物の居所情報入手を多額の報酬で請け負い、見事に情報取得に成功して提供していた。レッド・ワンこそサンタクロースであり、ジャックの情報を基にサンタクロースが急襲され、誘拐されたのだった。
カラムはイブの晩までに何としてもサンタクロースを救出しようと考え、サンタクロースが連れ去られた先を突き止めるため、追跡屋ジャックに協力を依頼する。ジャックはサンタクロースの存在を信じていなかったがカラムの頼みを受けいれる。 二人はサンタクロース救出に向かうが、誘拐の目的は世界の子供の幸せを奪うような邪悪な陰謀が隠されていることが次第に分かって来る。
【感想】
期待を上回るものではなかったけど、まあまあの面白さだった。
いまひとつだと思った点は、敵役の設定。
サンタを目の敵にする、あるいはサンタのしていることに対抗して自分の企みを実行する、そのあたりの理屈がイマイチ腑に落ちなかった。「なるほど!」とか「確かに、そういう気持ちも人間にはあるよね」的な納得感が薄かった。
一方、良かったのはサンタのプレゼント配りの仕組み。
ちょっと近代的でもあり、こちらの方は「なるほど、これならひと晩で世界中に配れる」と納得感あり。
伝統の「煙突から入る」あり、「煙突の無い家はサンタが来れない」という永遠の謎も解決!
エンタメとしてそこそこ楽しめるのと、
エンディングはクリマス気分を高揚させる、良い終わり方でした。