「イマイチ刺さらなかった」小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜 しーぷまんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0イマイチ刺さらなかった

2025年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作未読でアニメシリーズは1期、2期ともにリアルタイムで視聴済みです。
漫画はちゃんとは読んでないんですが今回の映画化されたエピソードについては軽く予備知識を入れてから鑑賞しました。

結論、悪くはなかったんですが、
テレビアニメシリーズにあった、
「ゆる〜い日常系」という側面と、
「その日常の中でトール達ドラゴンが小林さんをはじめとした人間から"気付き"を得る(+時に小林さんも気付き、成長する)」
というこの作品の魅力の一つが薄れてしまった印象でした。

確かにキャラクターが成長したり、
序盤に提示された「問い」に対して終盤、各々が「回答」を見出すという展開はあるんです。

ですが個人的に好きだった「年齢のわりに達観した小林さんだからこそ提示できる(+得られる)哲学的な問答」じゃなくて、
ストレートな「絆」の物語になっています。
原作でもこのエピソードは大筋はこんな感じだというのは百も承知なんですが、
だからこそ「12話のうちの3〜4話として観たかった(前述した「哲学的な問答」や日常系コメディの合間に挟まれるシリアスな1エピソードとして観たかった)というのが素直な感想でした。
「銀魂」のたまに複数話使ったシリアスエピソードも味変として良い味出してるからコメディとゆるい日常の単話が輝く…みたいな?

ただし、それでもラストのシーンとエンドロールでは(泣く程じゃないけど)涙を誘うものがありました。
小林幸子さんのエンディング曲も良かったですね。
fhanaさんのオープニングも「これぞメイドラゴン」って感じさせてくれるオープニングに仕上がってたと思います。

総じて「悪い作品じゃないけど個人的な好みの"構成"じゃなかった」って感じです。

しーぷまん
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