レッド・ワンのレビュー・感想・評価
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スペクタクルなクリスマスにようこそ
「クリスマスを中止せざるを得ない」との字幕を観て、一瞬、心が躍ったのは私だけでしょうか。
それはともかく、サンタクロースというのは、かくも、アクティブでアクロバティックでエキサイティングであったのだろうか。「一晩で全世界にプレゼントを潜入配達するんだから、このくらいでないと」といわれても、本当に映像化してしまったら聖夜もへったくれもないw 音速を超えるトナカイさん達のなんと格好いいことか。
「北欧神話は幻想ではなく、むしろ隠されていたリアル」というのがコンセプトだったのでしょうか。サンタの国ではペンギンやら白熊なんかの動物達に加えてゴブリン・トロルといった寓話の種族も働いているあたりは、サンタの物語じゃ珍しくもないけど、我々の現実と並行させてみると、メン・イン・ブラックで観たような異世界との多様化社会のような感触を感じる。それが空想ではなく「隠されていた真実」という設定の面白さがキモの世界観なのか。だからこそ、人間社会と交わり人間様の主人公が依頼を受けて騒動を起こすストーリーが成立していると思いました。
お話の哲学は、「悪い子は許しません!」っていう敵方に対して、一方サンタは、「悔い改める心こそ清らかである」ということか。それこそがスノードロップの呪縛を解いた悔悛の力。聖夜もへったくれもないと書いたけど、その辺は神の御心に沿った教えを説かれた気がする。でもそこだけw
あとはまあ、七転八倒のアクションで意外な人物の助け船。最後にサンタ様の大活躍をご披露して、めでたしめでたし。重いテーマも鬱展開もない、サクッと痛快で「映画ってこういうのが良いんだよ」と言いたくなるポップコーン・ムービーだったと思います。うん、楽しかったです。
アップデート版サンタクロース、の護衛が頑張る雰囲気ムービー(褒め言葉)
♪クーリスーマスが今年もやーってくるー♪
そんな気分になる、少し早めのアドベント映画。全米公開は15日で、何故か一足先に日本で公開された。
あなたは子どもの頃、サンタクロースを信じてましたか?
ひとりのおっさんが一晩で全世界にプレゼントを配れるわけないじゃん。そんなリアリストだった ”元” 子どもたちに、この映画はなんと「サンタがどうやって一晩で全世界にプレゼントを配っているか」をきちんと見せてくれる。夢がある!
ちなみに私は小学校低学年までサンタを信じていたところ、その是非を巡ってクラスメイトと喧嘩になり、帰宅して親に確認したら悲しいカミングアウトを聞かされたという苦い思い出がある。
物語は準主役の凄腕ハッカー、ジャックの子ども時代から始まる。サンタを信じる友人たちに、親が納戸に隠したプレゼントを見せつけるジャック。かわいげないっすね。
彼は成長し、道徳的にいろいろどうなんだ?という感じのハッカーになり、闇バイト的にハッキングの仕事を請け負う。そして、どういうからくりかよくわからなかったが、サンタの居場所を発見してしまう。ユルい感じだけど、そこがいい。
ショッピングモールでの握手会(?)で子供と触れ合うなど、現代社会で活動するサンタのニック。そういうお仕事の人かと思いきや、彼は本物のサンタクロースだった。
彼に敵対するクリスマスの魔女・グリラは元カレのサンタ弟・クランプスと組んで、悪い子リストに載った子どもたちを全員スノードームに閉じ込めようと企む。全世界にスノードームをばら撒くには、ニックの能力とトナカイのソリが必要ということで彼らはニックを誘拐する。ニック探しに奔走する護衛のカラム。
ゾーイとのディールからカラムの捜索に連れ回されるジャックだが、信じていなかったマジカルワールドを目の当たりにし、真剣にニックを守ろうとするカラムと行動を共にするうちに少しずつ言動が変わってゆく。人を信じるなと息子に教え込むほど人間不信だった彼が、やがて闘うカラムを助け、息子や自分の素直な心と向き合うことで、スノードームの呪縛に打ち勝つ展開は王道。
終盤、ニックの目に映るジャックが子供の姿で息子と話している場面は想定外にジーンときてしまった。大人は子どもの夢を守ってあげる立場だけど、大人もみんな心のどこかに、子どもの頃のままの純粋な気持ちが残っている。
サンタクロースは子どもだけでなく、素直な気持ちを持ち続ける大人にも夢と愛情をくれる存在なのだと思えた。
ジャックにハッキングを依頼したテッドを見つけたくだりはちょっとかったるくて、別にテッドなしでグリラ一味が匿名でハッキング依頼したってことでいいじゃんと思わなくもなかった。テッドもあんまりキャラ立ちしてなかったし。ナイスバディお姉さんがたくさんいたのと、ちっちゃくなったドウェイン・ジョンソンやアナ雪オラフの親戚かと見紛う(嘘です)マッチョスノーマンを見られたのはよかったが。
キャラ立ちといえば、白熊にももうちょっと活躍してほしかった。
