「【”男の器”地熱発電所建設を任された金太郎が、色々と奮闘するお話。政財界のフィクサーを演じた本田博太郎さんが、良い味を出しています。金太郎は今作でも男女に関係なくモテモテです!】」サラリーマン金太郎【魁】編 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”男の器”地熱発電所建設を任された金太郎が、色々と奮闘するお話。政財界のフィクサーを演じた本田博太郎さんが、良い味を出しています。金太郎は今作でも男女に関係なくモテモテです!】
<Caution!内容に触れています。>
■第一作目は、ヤマト建設を牛耳ろうとする極悪社長を演じた橋本じゅんさんが、大変すばらしい悪役振りで、その企みをぶち破った金太郎とその仲間達の姿に、カタルシスを覚えたモノである。
今作では、極悪男だと思った政財界のフィクサー、三田善吉を演じた本田博太郎さん(「京都人の密かな愉しみ」でファンになった。あの、ねっとりとした話し方が好きである。序に言うとお若い時の写真を見ると、物凄いイケメンである。)が、実は日本の先行きも考えて、敢えて地熱発電所建設を反対させて、日本国民に”原発と火力発電だけでは駄目だ!というメッセージを出そうとしていた”という流れが、少々強引であるが、説得力はあるなあ。
金太郎は、今作でも工事に反対していた人たちや三田を、その真っ直ぐで信念を貫く姿で魅了していく。この作品は金太郎のキャラクターで成り立っている事が良く分かるのである。
尚、まだ、ベトナムに出向させられた鷹司(城田優)が、じゃじゃーんと控えている。あの全て木で作る壮大なプロジェクトの話はどうなったのかな?第三作はあるのかな?
それにしても、今作は大手ゼネコンが協力しているが、ゼネコンって今でもちょっとミスすると、一時的に海外の子会社に出向させて、ほとぼりが冷めたら本社に戻すなんてことをやっているのかなあ。
<次作では、今作でも描かれた下請け法違反(下請け業者に工事代金を払っていなかったって、その事が明らかになった時点で社長、会長は馘でしょう!コンプライアンス緩いなあ。)などを含め、是非とも、金太郎に大手ゼネコンの闇をぶち壊し、働き方改革を進めるアツい話をお願いしたいところである。以上!>