世界征服やめたのレビュー・感想・評価
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感じ方がかなり分かれそう?
主演の萩原利久くんの演技をみたくて、映画を観に行きました。映画というよりは、MVに近いのかな…。映像は素敵でした。
萩原利久くん、藤堂日向くん素晴らしかった。
自分の思い描くものを映像化して、一つの物語にするって難しいことなんだろうなと感じました。
世界征服やめた
北村匠海は好きです。が、、、
DISH//の北村匠海に触れないようにしている理由が濃縮されている作品でした。この作品も観念的で具体性がない。まるで死にたいと思っている自分に陶酔しているように感じました。
北村匠海が評価されているのは表現力であって0を1にする仕事に関しての評価はない。(DISH//の作詞作曲についてもメジャーレベルには程遠いと認識している。)
この映画もこれほど大きな映画館で公開できるレベルのものではないと思いました。
見終わった後、ファンビジネス‥という言葉さえ頭によぎるほどでした。
俳優の北村匠海は好きです。歌唱する姿も好きです。クリエイターへの憧れがあるのも分かりますが、この映画を見ると全てが浅いなーが感想です。
世界征服やめるのやめた
日常に嫌気が指してる若者の心の声を描いた作品です。
PERFECT DAYSという映画と日常を見つめるという点で共通点を感じますが、それへの向き合い方は全く逆のように思います。
人生に幸せを見出せるのか、何も変わらない日常に諦めながら生きるのか。
これらの映画からそんなことを問いかけられた気がしました。
少し考えさせられる作品でした。
次回を期待するのみです。
主演萩原利久くん、監督北村匠海さんなので楽しみに観に行きました。
初監督作品だからか、映像が観にくく、大学の学祭で観たら拍手喝さいだけど、まだ商業ベースに乗せるレベルではないと感じました。
でも、俳優、歌手に続き、監督にチャレンジする彼の次回作があるなら、キャスト関係なくまた観たいです。
今作は、利久くんが出ずっぱりだったので、その点で満足しました。
この映画を観て、今の若い方々の絶望感をすごく感じました。
確かに、政治は機能していないし、将来は不安だらけだし、欲しいものやしたいことはたくさんあるけれどできないし、生きていて明るい気持ちになれないのは理解できます。
世界的に見れば、日本はめちゃめちゃ恵まれている国なので、1回ひとりで海外に出て見聞を広めてみては?というアドバイスは、いらないでしょうね。
世界征服はやめて正解。
幸せに生きる道は、他にたくさんあります、きっと。
まずは、仏頂面を止めて、笑顔で周りの人へ挨拶してみてはどうかなと思いました。
サラリーマン舐めんなよ
今後に期待
内容はまとまってはいた。伝えたい事は分かった。
映像のレベルが低く感じた。手ブレが凄い。
一緒に観に行った匠海ファン曰く、リスペクトしている映画監督を模したのではとの事。しかし、ビデオレター風とか、レトロ感とか、ホラー映画で撮影者も登場人物の一人とか、意味のある手ブレなら良い。しかし本映画でそういった手ブレ感を出す必要があるのか?個人的にはないと思う。
手ブレは冒頭ほど酷く、最後の方になると治まっているので、撮影中に上達したのかな?と思ってしまった。
とあるシーン、ほぼ固定の映像だが、人物の動きを追って微妙にズレる。これも意図のある動きではなく、スマホで撮影していて意図せず追ってしまったような動きで、ズレたのを戻そうとする動きも感じられる。
他にも節々に素人撮影感、素人編集感が感じらた。例えるなら、普段映画を撮っていない学生たちが思い出作りの為に頑張って作った映像だった。学生映画部ならもっと上手く作れると思う。
こういった素人撮影風を意図して出しているのか…?そうだとしたらセンスが無いと思う。映像の雑さが気になって、内容に集中できなかった。
意図してでは無く、技術や資材が足りなかったのだと思いたい。
いつか世界に通じる匠海の映画を見てみたい。
難しいけど...
