「すべての決断はチャンス」レッド・ワン uzさんの映画レビュー(感想・評価)
すべての決断はチャンス
公開がひと月ばかり早くないかい、『あわてんぼうのサンタクロース』かよ。
とはいえクリスマス映画は割と好き。
冒頭、子供の話からいきなり30年後、ジャックが怪しい動きをして、サンタがモールのイベント出て裏側見せて…
なんだかちょっと前置きが長い気が。
アクションやりたいんだろうけど、ジャックとカラムの合流までもまどろっこしい。
そのせいか肝心の救出作戦が駆け足気味で、スノーマンとかの敵は一回使い切りばかり。
途中クランプスのとこへは何しに行ったんだっけとよく分からなくなった。
白熊のみならずゾーイも闘うし、クランプスまで参戦しちゃうから、カラムの活躍が目茶苦茶薄い。
ジャックもトレーサー的な能力は活かされないし。
敵側の13人の息子は一人もキャラ立ちせず、魔女にも魅力や怖さを感じず。
そんで最後はサンタが吹っ飛ばして終わらせちゃうんだから興醒めです。
ジャックの息子も演奏会ブッチしてそのままかい。
期待したコメディ要素もほとんどなく、キャラも持て余し気味。
オモチャを実体化できるカラムの装備は面白かったが、便利すぎるためか大したことに使わない。
巨大ロボ出すくらいハチャメチャやってほしかったな。
締めの雰囲気はよかったが、あの方法とペースで一日で配り切るのは無理だろ。
デュラハンだなんだも出す必要を感じないし、サンタ周りは過剰に他種族(しかも架空)。
もっとシンプルにつくれないもんだろうか。
ビンタに怯えるカラムの表情はかわいかった。
面白キャラを並べたのに宝の持ち腐れ状態でしたね
ドームの対費用効果は最低でしょう、ってか何が目的だったのでしょうか、悪い子を懲らしめて反省させるため?
それなら、魔女が元の姿で髪を振り乱して「わるいごいねが~」って悪い子の家を回ったほうが効果ありそうです。
…私も汚れきってるオトナでしょうか。。。