「自分次第」世界征服やめた Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
自分次第
「自分は誰からも必要とされていない」と自分の無力さを感じている会社員(彼方)の心情の変化を追うストーリーになっています。
彼方が見ている世界は白と黒の無機質な世界で、職場は終業チャイムと共にゾロゾロと全員が整列して帰っていく。萩原利久さん演じる彼方の血を全部抜かれたような覇気のない佇まいが良かったです。
社会の何かに矛盾を感じたり、日々同じことを繰り返して無力を感じてしまう自分を打開していくプロットは最初は分かりづらい部分もあったけど、最後には明確になりました。
監督・脚本・企画を務めた北村匠海さんが主題歌である「世界征服やめた」にインスパイアされて製作したという作品なので、曲の歌詞を読むのもこの作品の理解に繋がると思います。
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