「レイチェル・ゼグラーさん関係なく・・・。」白雪姫 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
レイチェル・ゼグラーさん関係なく・・・。
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レイチェル・ゼグラーさん主演の実写版「白雪姫」です。
白雪姫はグリム童話の古典のほうが印象強くて、実はデズニーアニメ版は通しで観たことありません。ですから、私自身は傑作と呼ばれるアニメ版と比較して、粗探しをする様な立ち位置ではないのですが・・・正直、駄作でした。
この厳しめの評価は、特に「主役のミスキャスト(失礼)」や「レイチェル・ゼグラーさんの過去の原作アニメに対する否定的発言」などとは全く関係なく、杜撰な脚本、演出から由来してます。
挙げればキリがないし、面倒なので詳細までは書きませんけど、何の伏線も必然性もなく目に飛び込んでくる場面、光景に、頭の中に「?」が並ぶことに。
「白雪姫」の行動だけでも不自然な辻褄合わないのがあります。順不同。
・盗賊に食べかけみたいなパンを与える。何の意味が?寧ろ失礼でしょ。
・地味なお手伝いの服から「お馴染みの白雪ドレス」に着替えてお出掛け。
・かなり上手い乗馬。いつ練習した?
・赤マント、いつ、なぜ用意した。
・あの勝気な性格で毒リンゴを疑わず食う(笑)。
シナリオ改変するのは別にかまわないですけど、変えたら変えたなりにキチンと前後が繋がる様に伏線はらないといけません。
特に最後の毒リンゴは、「白雪姫の定番のシーンだから疑わず食う運命」みたいなやっつけ仕事の典型です。ここに必然性を持たせるのがプロの脚本家の技だと思うんですけどね。
レイチェル・ゼグラーさん云々とかいうレベルにも達していない作品と思いました。
では。
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