クライマックスで一瞬出てくるルーシー・リューのアクション! 1秒くらいしか見えなかったんですけど! もっと見たかった、もったいない。
そんなツッコミどころはあるものの、お子様から大人まで安心して気負わず見られて、クリスマスソング満載でイブまでのひとときを盛り上げてくれる、明るく楽しい雰囲気映画。細かい辻褄や人物描写の深みどうこうをこの手の作品に求めるのは筋違いというもの。
余談
① クランプスというのは、聖ニクラウスに同行する存在としてヨーロッパ中部に伝わる伝説の生物の名前だそうだ。アルペン地方では12月5日(聖ニクラウスの日の前夜)に、地域の若者がクランプスの扮装をして子どもを怖がらせながら表を練り歩き、親の言うことを聞くように、勉強するようにと諭すという。なまはげ的な風習だ。
② 赤い衣装のサンタクロースに加えて白熊キャラ(CGよくできてる)まで出てくるといよいよコカ・コーラ感が強いが(サンタの衣装が赤で定着したのはコカ・コーラの宣伝による。1920年代からポーラーベアを広告起用)……たまたまかな、多分……。
③ 最後に。サンタクロースは実在します。カナダに手紙を出したら返事をくれます。手紙を出すのが面倒という方、フィンランドのサンタは、2,200円払えば手紙をくれます。
アクション映画にくるまったクリスマスファンタジー
コードネームで分類されるサンタクロースの1人が何者かに誘拐され、サンタクロース護衛隊長と賞金稼ぎがタッグを組んでサンタ救出に乗り出す!?夢を見られなくなった世界中の子供たちに夢を届けるために!!
今や、クリスマス映画、中でもサンタクロースものが正攻法では作りづらくなった時代に、現役最強のアクションスター、ドウェイン・ジョンソンは製作と主演を兼任して、とてつもなく新手のクリスマスムービーを作ってしまった。最大の勝因は、『ブラックアダム』('22年)の製作を担当したハイラム・ガルシアの原案と、その原案を脚本に置き換えたクリス・モーガン(『チャザム! 神々の怒り』'23年ほか)の、表層はドウェイン・ジョンソンのスーパーアクションムービーの形態を取りつつ、あくまで基本はクリスマスファンタジーの夢と希望を傷つけてないところ。サンタクロースにまつわる様々な謎にもきっちりと答える等、細部の描写にも怠りはない。
公開時期が1月以上早かったけれど、もはやクリスマスムービーという表現自体が死語になりつつある今、ザ・ロックのファンはもちろん、親子で見て欲しい2024年のシン・クリスマス映画。父親の復権を目指す世のお父さんたちは是非!
オールドスクールを踏襲したほんのり懐かしいクリスマスコメディ
古臭いけど、古過ぎもせず、80年代から90年代前半くらいの能天気なハリウッド映画のフォーマットを踏襲したクリスマス映画。ちゃんと映画の最初に出演者やキャストのクレジットが流れ(クリス・エヴァンスの登場カット(背中だけど)にちゃんと名前がかぶる実直さ!)、ファミリー映画としてピンチもさほど深刻にならない親切設計。物語の展開も演出も、なにか突出してるわけではないが、クリスマス前にテレビ放送されては、子どもの記憶にほんのりと残っていきそうな作りになっていて、この企画としてはとても正しく、同時に親世代に懐かしさも提供してくれる。
クリス・エヴァンスの鍵をチョロまかすスキルが後半まったく生きてなかったり、最初と最後の関係性が同じというのももったいないので、ロック様がサンタを襲名する話でもいいんじゃない?とかもったいなく思ったりするところもあるが、それも許せるくらいの温度感であり、あるかどうかは知らないが続編に持ち越してくれるかもと期待しています。
ワンダーウーマン
クリスマスに観るバディ映画
世界観は好き
クランプスやグリラなど、サンタクロース以外の伝説をうまく世界観にとりいれている点がよかった。
ストーリーは特に印象に残るところはないが、クリスマスに「悪人が改心して善人になる物語」というのは伝統なんだろう。
こういったクリスマスに定番の物語や、「1年間良い子だったらサンタがプレゼントをくれる」というイベントは、1年間を振り返り、また、来年度に向けて気持ちを新たにする、という機能があることにきづいた。
個人的にはサンタのデザインはでっぷりとお腹が丸い体型がよかった。サンタのモデルになった聖ニコラウスは特に太った体型をしていないが、現代では太った体型として認知されている。この変化は、アーキタイプ的な何か普遍的なイメージが人類に共有されているからなんじゃないかって気がする。
日本だと「福の神」とか「オオクニヌシ」とか「大黒天」といった、大きな袋を背負い、福をもたらす神が、サンタに重ねあわされているのではないか。
悪い子リスト
すべての子供達に観てもらいたいハッピークリスマス作品。
私はサンタクロースは信じていた。
ミルクとクッキーではないが、似顔絵を2段ベッドに貼り付けてワクワクしてた。
いつからサンタは来なくなったのか…たぶん日本ではサンタが親になり、恋人へと進化するのかな。
そんなサンタクロースの話。
本当にサンタはいるのか?