曲(元ネタ)を軽く聞いて映画館行ったけど映画見終わった後の『映画見た!』感は残らなかった
でも帰り道、
あのシーンは何を表現したかったんだろう...多分こうかな?いや、こうかな?と『表現を自分なりに理解したい』という思いが強くなり、インタビュー記事とか他の人感じ方とかたくさん見てから、自分なりに腑に落ちました
今までは映画見ている時の感情だけで終わることばかりだったから新鮮だった(笑)
星野は彼方の憧れで対照的な2人
自分よりポジティブに見えていた星野の死を受け入れられない彼方の心とそれでも変わらない現実世界を同時に表現しているのかな、と
もしくは生霊的な説もあるのか?自死を選んだけど現実世界に名残のある星野を表現
自分の人生にどんな大きなことがあっても世界は自分中心で回っていないことを実感して怒る居酒屋
自分中心で回せたら(そんな気持ちを持てたら)自死にら繋がらなかったはずなのに
みたいなことをぐるぐる考えさせられる段階でこの映画の影響力はすごいなと思い高評価にしました
あと、不思議な世界観でセリフのある人物も少ないけど、さすが役者さんがうますぎました。最後まで思考をめぐらせながらもハラハラさせられた。存在してる人に見えた。
ただ、難しいのは間違いない!笑
原案の10倍長いPV
家を出る前に原案の曲を聴いてみて、他責的で青臭い主張に嫌な予感がした。
まず、星野の正体について隠す気があったのかが疑問。
スーツもネクタイも一緒だし、主人公としか会話しないし、出社時に鞄すら持ってない。
逆になんでシャツだけ違ったんだよ。
静止したモブ、一斉に機械的な動きをしたり主人公を徹底無視する社員…
主人公の孤独や思考停止で流される様、無関心な世相などをカリカチュアライズしてるのは分かるよ。
でもなんだか、サラリーマンを馬鹿にしてるように見える。
しかも序盤にちょろっとやって終わりだから尚更軽く感じてしまった。
“星野”を殺すことや、「世界征服やめた」に繋がるキッカケもまったく描かれない。
「やめた」の前にやろうともしてないしね。
終盤は結局星野によるポエトリーリーディング。
原案では「創作を続ける」というラストなのに本作は「日常を続ける」なのも如何なものか。
「朝から元気ないぞ」の後に街灯がついた夜の風景に繋がったのは何か意味があったの?
ダラダラやらずに50分で纏めたのはよかったが、それでも最後は冗長で、屋上で終わりでよかったのでは。
30代ならまだしも、せいぜい新卒に毛が生えたように見えるし、その悩みは早すぎるよ。
いや、勿論悩みや受け止め方はそれぞれだけどね。
ただ、あんな拗らせた中学生みたいな思考をしてたら、悩んでるのは周りの方なんじゃないかな。
演技は良かったけど、内容がまったく刺さらず。
6分程度の原案がYouTubeで見られるし、そっちでいいんじゃないかな。
募金して寝た夢見た方が面白い話見られる
2025年劇場鑑賞45本目。
エンドロール後映像無し。
50分しかないのに1600円均一だから会員割引使えないので割高な割に、話が全然進まなくて50分の尺でやる演出じゃないな、と思ってたら終わってました。
北村匠海は役者としては好きなのですが、俳優にサラリーマンの毎日が退屈で意味のない人生と言われちゃうとめちゃくちゃ腹立つんですよね。主人公の萩原利久につきまとう、「お前暗いな〜 なんかゲームしたいな〜 よーしじゃんけんやろうぜ!」と話しかけてくるヤベェ同僚も実在するんだかイマジナリーフレンドなのかよくわからず、最後に世界征服やめるらしいんですがそれもよく分からず(意味は分かるけどどうしてそう思ったのかピンとこない)、迷路から出たくて交差点を左に曲がり続けたら四角く同じ区間を回るだけだろ、と思ったり、出ていく前を歩いていたご婦人も「意味分からんかったね」とご主人に話しかけている映画でした。寝てたほうが面白い夢見られたな!
為さねば成らぬ
気づけばサラリーマンになっていて、自分の存在意義を感じられない男と、飄々としているけれど同じ様な日常を過ごしている同僚の話。
元となった曲もラッパーも知らずに観賞。
バイトか非正規社員の主張ですかね?
ネガティブな思想も疲れきってではなく、余裕があってに感じるし。
起業している人と比べたらサラリーマンは気楽だけれど、それでも色々ありますよ。
二人とも何もしていないのに根拠のない自信と承認欲求は立派な人にしかみえなかったけれど。
言われた通り左に曲がったのにと言ってるヤツに、征服出来た世界があったとしても転覆必至じゃないですかね。
言いたいことはわからなくはないけれど、サラリーマン歴がそこそこ長いオッサンには、何もしないのに嘆く人にしかみえなかった…ってマジメかよ!
タイトルなし
好きなラッパーの動画のコメント欄で、名前を挙げる人が多かったから…というきっかけで元々聴いていた不可思議さんの曲。
その曲がモチーフということで楽しみにしてたんですが…
曲と、私の思う不可思議さん像について解釈違いが起きて、途中で数度パニックに。
「友達が“世界征服したい”っていうなら、履歴書もスーツも捨てる(ついていく準備はできている?)」という旨のリリック。
それは自分から何かをする勇気はないけど、何かはしたい。そんなアンバランスさにジレンマを抱いているような人物を想像してました。
彼方くんは、とっくのとうにジレンマも捨ててきたみたいな、完成された世捨て人な印象。友達の世界征服に付き合おうとしてた時期はあったのかい?
