劇場公開日 2025年3月20日

「映画というより「白雪姫体験ツアー」をしてる感じ」白雪姫 〓〓〓さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画というより「白雪姫体験ツアー」をしてる感じ

2025年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

で、そう思った理由

●衣装の色がダサい。なんであんな原色の青と黄色なんだ
→ コスプレに見える

●キャラの言動に中身がない。
どういう思いを抱えてどういう目的で行動を起こすのか? 誰もそれを示さず、ただ白雪姫のストーリーを追うためだけに用意されたようなセリフを喋るキャラしかいない(白雪姫含め)
→ 全員アトラクションの舞台装置になっている

(なんなら魔女に感情移入してしまう。なんか孤立してて寂しそうで可哀想だった)

●画面がちょっと退屈。いや要所要所は綺麗なんだけど、リトルマーメイドの実写の映像の楽しさと比較すると見劣りする。地味。街とかセットすぎるし

【ここ大事】
レイチェルゼグラーかわいい!
歌上手い! 表情とかコロコロ変わって可愛くて見てて飽きない! 水に落ちた後の表情がマジで魅力的!

あと白雪姫に見えない。
その衣装も悪いんだけど白雪姫のキャラが見えてこないので感情が入らない。主演に実力があってもどうしようもないレベル。だから最初に書いたようにレイチェルゼグラーが楽しそうに白雪姫体験ツアーをしている、という見方になってしまう

◆ついでに
小人の「おとぼけ」の描写が気に入らない。おとぼけは落ち込んだりしない。酷い目にあってもずっと笑ってるようなキャラだ。何にも理解してなくて皆についていくのがやっとなのがおとぼけの愛らしさだ。あれじゃただのいじめられっ子やん あとイケボすぎ
ナレーションやってたのが彼だったってオチは好きです。

※脚本は崩壊してません(ボロクソ言ってるけど)
魔女と白雪姫の関係性とかラストの名前を言うシーンとか目覚めのキスの必然性とか、説得力を持たせるための脚本作りはちゃんとされており感動する部分もある。でもちょいちょい説教くさいセリフが放り込まれてたり要所要所で「それおかしくない?」みたいなところがちょいちょいあってちょいちょい現実に戻されることがちょいちょい。まさに毒リンゴにも薬ンゴにもならない作品と言ったところか(超絶面白ギャグ)

嫌いではないです。こういう不器用な作品は愛おしいのです。レイチェルすこすこ親善大使

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