ショッピングモールで子供と楽しく話すサンタさん。
実は本物でした。アホYouTuberの乱入で場は一度は乱されるもドウェインジョンソンさんのひと睨みで怯えて即退散。そんな睨みをよそにサンタに目を輝かす子供達の胆力よ…
内容的には魔女に辿り着くまでの道のりや魔女とのバトルが少し薄味かなと?
しかし、サンタは本当にいるんだ!こうやってプレゼントを配ってるんだ!本当にクッキーとミルク食べてくれてるんだ!と子供の頃の疑問をミッションインポッシブル的にこなしてくれるサンタクロースにワクワクが止まらない!!
あんな、最新型装置で雄々しいレディーストナカイズと筋骨りゅうりゅうなイケメンサンタ、同じくマッチョイケメン護衛と補佐のコボルト達がやってくるなら364日分のミルクとクッキーを捧げよう。
たくさんのキャラ達がサンタ基地を支えてるのでそっちにも送る。
ゾーイやシロクマ達の活躍をもっと観たかったなぁ。
あと、ジャックの仕事が謎に謎。
しかし、サンタのプレゼント術と弟の可愛いツンデレが全てを中和してしまう。行動により悪い子リストから外れた子供がいるんだよ。
決して字幕厨ではないのだけど、アニメもそれなりに観るのでメインにアニメの座長やメインキャラが多い声優さんが出てくると、どうもそっちに引っ張られてしまうのでエンタメ作品の吹き替えはなんとなく避けてしまう。
集中力を鍛えねばなぁ。
たぶん私も悪い子リストから外れたと思うので来ておくれ。ニンテンドースィッチでお願いします。
子供向け?
クリスマスイヴに観れば良かった‼️
新たなクリスマス映画の一本
唯一無二のサンタクロース
予告を見て面白そうだと思い鑑賞。
内容としては、何者かに誘拐されたサンタクロースを救うため、サンタの護衛隊長であるカラム(ドウェイン・ジョンソン)と、サンタの誘拐に知らずに関わってしまった追跡者で賞金稼ぎのジャック(クリス・エバンス)が手を組み世界中を飛び回るという物語。
サンタクロースの物語を、上手くアレンジした内容でアクションもそれなりにあり、登場するキャラも面白く家族で楽しめた映画でした。
またサンタの救出だけでなく、ジャックの親子の絆(実の子に対して)が修復していく過程も描かれているなど、家族の絆も描かれた映画なのかなとも感じた作品でした。
映画のラストで、救出されたサンタクロースが世界中の子供たちにプレゼントを配るシーンは、とても良くて子供たちがプレゼント見て喜ぶ笑顔がステキでした。
クリスマスに、こういう映画を見るのも楽しくていいかなと思った作品でした。
サンタはアスリート!?…
恰幅な老人ではない!一晩で世界中の子供たちにプレゼント配るなら、こちらの方が現実的かもしれない。発想が面白かった。弟もいるなんて!?サンタを支えるチームがあって、国家レベルで協力しあって、全てはクリスマス一日のために動いている。改心はやっぱり大事、クリス・エヴァンスは適役だった。
肉体派サンタかっこいい!
サンタが実在する世界の話。
マッチョなサンタがかっこいい!
サンタを見つけるまでの展開はやや冗長に感じたが、大筋はちゃんとしたクリスマスムービーになっていて、クリスマス前に見ればよかったと後悔。
サンタがアクロバティックにプレゼントを配るシーンが楽しいし、最後主人公が見る光景には思わずグッと来る
ワンパターン まあ、時代時代で作っていけばいいよ
アメリカでは、いかついおっさんは子供に人気があるようです
なので、クリスマスの子供映画にもよく主役をやる
でも、日本の子供に需要があるんだろうか?
かつてヴィン・ディーゼルのクリスマス映画はガラガラだった
今回は、日本でも興行収入は良いようです
ドウェイン・ジョンソンは、子供映画によく出ているので、認知度は高いのかな
子供は大人に連れていってもらうから、実際はどうなのかな?
子供達は面白かったのかな
聞いてみたいな
はっきり言って、使い古された設定
表立っては、童話や宇宙人はいるのかいないのか分からないけれど、実は・・・
というやつです
ある程度、映画を観ている人間には既視感ありあり
なので、あとは演出とキャラクターで押し切るしかないわけで
まあ、若い人にはな
こういうのがお初なら面白かったでしょう
”君の名は”みたいなものです
お初なら感動する
つまり、もう自分は年寄りということですね
なので、家族でお出かけついで観るにはちょうどいいけど、映画好きが一人で行くようなものでは無い
アマプラで観れてよかった
いや、わざわざ観んでもいいかな
ゲームの単純作業をやりながらの時間つぶしにちょうど良かった
配役は豪華だったので、お得感はありますね
懐かしかった
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