「期待度○鑑賞後の満足度◎ 64歳のオッサンを4歳(?)に戻してくれました。でも結末が分かっているのに泣けてしまうのは何故でしょう?」白雪姫 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度◎ 64歳のオッサンを4歳(?)に戻してくれました。でも結末が分かっているのに泣けてしまうのは何故でしょう?
①話は1960年代の子供向けではなくチャンと2020年代の子供向けになってました。
②『Wicked』を観た後はサントラを聴く気にはならなかったのに、今回は鑑賞後の運転中に其まで聴いていたレディ・ガがの 『MAYHEM 』を中断して本作のサントラをSpotify で聴きました。
これからもどちらのミュージカルが私の好みか分かりますね。
③ガル・ガドットはキャリア最高のはまり役かも?(『ワンダー・ウーマン』以上に。)
ただ、歌声が可愛すぎてミュージカルシーンは熱唱だがやや迫力に乏しい。
④ジョナサン役の新人(?、でもトニー賞のミュー主演男優賞を獲っている実力派だし、ブロードウェイの舞台で『Camelot』のアーサー王役でノミネートされているのでミュージカルでも実積あるんですね。『Wicked 』のジョナサン・ヘイリーよりイケメン度では落ちるけれどもにやけた金持ち息子役よりは好感が持てる。
※で、ついでにジョナサン・ヘイリーのプロフィールを調べたらローレンス・オリヴィエ賞でミュージカル部門でノミネートされてる舞台では実力派なんですね。
ゲイであることを公言しているので、LGBTQ,+サポーターである私としてはちょっと好感度アップ。
⑤「ハイ・ホー」は、1930年代~1950年代のハリウッド製ミュージカル映画黄金期の香りを今に残す曲だが、21世紀に聞いても古い感じがしないの流石。
⑥もっと若くてもっと皮肉屋だった頃は、誰かが書いていた「『白雪姫』の王子は死体にキスする屍体愛好者で、生き返った白雪姫はゾンビ」なんて記事に笑ったものだが、本作でも“白馬の王子様”なんてのが出てこなくて良かった。
この歳になると、自分も「男」だから「男」というものが解っているから、“「男」に期待すること自体が間違っている”、と判るのだけれども、若い時は分からないでしょうね。
⑦本作のテーマを素直に信じていた頃に戻りたいし、現代の子供達にも信じ続けて行動してほしいと切に願います(私が行動出来なかっただけに)。もっと良い世の中になって貰えます様に。
⑧“♪Mirror, Mirror on the Wall~♪(ダイアナ・ロスの歌に有りましたね) 世界で一番カッコいいのは誰?”はい、あなたです”って一回言ってほしいけどね。