居酒屋のシーンあたりから、曲と照らし合わせて観るのは諦めて、これは北村匠海くんが、「もし不可思議さんと会えたら、こんな話をして、こんな事を言ってもらいたかった」ってことを描いたのかな?と解釈しながら見てたら、不可思議さんを投影したと思って見ていた友人が、自死を彷彿とさせるシーンがあり、ここでもわたしはパニックに。
あれ???たしか不慮の事故だったよね????と、見ててめちゃくちゃ苦しくなったり。
友達の子について、彼方の「なりたかったもう一人の自分」みたいなものかとも思ってました。同じ服着てるし。仕事行ってるはずなのに手荷物ゼロだし。最初、じゃんけんの全然勝敗決まらないし。
だから、「明日は俺が死ぬ日」と言われた時、いよいよ、彼方が、なりたい自分には絶対になれないと宣告された日のように感じて、彼方くん、君もいよいよ死んでしまうのか…と。
結果的に生きててよかったけど、解決はなんっにもしてない。
解決は何にもしてないことが、話の本筋なんだとも思うが。
「この曲に救われた」と言っていた北村匠海くんの“救われた”の種類が、「背中を押された」とか、「夢を持てた」じゃなく、「諦めを肯定してもらえた」と感じ、
多感な10代の頃にその域に達してしまった人生を想うと、ファンでも何でもないが苦しくならずにはいられなかった。
この文を書いていて、自分は昔、好きな映画監督のことを理解したくて、その人の作品を立て続けに見ていたことを思い出した。
北村匠海くんのお人柄を知るにはとてもいい映画なのかもしれない。
本編にはほぼ関係ないですけど、壁を右手か左手にして歩き続けると、ホテルとかでかいビルではだいたい非常口にたどり着ける、って裏技ありませんでしたっけ???劇中にでてきた、「交差点を左に曲がり続ける」はそのメタファーなのかな。
自分次第
「自分は誰からも必要とされていない」と自分の無力さを感じている会社員(彼方)の心情の変化を追うストーリーになっています。
彼方が見ている世界は白と黒の無機質な世界で、職場は終業チャイムと共にゾロゾロと全員が整列して帰っていく。萩原利久さん演じる彼方の血を全部抜かれたような覇気のない佇まいが良かったです。
社会の何かに矛盾を感じたり、日々同じことを繰り返して無力を感じてしまう自分を打開していくプロットは最初は分かりづらい部分もあったけど、最後には明確になりました。
監督・脚本・企画を務めた北村匠海さんが主題歌である「世界征服やめた」にインスパイアされて製作したという作品なので、曲の歌詞を読むのもこの作品の理解に繋がると思います。
題材曲聞かずに見たのですが
世界征服をやめない
映画としての良さは正直、分からなかった。
ただ50分という、映画にしては短い尺にしたのは正解だと思う。
飽きることなく、飲まれることなく見終わることが出来た。
鬱々とした日々を淡々と、でも少しずつ確実にすり減らしながら生きる彼方と星野。
毎朝同じ場所で待ち合わせ、同じ場所で別れる。
一見楽しそうに見える星野の心の穴は始めからぽっかりと空いて見える。
最後の「人のために生きなさい」と両親に言われ、そうしてきた というような台詞から読み取れるように、星野には常に苦しそうな彼方よりも抱えているものがあった。
ただ、こういう性格の人は基本、何も言わず普通に別れてそのまま飛び降りた、というオチになりがちなところ、彼方に「明日はなんの日だと思う?」「俺が死ぬ日」と言うシーンは衝撃的だった。
ただ彼方にとってはいつもの彼の軽い言葉だったのだろう。
居酒屋で1人目覚め、いつもの道で笑っている星野を見た時、たまらなく苛立って罵った。
いつもみたいに何か言えよ、と言ったのが最後だった。
言ってしまった後悔からか、罪悪感からか、反対の道を行く星野を振り返る彼方。
でも彼は相変わらず飄々とけんけんパをしていて、心配して損した、という表情を浮かべて家路を行く。
星野は宣言通り死んでしまうし、世界征服をやめてしまった。
ここでの 世界征服 をどのように捉えるかは見る人によって違うと思う。
何一つ掘り下げることなく表面だけが広がる物語に若干の浅さは感じつつ、伝えたいことだけを伝えた、というような感じがしてそれはそれでいい。
あと、萩原利久目当てに見たのですごくよかった。
真っ黒のスーツに身を纏ったスタイルの良い彼は、不思議なほどこの映画に溶け込んでいた。
言葉こそ少ないものの、感じているものはちゃんと伝わってきた。
ありがとう、北村匠海
好き嫌いが極めて激しくなる作品
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